蒲生田が亡くなった後の木島と城戸「インディゴの気分」4話

 

蒲生田が亡くなった。しかし遠方にいる妹とはほぼ絶縁状態であり、連絡も取っておらず、葬式は木島が執りに行った。

 

当然城戸も参列していた。つつましやかに行われた葬式。そして後に残されたのは木島と城戸。

 

城戸はやはり職場は、元の出版社に戻ったと言うことを打ち明けた。そして今後も木島の担当になると言う。

 

 

蒲生田の遺言

相変わらずアンニュイでつかみどころのない木島城戸は気持ちが疼いて仕方なかった。

 

ついに木島を押し倒して、迫っていった。「喪服のジャンルもあったよね」と言う木島。

 

喪服姿は、性欲をかきたてるということを言いたいのだろうか。そして、あの日もそうだった。「君が僕を拾ってくれた日

 

大学のゼミの講師がなくなり、葬式があり、木島は参列するために式場にやってきたが、帰りの運賃を持っていなかった。

 

そのため「歩いていればいつか着くかな。」と、千葉から新宿の自宅を目指して歩いていた。

 

しかし、城戸はゼミの仲間と食事をした後に車で通り掛かり、木島を見つけて自宅まで送って行った。あの日のことを言っている。

 

そして、生活に困窮している木島と、同棲していた彼女に家を追い出されて、住まいに困っていた城戸と思惑が一致し、しばらく居候することになった。

 

 

それが縁となり、官能小説への道を切り開いたのだ。そして、2人は抱き合うようになった。お互いを求めあい。

 

たとえ、一緒にいなくても木島は城戸を思い自分を慰めていた。その話を聞くと城戸は木島に会いたくなる

 

蒲生田の家に住み込みの弟子なった後でも、木島は城戸を思い続けていた。しかしその思いは、城戸の裏切りで引き裂かれてしまった。

 

2人が会うのはそれ以来だろうか。激しくお互いを求めあい、相変わらず木島は城戸思い自分を慰めていた

 

しかしそれは、木島が仕掛けてきたことだった。蒲生田の最後の遺言が、自分の祭壇の前で城戸と愛し合うこと

 

木島は遺言に忠実に、城戸と激しく愛し合ったのだ。

 

 

時が経って


木島は蒲生田が与えてくれたペンネーム「鬼島」として、官能小説家としての地位を確立していった。

 

がむしゃらに新作を書き続け、評判はまあまあ良かった。しかし城戸が思うにはその頃が木島にとって、一番の熟れた果実だったのかもしれない。

 

こういったジャンルには、純文学とは違う、一定のファンがいる。その人に飽きられてしまえば終わってしまう

 

しかしその前に木島の、アイデアは枯渇していった。そして新作が書けなくなった。また元のように荒れた生活に戻っていった。

 

しかし城戸はすでに結婚し、子供もいるため木島の元へ行く事はなかった。ひょんな事から、ちょっとした遊びを思いつき、木島は口述筆記を楽しんでいた

 

そしていつの間にか、その口述筆記をしていた久住くんを愛しいと思うようになっていた。そして、彼を純粋に愛そうと思うようになった。

 

 

しかし、そんな木島の姿を見ると城戸の中では、安堵感ではなく逆に小さく燃える炎が大きくなっていく

 

木島は新しい愛を見つけたこと。それはとても良いことだと思うが、自分の妻を愛するよりも、城戸は木島と激しく愛し合った日々が忘れられない。

 

もしかしたら木島にとっては、もうすでに自分は過去の人物になってしまったかもしれない。でもくすぶり続ける炎を消す方法が彼にはわからなかった

 

そんな思いを抱えたまま、木島と久住がハグをしているのを眺めていた。

 

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