「どうせもう逃げられない」8話、拓己の心の決着と直の決意。
拓己はちはるへの気持ちに決着をつけるため、兄の征己に会いに名古屋に来ていた。
しかし兄も話があると言う。お互い話があるが、どちらも言い出せないまま時が過ぎていった。
しびれを切らした兄が話し出した。「俺再婚するから」すでに家族には会わせてあると言う。拓己は言い出せなくなってしまった。
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3年前のあの日の出来事
拓己はなほの気持ちを受け止めるため、自分の気持ちにしっかりとけじめをつけようと思っていた。
それは3年前の事故のこと。ちはると一緒に車に乗っていて、事故に遭い自分も重症が、ちはるは亡くなってしまった。
しかしそのことについて、兄たちとしっかり話したことがなかった。それはちはるの名誉を守るためでもあった。
あの日、ちはるは自分がやりたい仕事をもらうために、プロデューサーと寝てしまったことを後悔して、拓己の家に来た。
しかし夫には言えないと言う。でもこの気持ちを誰かに聞いてほしくて、彼女は泣きながら告白してくれた。
拓己は彼女がそれを兄に言えないままなくなった。しかし、兄は違うことを考えていた。あの日2人が一緒にいた理由。
それは2人が「不倫関係」であり、2人でドライブをしているときに、事故に遭いちはるだけが亡くなった。
その思い違いも訂正できなかった。兄はずっとそう思ってたのだ。プロデューサーと寝たこと。自分と不倫していたこと。
どちらも兄にとっては許せないことだった。だから今更本当のことを言っても、信じてもらえるはずもないし、彼女の名誉は亡くなった後も傷つけられてしまう。
拓己は言い出せないまま実家を後にした。ちはるの気持ちを兄の元に返す。そのつもりだったが、兄は再婚してしまう。
そうなると、ちはるが生きていた証を誰が受け止めるのだろうか。そう考えるとなほの気持ちを受け止める事はもうできなかった。
振られてしまったなほ
ちはるへの思いに決着をつけて、なほの気持ちを受け止めるつもりでいた。しかし結果的に、誤解も解くことも出来ず
兄は再婚を決めていた。だったら誰が彼女の存在を、受け止めていつまでも覚えていられるのだろうか。そう考えるとなほを受け止めることができなかった。
なほに話があるといい、仕事の後に2人で残った。拓己は手に怪我を負っていた。それは思い出の場所。ちはるの写真を撮った花畑。
実家に帰った後、そこによりちはるへの気持ちを兄に戻さなかったことを悔やんだ。そしてなほを受け止められない自分を責めた。
その証が、地面を思いっきり何度も叩きつけた拳の傷だった。なほは手当てをしながらも、怪我のことについては一切聞かなかった。
しかし手当が終わると「ごめん。気持ちを受け止められない」となほは突き放されてしまった。
せっかく距離が縮んだと思ったのに、突き放されてしまった。呆然としてそのまま家に帰ろうとした。でも帰ることもできず、
帰宅途中に考え事をしながら、立ち尽くしていた。「俺はお前を裏切らない」と言っていたのに、裏切られてしまった。
しかも、職場に居づらいならば、他の職場を紹介すると言う。つまり会社からも出て行ってもいいよと言うことだ。
自然と涙が溢れ出てきた。でも翌日もなほは出勤した。すると拓己は「これが今俺が紹介できる、職場のリストだ」とファイルを渡された。
そして、一度プレゼントされたものの、いたずらでとられてしまったシュシュを返してくれた。なほは本当に終わったんだと思った。
事務所にひとりでいると、深沢が戻ってきた。なおの様子を見て一目で拓己のことだと分かった。
そこで誰も知らない、事故の時のことをなほに話すことにした。友人として拓己を助けたい。
ちはるだけを思い続け、1人で生きていく。そんな覚悟をなほはちゃんと受け止めて、拓己と向き合ってくれると思っていた。
死のうとしていた拓己
あの日拓己から、「事故を起こした」と連絡を受けた深沢。しかしその後何度電話をかけてもつながらない。
何とか事故の現場まで行くと、拓己は病院に運ばれることなく、植え込みの中に仰向けに倒れていた。
雨が降る中びしょ濡れになりながら、ずっとその場にいたのだ。深沢病院に連れて行こうとしたが、拓己は拒否をしたため、
おんぶをして拓己を病院まで送ろうとした。ちはるへの思いを語ると、話すことをやめてしまった。その時深沢の首に何か垂れてきた。
よく見ると、拓己が出欠をしており、その血液が雨と混ざり深沢の首筋を流れた。拓己はあのまま放っておけば死ぬつもりだった。
ちはるだけが亡くなって、自分だけが生きていることなんてできないと言う。背中全体に大火傷負った拓己は、
生きる希望すら失っているように見えた。だから深沢友人としてきつい言葉を言った。「ちはるさんが見るはずだった未来も、お前がちゃんと見るべきだ」
だから拓己は生きようと思った。そして3年後なほが現れた。すると、今まで笑顔見せなかった拓己が、なほの前でだけは笑うようになった。
だからこそ深沢は、「この子ならば」となほのことを認め、友人を託そうとしていた。
なほは、3年前の事故の詳細を知らなかった。そして雨が降り出すと痛み、強い痒みを感じる背中の傷についても知らなかった。
そんな思いと傷を背負いながら、彼はずっと一生1人で生きていく。そう決めたのだ。しかし深沢の話を聞いてなほの気持ちは少し揺れ動いていた。
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