「ザ・トラベルナース」1話、破天荒なナースと天才的外科医の末路、そして解雇

歩はアメリカでNPという資格を取得していた。それは医師の許可があれば「医療行為」をしてもいいというものだった。

 

そして、アメリカで働いていたが、急遽日本から呼び出しがかかり、帰国することになった。

 

そして、新しく赴任したのは天乃総合メディカルセンターであったが、同じく呼ばれた男性ナースがいた。

 

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破天荒なナースたちの登場

ちょうど歩が帰国したころ、メディカルセンターでは5人のナースが一斉に辞めてしまった。これでは業務に支障が出る。

 

となった時に現れたのが、歩だった。院長へのあいさつを済ませると、愛川看護部長と

 

ナースステーションへ向かい、「これから10人分の仕事をしてくれるナースを紹介します」

 

と、歩を紹介するが、ナースたちは「ナースが10人来る」と勘違いしていたが、愛川は改めて「10人分の仕事をこなす」と訂正した。

 

そして、院長が呼び出したもう一人のナースは、なかなか現れなかった。それもそのはず、病院で気になる場所を掃除していたから。

 

彼はかのナイチンゲールの教えを守り、病院は常に清潔で、病人に金をもたらしてはならないとしていた。

 

しかし、彼は医療行為はできなくても、歩以上のナーススキルと判断力を持っていたが、院長と何かしら過去に因縁があるのかもしれない。

 

しかし、彼らは「3か月の契約」で派遣されてきた『トラベルナース』だったので、3か月でいなくなるという。

 

そして、住まいが用意されていると、住所へ向かうとそれはメディカルセンターの女子寮だったが、

 

確認すると、「辞めてしまったナースの部屋を使って欲しい」ということで、女子寮に男性2人が居候することになった。

 

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天才的外科医の末路

メディカルセンターには、日本中から注目されている、腕のいい外科医神崎がいた。しかし、彼はVIPばかりを優先し、

 

彼の手術を待つ患者をないがしろにしていた。そして、次に待つ患者の手術の当日、彼は政治家のオペに切り替えてしまった。

 

待っている患者はすでに半年も待っているのに。神崎は自分の名誉のために苦しむ患者をないがしろにしていたのだ。

 

オペ看についた歩は、足にむくみと血栓があることを確認して、再検査してからではないと危険だと忠告したが、

 

神崎はナースをの言うことは信じない。とオペを決行するため、歩を外に出してしまったが、

 

そこに九鬼が来て、「私の見立てではこのオペは中止になる可能性があります」というと、オペ室が開いた。

 

神崎が倒れたのだ。なぜそれが九鬼に分かったのか!?彼は神崎の空ぜきを気にしていた。

 

そして、患者同士の話から、彼はコロナを数週間前に患っており、その後遺症で倒れる可能性があると思っていたのだ。

 

「ゴットハンド」と呼ばれた神崎も、倒れてしまい気管切開し、ベッドに張り付けられるしかなかった。

 

そんな神崎に、「苦しみながら、オペを待つ患者の気持ちがわかりましたか?」と笑顔でたしなめた。

 

ゴッドハンドの解雇

神崎は医師から患者となり、気管切開されているので、話すこともできないが、部下たちが来ると暴れることがあった。

 

それは、自分のみじめな姿を見られたくない。という気持ちなのだろうと、部下たちは部屋を出ていってしまうが、

 

九鬼は「失礼します」と、口腔ケアをしていると、あることに気づいた。そこで、神崎のおなかにのり、

 

手を突っ込むがあるものに手が届かなかった。そこに点滴に来た歩が器具を渡し、のどに詰まったものを取り除いた。

 

十分に痰の吸引ができずに、稀に「ガム状」になり、呼吸するパイプに張り付き、呼吸困難に陥る。

 

神崎はその苦しさを、部下たちに伝えたかったが、無理だったのだ。待たされる患者の苦しみを知り、

 

神崎は退院すると、すぐに待たせていた女性のオペを行い、VIPのオペは郡司が行うことになったが、

 

彼女は彼の足にできた「血栓」に気づいており、その処置を行ったうえでオペは無事に終了した。

 

そのころ、名声ばかりを求める神崎をクビにすると、院長は決断していた。

 

 


 

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