「ザ・トラベルナース」3話、わがままな患者と歩の態度、そして九鬼の秘策
歩と九鬼は、同じ「トラベルナース」として、様々な病院を渡り歩き、様々な現場を見てきた看護師だが、
歩は「医療行為」を医師が認めればできる。という自負があるためか、他の看護師や患者に対しての態度が少し悪い部分がある。
それに対し、九鬼は看護師でも、患者でも分け隔てない態度で接していくことができる。しかし、それには必ず秘策があった。
コンテンツ
わがままな患者への対応の違い
看護師として自信がない、麻美はいつも自分がやっていることが、正しいのかいつも不安だった。
そんな時、急患として礼君が搬送されてきた。以前に大きな手術をして退院したが、大学入試直前で再発し、
大部屋へ入院することになった。そのあと搬送されてきた患者は、中年の男性だが、診察結果を見れば
生活態度が一目瞭然に分かるほど、「生活習慣病」のデパート状態だった。しかし、その男性は「ナースはスカートをはかなくてはいけない」
とか、怖がる麻美に代わり、吉子が注射を交代すると、これ見よがしに後ろを見ないと判断し、吉子のお尻を触っていた。
男性が大部屋に入るとき、九鬼が礼に何かを頼んでいた。そして、歩は患者の態度に怒りを覚え、
それを抑えることができなかった。そして、ナースステーションに戻ると、そのことを九鬼にたしなめられたが
それも気に食わなかった。しかし、後日男性の身元が会社社長ということで、本来バス、トイレ付きの個室を希望していたことが分かった。
歩の態度をたしなめる九鬼
九鬼は、歩の態度は医療行為ができる「EP」という資格を持っていることや、アメリカでの経験があるから、
同じ立場である看護師には「上から目線」、そして患者にも思いやりがたりない。とたしなめられたが、
歩は何を言っても、九鬼の正論に反論できないので、怒りを飲み込むしかなかった。そして、九鬼はなかなか家に帰らない。
というのも、頼りない看護師が多いので、帰ることができないという。その中でも麻美はいっそう自信がない看護師で
さらに地元の彼の浮気が分かり、さらに相手が妊娠している。ということで、突然降られてしまい情緒不安定なまま夜勤へ行った。
そして、男性の点滴の交換を頼まれたが、あとから来た歩が男性の点滴があることに気づいた。
麻美は礼の点滴をあやまって、男性に投与してしまうという、あり得ないミスを犯してしまったが、
いつも「眠れない!!」と不機嫌な男性が、今朝はよく眠れた。とご機嫌だった。というのも、礼の点滴には睡眠薬が入っていたのだ。
しかし、男性の妻は、最初の部屋を間違えたり、点滴を間違えたりする、病院を訴える!!と訴状をよこしてきた。
最後に出てきた九鬼の秘策
歩が男性の部屋へ行くと、点滴を自分で外したのか、病室にその姿はなかった。しかし、九鬼と一緒だと聞き屋上へ行った。
男性は大部屋にいたとき、夜中に転倒して足を骨折していた。本来ならば3日の入院がそのせいで伸びたのだが、
実は九鬼は、礼に頼みごとをしていた。そのため、礼はパソコンを斜め向かいの男性に向けていたのだ。
実は男性の行動を撮影していたのだ。そして、転倒した日も彼が廊下で勝手にお酒を飲み、泥酔して、
転倒し、消毒の機械につまづき骨折していた。そして、男性の妻がクレームを入れるつもりで屋上へ来ると、
どこからともなく、男性の声で「女性の看護師はスカートをはくべきだ」という、差別的な発言が聞こえてきた。
九鬼は最初の段階で、この男性が「問題を起こす」とよそうして、ベッドにボイスレコーダーを仕込んでいた。
そして、九鬼が礼に頼んだ動画で、すべての行いの元凶が自身の夫にあること知り、妻は訴訟を取り下げ、
逃げるように男性と共に退院していった。だから、どんなに男性が差別的な態度をとっても九鬼は平等に看護することができたのだ。
コメントを残す コメントをキャンセル