「テッパチ！」2話国生と荒井の将来を賭けた体力テストと、それぞれの事情

国生はもう自衛隊を止めようとしていた。しかし八女に「ここでは誰もお前を見捨てはない」と言われ、

 

また部屋に戻ってくることになった。しかしやはり荒井の中は良くなく、今度の体力テストで、負けた方がここを去ると言う約束をした。

 

たまたまその話を聞いていた馬場。彼にとっては相棒である国生と、仲間である荒井が競い合って止める事は心苦しかった。

 

似たもの同士の争い合い

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体力テストに向けて、通常の訓練と、トレーニングが重なりあった。荒井と国生は、どちらかがいないと探して

 

自主的にトレーニングに励んでいた。しかし馬場は複雑な気持ちだった。これでどちらかが負けたらを去っていく。

 

せっかく仲間として、めぐりあったのに、争いあって止めてしまうのは違うと思っていた。

 

しかし、それを知らない部屋の仲間たちは、2人が競うように自主トレーニングをしていることに、楽しむように見ていた。

 

しかしパパから、今度の体力テストで負けた方が孤高去ると言う約束をしている。と聞くとみんなが黙り込んでしまった。

 

やはりみんなも、2人のうちどちらかがいなくなるのは嫌な気持ちになるのは同じだった。

 

しかし自主トレーニングをして、だんだん仕上がっていく体を、荒井がみんなに見せると、国生も負けじと自分の体を見せつけた。

 

今度の体力テストでは、どちらが負けてもおかしくない、どちらが勝ってもおかしくない、そんな仕上がり具合だった。

 

 

後戻りができない仲間たち

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自衛官の候補生である第一班の8人は、それぞれに抱えているものがあり、その理由ゆえに後戻りはできなかった。

 

馬場は真面目すぎるが故に会社でうまくいかず、八方塞がりになっているときに、自衛隊の演奏を聞いていた。

 

その時高校時代のトランペットをやっていた自分を思い浮かべていた。そこに八女がやってきてパンフレットを渡した。

 

これがトランペットできる最後のチャンスだと、仕事も全て捨てて自衛隊に入隊してきた。

 

丸山はブラック企業に勤めており、そのストレス発散にゲームセンターのシューティングゲームをしていた。

 

そこに八女がやってきて、自衛隊になることを勧められた。そうすれば同じようなシューティングゲームで、シュミレーションができる。

 

そして、ブラック企業からも離れることができる。自分のために会社を辞めて自衛隊に入隊した。

 

渡辺はお笑いコンビを組んでいたが、どうしても芽が出なかった。その時生え方から解散を言い渡された。

 

そんな時に八女が現れて、渡辺も自分では「自分のお笑いは笑えない」とわかっていたが止めるタイミングを見失っていた。

 

小倉は漁師の世話になりながら、部屋にこもって小説を書いていた。しかしなんと起こしても落選してしまう。

 

もうこれ以上親に迷惑をかけることはできない。家を出て自立したいと言う時に八女に自衛官に誘われた。

 

西は父親たちが元自衛官であり、憧れの存在であった。そのため希望を持って入隊してきた。

 

しかし武藤だけは誰も入隊した理由を知らなかった。一部の噂では父を殺害して少年院に入っていたと言うこと。

 

少年院に入っていたかはわからないが、児童養護施設そだった事は確かだった。もしかしたら父のDVから逃げるための手段だったのかもしれない。

 

荒井も何度も警察に補導されては、家族に迷惑をかけており、母親からは家族としてみなされていなかった。

 

そんな環境から抜け出したくて、自衛隊に入隊してきた。もちろん八女にスカウトされていた。

ついにやってきた決戦の日

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ついに体力テストの日が来てしまった。事情を知っているみんなは、どちらも応援したいし、どちらも応援したくなかった。

 

八女は2人が「辞める」ことをかけて、体力テストに臨んでいることを知っていた。だからこそ「つぶし合いはやめろ!」と忠告していた。

 

体力テストは3種類あったが、一勝一敗で迎えた3000メートル走では、どちらが勝ってもおかしくない状況だった。

 

しかしゴール直前になり、国生が足をもつれさせて転んでしまった。そしてどちらが去るか決まってしまった。

 

国生はここに残りたい気持ちもありながら、約束してしまった事は守らなくてはいけない。

 

そんな時喫煙所に荒井がやってきた。そして少し言葉を交わした後、自分もタバコを持っているのに、

 

国生にタバコをもらい「これでチャラにしてやる」と言って、今回の勝負も勝ち負けもなかったことになった。

 

第一班の仲間たちは、2人が残ることを歓迎した。しかし八女には全員スカウトしてきた理由があった。

 

おそらく何か不祥事を起こし、今の立場にいるが、本来はもっと上のほうに入る立場だった。しかし左遷されたようだ。

 

元の場所に戻るには、自分でスカウトしてきた第一班の8名が、研修中に誰1人脱落しないことが条件だった。

 

しかしそんなことを知らない元は、今回のことでより絆が深まり、相手のことを思いやれるようになってきた。

 

 

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