あることに気付いてしまった久住、そして後悔のはざまで苦しむ木島「ポルノグラファー」
木島の家から帰り、いつものように木島の小説を読んでいた久住は異変に気付いた。
そして、翌日も久住は木島の元を訪れたが、木島が言う言葉を書こうとしない。
そこで、カバンから1冊の本を取り出した。そこにすべて真実があった。
コンテンツ
木島の嘘
木島の腕を怪我させたのは紛れもなく自分。だけど「口述筆記」を頼まれ、本当に【仕事】として頑張って来た久住。
ある【事実】に気付いてしまったのだ。木島が久住に書かせようとしている文章。
それは、すでに出版されている木島の著書の内容と一致している。なぜ!?
久住は思い切って、本を取り出し、真相を話すように求めた。すると木島は悪びれるどころか笑っていた。
「まさか気づかれると思っていなかったよ。」
「先生の本好きだから、全部読破したんです。」
「こんな低俗な本は君には似合わない」
「低俗なんかじゃありません!!先生の本には品があって好きなんです!!」
【あぁおわっちゃったね。ごっこ遊び。面白かったのにな】
仕事は嘘だった
木島はまさか、久住が読破するとは思っていなかった。そこで事故の日に「遊びを思いついた」
「利き手の使えない小説家」という遊び。本来左ききだが、右利きのふりをして、
「仕事が3本入っているから」と嘘をついて、久住に文章を書かせて、反応を楽しんでいたのだ。
しかし、仕事すらも嘘だった。1年以上「干されてて」仕事などひとつもなかった。
だから、暇つぶしにちょっと久住をからかっただけだった。激昂する久住。
木島に本当に申し訳ないと思い、必死で書いていた原稿はすでに「可燃ごみ」に出したという。
今までの思いを踏みにじられた久住は怒りのまま、部屋を出てしまった。
1か月後
突然、知らない番号から、久住に着信が入った。それは木島の担当城戸だった。
会って話しをすることになったが、「すべてが嘘だった」ことに、久住はまだ立ち直れないでいた。
そして、「仕事を干された理由」を城戸にきいたが、真相は違った。1年前木島は突然何も書けなくなった。
そう、「スランプ」に陥ってしまい、何も書けずそこで久住に出会った。しかし、連絡が突然取れなくなったので
家に「合いかぎ」で入ろうとしたが、チェーンをかけられていた。
木島は嘘がバレたことで、すべてを閉ざしてしまったのだ。そして久住が気になっていた2人の関係に踏み込んだ。
すると、やはり以前は体の関係もあったらしい。だから、二人の話す距離感がおかしかったのだ。
久住は「合いかぎ」をください!とお願いした。チェーンを切ってでも部屋に入ります!!
気の進まない城戸から、鍵を受け取った。城戸にはまだ木島との【恋】に未練があるようだ。
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