木島と言う男はもろくて弱くて繊細だ「インディゴの気分」2話

木島は城戸言われた通り官能小説を書き上げていた。しかしそれは目的とはかけ離れたとても官能小説とは言えない出来だった。

 

しかし何冊かの小説を借り、彼なりに頑張った結果だった。しかし彼も自覚した通り、官能小説の「意味」的なものを何も持っていなかった。

 

その中で彼は、1人の官能小説家の本に出会い、「ただの道具」といったことを恥じていた。

 

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父の1周忌

彼はその日暮らすお金に、困っているのに、城戸帰ってくる前から既にお酒を飲み酔っ払っていた。

 

そして一緒に飲もう。と城戸は誘うが、そのテーブルの上には父の1周忌法要の案内葉書があった。

 

1周忌法要は「今日」だった。彼は返事もせず行くこともなかった。しかも葬式にも出なかったと言う。

 

それは彼が文学を志す上で、彼の父は文学をとても嫌っていた。それは歳の離れたが、学生運動で何度も逮捕され家族に迷惑をかけたことも影響していた。

 

 

だから彼は、小説家として成功した証「」を受賞しても父に喜んでもらった事は1度もなかった。

 

きっと本当は、1番喜んで欲しくて、1番認めて欲しかった存在に、彼は認められずその存在はこの世からいなくなった。

 

そして彼は寂しさ紛らわすために、酒を飲むようになったのではないだろうか。もともとお酒に強くないのだ

 

だからこそ、認めて欲しい目的がなくなったからこそ、彼のペンは止まってしまったのではないだろうか。

 

父に認められたくて、父が認める作品を書きたくて、彼のぺんは小説を書き続けていたのではないだろうか。

 

 

酒を飲む木島


大学時代は同じサークルでも、あまり関わりのなかった2人だが、城島は彼の才能が羨ましかった。しかしその才能の裏で、父との関係にとても悩んでいたことを知る。

 

そして、一緒にお酒を飲み出したが、立ち上がった木島がふらつき、それを支えた城戸はあっという間に嘔吐物にまみれてしまった。

 

彼は、お酒が弱いが、飲んでも普段と変わらぬ様子なので、酔いがかなり待っていることに周りが気づかない。

 

そして突然、嘔吐したりするので、かなり酒癖悪い方だと思う。さらに翌朝になると何があったのか覚えていない
それでも、彼は自分の酒の弱さを自覚しているようだった。それを通り越してものみたい。そんな思いで彼はいたのだった。

 

父に認められる文学を書くことができなかった。「道具」といった官能小説すら書くこともできない

 

肝心な性描写はほとんどなく、官能小説とは言い難いものだった。しかし彼が収入を得るには官能小説を書くしか道がなかった。

 

しかしそれすら書くことができない。どうしたら良いのか木島にはさっぱりわからなかった。城戸にも彼を助ける方法はわからなかった。

 

 

城戸の異動

そんな時編集長から城戸に「異動」の話がきた。しかしそれには条件がついていた。官能小説のトップに君臨する蒲生田先生の遺作を手にすること

 

系列会社の学習書を出している会社に異動すれば、今よりも収入が格段に上がる。そんな条件の良い話がこの先あるとは考えられない。

 

絶対に、この話をふいにしたくは無い。そうなるとどうしても蒲生田先生の作品を、自らの手でこの会社に持って帰って来なくてはいけない

 

早速蒲生田先生に会いに、自宅へ向かうが、特に彼の会社から出す理由がないと言われてしまう。

 

そこで彼は、翌日電話を受けた際に、目に入った木島の作品を見て、木島理緒と言う弟子を連れて行くから。と約束してしまった。

 

 

家に帰り、その話をしたが木島はあまり乗り気ではなかった。しかし城戸の提案も悪くはないと思った。自分が1番気に入った小説家の近くで、官能小説と言うものを学ぶと言うのも悪くない。

 

翌日、2人で蒲生田先生を尋ねた。彼は女性が来ると思い楽しみにしていたが、後ろにいる男性が気になり誰か聞いてみた。

 

「木島理緒です。」

 

と自己紹介すると、女性が来ると思っていたのに男性が来てがっかりした様子だった。そして弟子を取る気がないと帰るように急かした。

 

しかしそこで城戸が驚くような行動を、木島はとった。蒲生田の近くへ行きどうしても弟子にしてほしいと願い出たのだ。

 

蒲生田はよく見ると中性的な顔立ちをし、スタイルも細身で男性らしさがない木島も気に入ったのか少し試すことにした。

 

城戸指差し、「あいつのものをしゃぶれるか」と木島に言うと、彼の目つきが変わった。たじろぐ城戸をよそに、彼は城戸のもとに膝立ちした。

 

僕は本気だよ

 

と言って、蒲生田の指示に従った。これから彼のはじめての弟子入り生活が始まることになる。

 

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