NHK「半径5メートル」野犬の真実と、恩師の本当の姿とは!?

風未香は偶然入った喫茶店で、中学の時の塾講師だった阿南先生と再会し喜びをあらわにした。

 

しかし、阿南は「ただのバイトだった私を覚えていてくれてありがとう」とだけ伝えた。

 

そして今もここでバイトしているという。風未香は「就職氷河期」について何も知らなかった。

 

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野犬、須川との出会い

 

風未香は「就職氷河期」を知らなかった。バブルがはじけるとともに、第二次ベビーブームも重なり

 

就職難に陥る人が、30代後半から50代くらいの年齢層の中に、大勢いることを。そして調べて行くうちに、

 

インフルエンサーである「野良犬は野垂れ死ぬしかないってか?」というSNSを見つけた。

 

直接コンタクトを取って話しを聞きたいと思い、宝子と一緒に向かったが、現れたのは「須川」という女性だった。

 

8年働いた会社から、切り捨てに遭い今弁護士を通して、抗争中というのだ。そして語気も洗い。

 

風未香が「伝えたいことはなんですか?」と聞くと、「ぬくぬくと生きている全国民に謝ってほしい!!

 

と、声を荒げた。取材が終ると、宝子が「なんだかふーみん、他人事だったね」と感想を漏らした。

 

そして、再び阿南先生にあった時、先生は2か月前までとある派遣会社で派遣社員として働いていた

 

辞めたということを知った。そして、風未香はさらに「派遣切り」などについて調べると、

 

阿南先生が言っていた会社が、2か月前「赤字解消のため、大幅な派遣切り」をしたことを知った。

 

憧れの阿南先生も「就職氷河期」を生きる世代だった。改めて取材を申し込み、喫茶店で話しを聞くために、

 

初めて、自分の名刺を渡した風未香。それをうらやまし気に見る先生。しかし、先生は須川のように。派遣会社を訴えるよう勧めた

 

そして、「買い物があるから帰る」というので、風未香は「お会計は私がします。経費で落ちるので」と言い2人は別れた。

 

しかし、約束の日時に阿南先生は弁護士事務所に来ることはなかった。弁護士が「よくあるケース」だと言ってくれたが風未香には理解できなかった。

 

須川からのクレーム

先日取材した記事を阿南に診てもらうと、2折班にクレームの電話が入って来た。須川が一番伝えたい言葉が一言も入っていなかった。

 

特に、「ぬくぬくと生きている全国民に謝ってほしい」という言葉が。しかし、風未香は独断で過激すぎるから。とその言葉を外してしまったのだ。

 

その事に須川は怒り、取材はもう受けないということになったが、後日宝子と一緒に謝罪へ行った。そして宝子が独自に「オバハンライター」として

 

独自に須川の過去を聞いていた本当は内気で自ら発言などできない人だという。しかし今はその面影もない。

 

それは、同じ境遇の人を代表して、わざと過激な発言を行い、正しいことは正しいという気持ちを、持ってもらうためのパフォーマンスだと宝子は見抜いていた。

 

そこで、風未香の「就職氷河期」の記事と、オバハンライターで「須川さんの素顔」をセットで記事にしたいと申し出た。

 

本心をわかってもらえたからか、須川はそれに応じた。風未香には「過激」に感じることでも、世論を動かし、社会を正すための発言だったと改めて知ることができた。

 

その後、阿南先生と会うことがあった。その時先生がなぜあの時、弁護士事務所へ来なかったのか?真実を聞くこととなった。

 

あの日、先生は「行かなかった」のだ。それ風未香の名刺がきっかけだった。ずっとバイトや派遣で働き、名刺なんて持ったこともなかった。

 

何かの役に立つかも。と資格はたくさん取ったが、どれも役には立たず、あの日「買い物」と言ったのも、スーパーのバイトを掛け持ちしているからだった。

 

風未香の知らない先生の素顔を見て、あらためて記事を書いた。すると弁護士から、阿南先生から連絡が来たと報告があった。

 

派遣切りに遭い未払いの賃金を支払ってもらうために、これから立ち向かっていくというのだ。風未香はなんだかうれしくなった。

 

宝子が「どこか他人事」と言ったのも、風未香には【氷河期世代】の苦しみが全く理解できていなかったからかもしれない。

 

Twitterの声

トオボエ@toboe1202

#半径5メートル8話 あの足を踏むシーンの説得力はぐうの音も出ない。初回に「半径5メートルは個人の価値観」と感想に書いたけれど、もっとそれ以前の「見える景色」の話なのかもしれない。そして書く仕事って本当にそれがもろに出るよなって思って苦しみながら見た。「他人事」かぁ…。

 

フルヤユキコ@yukigon55#半径5メートル8話も素晴らしかった。私が大学4年の年から氷河期に入ったので私も当事者。言いたいことがたくさんあってここでは書ききれないけれど、氷河期世代である須川や阿南の言葉、そして彼女たちにイマイチ共感できてないふーみんに宝子が足を踏みながら伝える言葉の一つひとつに涙が出た。
確かに、宝子がどこか他人事のように感じている風未香の足を突然執拗に踏みつけ「痛い、痛い、」と逃げても踏む。
そして、「痛いって声に出してみんな言えるの?」と問いかけてハッと気づく風未香。須川は「痛い」と言えない人の代弁者だと気づく。
そして、踏んでごめんね。風未香の靴を優しく拭く宝子さん。言葉で説明するんじゃなくて、風未香に体感させる。
そりゃあ説得力ありましたよね。

 

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