竹財輝之助主演【ポルノグラファー】人気の秘密は!?他のBLドラマとどう違う!?
今民放ポータルサイト「TVer」で毎週月曜日に配信されているBLドラマ「ポルノグララファ―」
最近BLドラマは市民権を得つつありますが、そういった作品とはまた一味違う感覚を覚えます。
もともとフジテレビの「FOD PREMIUM」で制作された限定ドラマで、2018年に配信されていました。
コンテンツ
他のBLとの違い
メインとなる男性の出会いは「事故」がきっかけでした。しかし、青年が自転車でぶつかった相手は
手を使う仕事をしているため、その代わりに働くことで示談成立となりました。
しかし、実際に仕事を手伝いに行くと、突然「卑猥な描写」が言葉になり、これを書いてくれと言うのです。
実は男性は「官能小説家」それを知らずに、【口述筆記】で示談したのです。そして、何冊か著書を借りた青年はそれで自慰行為をしてしまい
知らず知らずに、小説家の【木島】という男性に興味を持ち始め、口述筆記そっちのけで、
木島の繰り出す言葉を楽しむこともありました。しかし、木島は実は隠していたことがあったのです。
そのため、青年久住に酔ったふりをして「キス」を迫るも、翌日には【何も覚えていない】と言い放ち
久住に自分の気持ちを悟られないようにします。一方の久住は自分を受け入れてもらえないもどかしさを覚えます。
「小説」という世界を通して、通じ合う2人の気持ちは【とても静かに、穏やかに流れているのです。】
時に、木島はいたずらに久住にそれらしいことを言ってみますが、「本気じゃないから」と静かな口調ですぐに否定します。
ぐいぐいくるBLドラマではなく、互いが様子を見ながら少しずつ近づいては、離れていく。そんなもどかしさの中ストーリーは進みます。
そのため、【文学作品】を観ているような錯覚すら覚えます。
4話までの話し
どこかつかみどころのない男性木島。彼は処女小説で賞を獲り、小説家として歩き出しましたが
その後の作品はなかなかヒットせず、スランプに陥った時、親友でもある城戸から【官能小説】を書くことを勧められそれがヒットし
そのままずるずると、官能小説家として執筆をする日々。そんな時に自転車で走って来た青年久住と出会います。
右腕骨折全治2か月。という期間、お金のない久住は仕事を手伝うことで示談となります。
すでに「4話」の構想があるので、それをすべて書き終えたら2人は終わります。
しかし、 2人が仕事をしている時、合鍵を使い城戸がやってきました。
そして、何やら話す2人は、今にも唇がつきそうな距離感で話すことに、久住は不思議と共に、ちょっとした嫉妬を覚えます。
ただの「編集者」が【合鍵】を持っていることへの疑念が浮かび、2人の関係を疑います。いままでの木島の言動から、そんな節々があったからです。
せっかくだから、3人で飲もうと買い出しを頼まれますが、2人が気になり、急いで帰る久住ですが、何もなかった・・・。
ただ、木島は城戸にあることを黙っているように、固く口止めをしていました。それは今までの木島の行動から見ると
彼は本来「左きき」なので、右腕を骨折しても仕事にさほど支障はないはず。
でも、久住に書かせているのはなぜ!?木島が久住を気に入ったのでしょうか!?
そして、3人は飲んでいるうちに、木島が泥酔しお酒をこぼしました。「こいつ酒癖悪いから」と2人で寝室に運び
濡れた衣服を脱がし、ベッドに入れますが帰ろうとした久住のTシャツをつかみ、子供のように「帰らないで、ここに一緒にいて」と甘える木島に
久住は一緒のベッドに入り、やがて寝返りを打つ久住の顔と木島の顔が向かいあい「キスして」とねだられ、
軽いキスをすると「それだけ?」とまた甘えるようにいう木島に、本格的に迫る久住でしたが、翌朝木島は覚えていません。
しかし、帰宅した久住は借りていた本を見て、ある真実に気づくのです。
その一方で、「この話しを書き終わったら示談終了」と自分で突き放しながら、悲しみに暮れる木島。
そして、久住が書き続けた原稿を破り捨てました。
感想
とても静かに進むストーリーの中で、クラシックレコードが流れたり、木島がたばこの煙をくゆらせたり
静かな木島の語り口調に、「卑猥な言葉」が乗り、2人だけのリズム感で作業が進みます。
主題歌の鬼束ちひろさんの歌声も、ドラマの切なさにマッチしてより深い世界観を出しています。
4話で「愛情から起因する嘘」とタイトルがあるように、木島は久住に思いを寄せているがゆえに
キスをしたことを覚えていない
口述筆記をお願いして4作品を仕上げる
右手は商売道具
間もなく書きあがるから、君との関係も終わり
これらはすべて、木島の愛情からくる「嘘」なのでしょう。しかし、なぜ木島は「嘘」をつかなくてはいけないのか!?
すなおに、久住の思いを受け入れずに突き放し、嘘をついて原稿を書かせたのか!?
そんな疑問が、このドラマの続きをまたみたくなる秘密であり、他のBLドラマとは違う後味を感じさせるのでしょう。
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