「ザ・トラベルナース」2話、孤独のグルメと意外な事実、そして九鬼の嘘
歩と九鬼は、本当に一人で何人分もの仕事量をこなし、そして確実だった。しかし、九鬼が掃除ばかりしているは気になった。
それでもきちんとやることはやっていた。そして、女子寮でもそれなりになじんできていた。
歩は休日にファンである「孤独のグルメ」に記載された、お店でグルメを味わっていたが、一人の婦人が同じ本を出して会釈してきた。
コンテンツ
「孤独のグルメ」ファンの交流
声をかけてきた女性から、歩のバッグに「孤独のグルメ」が入っているのが見えた。そこであいさつを交わし、
「孤独に楽しみましょう」と、再び食事をはじめた。しかし、直後に彼女はゆっくりと倒れてしまった。
店主もこんなとこに医者はいない。と言っていたが、歩が的確な判断と指示をして、メディカルセンターに運ばれた。
脳梗塞だったが、発見が早かったので、軽い麻痺が残る程度になるかもしれなかった。しかし、麻痺が残るということは、
食事のの見込みもうまくできない。ということを意味しており、お腹に穴をあけて「胃ろう」を作る必要があった。
しかし、九鬼は自作のスプーンで飲み込みの訓練を勝手に始めてしまった。周りがなんといっても辞めなかった。
食べ物が気管に入り、誤嚥性肺炎になりかねなくても、九鬼は辞めなかった。彼女があの本を持っていたからだった。
意外な事実が判明する
女性が倒れたことを知り、ナースステーションに「秘書」と名乗る男性が来た。彼女は実は資産家であり、
早くに夫を亡くし、多額の財産をこのメディカルセンターにも寄付をしてくれていた。そんなVIPとも知らずに
一般室に入れてしまい、謝罪と共に個室に移した。それでも九鬼は飲み込みの訓練を辞めなかった。
そして、「ここに出てくるうな丼食べました?今月で閉店らしいです」と告げた。そして、神崎の代わりに来た医師神野が
「胃ろう」のオペをするというが、彼は高級食材に目がなく、様々なお店からトリュフなどが入荷した。
と、連絡を受けるとすぐにオペを放り出して食べに行ってしまう。そして、彼女の胃ろうのオペをしようとしたが、
彼女は筆談で「胃ろうはいやだ。食べたい!」と書いた。そこで飲み込みに問題ないか郡司が検査することになったが、
そこで嚥下でむせ返ってしまった。しかし、神野が胃ろうのオペ直前に、大事なオペが入ったと留守にしたことから、
九鬼はその延期になった期間で、完璧に呑み込みができるようにした。そして、そのおかげでのどの筋肉も動くようになり、
しゃべれるようになった。そして、もう一度検査をしてみると、飲み込みに問題はなくなっていた。
それもこれも、今月で閉店してしまうお店の「ウナギが食べたい」一心のことだと、あとでナースたちは知った。
明らかになる九鬼の嘘
女性は退院することになったが、あのウナギのお店はつぶれる予定などなかった。女性を奮起させるための嘘だった。
そして、郡司にも亡くなった父の話しをしていた。倒れて胃ろうを作ったが、最後の1週間に父が言ったのは
「カリカリに焼いたベーコンと目玉焼きが食べたかった」と話し、胃ろうに反対する理由を話していたが、
亡くなったはずの父親から、大量の牡蠣が送られてきた。父の話も嘘だったのだ。九鬼は患者の立場にたち、
患者のためなら、どんな嘘でもついて、元気に退院させたいのだろう。そして、彼女が退院してから、
神野がオペを放り出して、白トリュフのパイを食べに来ていたお店に、院長といた。そして料理長に、
「トリュフをひとつ取っておいてくださってありがとうございます。」とお礼を言った。
彼女のオペが中止になったのも、九鬼が仕組んだ罠だったのだ。
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