「ザ・トラベルナース」4話、がんの患者と外科医としての決断、そして親子の絆

歩と静が来て、看護師たちの働き方改革は進んでいるようだったが、看護師の愚痴は増える一方だった。

 

医師の指示がないと、医療行為や点滴の調整もしてはいけない。けれど医師たちは「自分で考えろ」という。

 

そして、患者の体調変化を夜中に電話をしたら、怒りで電話を切られたなど、愚痴はつきなっかった。

 

コンテンツ

ガン患者の入院

大腸の末期患者として、四方田という女性が入院してきたが、看護師の許可なくあたりかまわず焼き菓子を配って回っていた。

 

すでにナースステーションにも大量にあるのに、彼女のベッドにはまだまだお菓子が残っていた。

 

どんなに断っても強引に押し付けてくる。どんな理由を話しても強引に配ってくる。しかし、病院の方針がその時決まろうとしていた。

 

院長と事務局長の2人は、前年よりも利益が出ていないことから、患者のベッドの回転数を上げる方向へ転換しようとしていた。

 

それは長く治療しても、完治する見込みのない患者を転院させるということだ。そこに四方田は末期の大腸がん。

 

手術はできない。とカンファレンスで言われてしまい、緩和ケアへ移ってもらうことが早々に決定してしまった。

 

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外科医としての郡司

郡司は外科医として、自信を無くしかけていた。緊急搬送されてきた患者の診断も、歩の方が的確で早く

 

他の外科医からは下に見られ、自分が外科医であることに自信を無くしかけていた。そこに、静が来て

 

「自分が変わらなければくそ外科医です」とどこにいても、どんな病院でも自分が変わらなくては意味がない。

 

と言ってきた。郡司は四方田の希望通り「手術」をしてあげたかった。前に歩がアメリカで同じような症例があった。

 

と、言ったのを思い出し、看護師の寮へ来て、歩からその時の資料を見せてもらい、勉強し、外科部長に手術の進言をした。

 

しかし、歩が大量の焼き菓子が気になり、店を調べると「四方田」の名前があった。親せきか、息子か・・・。

 

実際は絶縁した息子だった。でも手術すれば家族の同意が必要になり、自分から連絡できない母は、息子を呼ぶ手段に手術を選んだのだ。

 

そんな気持ちを汲んで、手術に踏み切ろうとしたとき、容態が急変し腹部で出血が始まってしまった。

 

歩は息子に、「病院へ来てほしい」とお願いしに外出していたので、オペ看として静が郡司をサポートした。

 

なんとか手術を終えることができたが、麻酔から目覚めた四方田は、歩が息子に見えた。そして、歩もそのふりをした。

 

親子の絆

四方田が入院した際に、大量の焼き菓子を持ってきていたが、『絶縁』している手前、自分でお店に行ったことはなかった。

 

近所の男性にお金を渡して、大量にいつも焼き菓子を購入して、陰ながら息子を応援していたのだ。

 

しかし、息子は以前結婚すると、家を出ていったが破談となり、それが「母のせい」だと、絶縁をしてしまったのだ。

 

それから、10年以上あっていなかった。だからこそ、息子も病気で弱った母に会うことに抵抗があった。

 

そして、母も「手術で家族の同意をとる」という方法でしか、息子に会う手段を思いつけなかった。

 

しかし、緊急手術が終わり、息子は何とか会いに来ることができた。そして、母は緩和ケアができる病院へ行くことになった。

 

やっと、親子の絆が元に戻り、きっと彼女は幸せな余生を送ることだろう。

 

 


 

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