「ラブコメの掟」瑠璃が助けた男性は真宮の兄!?

やっと真宮の気持ちが通じて恋人同士になった、瑠璃と真宮。しかし、瑠璃は真宮を自宅にあげることを拒んだ。

 

そして1日だけ、時間がほしいとお願いした。快く受け入れてくれた真宮。急いで帰り掃除をしようと思った瑠璃。

 

しかし会社近くで、少しぶつかった男性が倒れたまま動かなくなった。そこで病院に付き添うことになった

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片付かなかった部屋

結局男性の病院に付き添い、それから帰宅して部屋を自分で片付けていたが、今まで弟に任せていたので全く片付かなかった。

 

そこでもう1日延長してもらおうと、亮と交渉するがそれは認められなかった。既に瑠璃を何度か自宅まで送っているので、部屋の中は知っていると言う。

 

しかし、瑠璃の気持ちを察して2時間だけ猶予をくれることになった。その2時間で部屋を片付けなければいけなかった。

 

その大前提として、仕事を定時に必ず終わらせる。1日効率よく仕事をこなす姿を亮はほほえましく見ていた。

 

そして定時になると、すぐに帰っていく瑠璃を見送る亮。しかし道路に出てすぐ、昨日の男性が瑠璃を呼び止めた。

 

「昨日のお礼に今から会社に伺おうと思っていました。」と言って紙袋を手渡してくれた。そして急いで帰ろうとす瑠璃に、名刺を渡してくれた

 

時間がないことを察して、自分が誰であるかを伝えるために、名刺だけを渡すことにしたのかもしれない。

 

 

急いで帰宅して片付けようとしても、何から手をつけたらいいかわからなかった。そこに救世主が来た!

 

いつも部屋を掃除してくれる弟が応援に来てくれたのだ。姉についに彼氏ができた!!弟も嬉しくてたまらないのだ。

 

弟のおかげで何とか部屋を片付けることができた。そして、亮に「恋愛指南」の時にもらったピアスを見つめていた瑠璃。

 

弟は、自分がプレゼントしたものを身に付けていてくれたらうれしい俺の実体験だから。とそのピアスをつけて彼を迎えることを勧めた。

 

そして、彼が来る前に帰らないといけないと思い、急いで姉の自宅を後にした弟は、途中で亮に会ってしまい、思わず声をかけてしまった。

 

恋愛指南で、弟は姉の後をつけていたので亮の顔を知っているが、亮は会ったことがない人だった。

 

姉をよろしく

 

その場を取り繕うため、弟慌てて「九条瑠璃の弟です。姉をどうぞよろしくお願いします。あー見えて結構抜けてるので…」

 

亮は状況理解して、ほほえましく思った。そして「結構抜けている事は知っている」と弟に伝えて別れた。

 

そしてやっと瑠璃の部屋で料理を作り食べてもらう時が来た。そして瑠璃に「弟さんと仲いいんですね」と唐突に声をかけたので驚く瑠璃。

 

来るときにすれ違い様に、挨拶されたことを伝えた。しかし仲の良さを否定する瑠璃に、そういうところが仲がいいと亮は言った。

 

亮は猶予の2時間で、買い物等を済ませて部屋に来た。そして手際よく料理を作っていたが、意外にも和食が出てきた。

 

瑠璃が「洋食かと思ったら和食でびっくりした。」と言うと亮が「それって洋食顔ってことですか?」と聞くと瑠璃はうなずいた。

 

しかしそれに続く言葉に、瑠璃は言葉を返せなかった。「小さい時からひとりでいることが多かったので、自炊経験が長いんですよ」と亮が言った時

 

エリカが「彼の家は複雑でいろいろあるからよろしくね。」と言った言葉が脳裏に蘇ってきたのだった。

 

 

そして食後にソファーに座って、ビールを飲んで何を話したらいいかわからない瑠璃は、仕事が残っていた。などと言って言い訳をしてカバンを漁ったが、何もなかった。

 

そこで、亮は今日ここに泊まっていってもいいですか?と聞くと瑠璃はうなずくことしかできなかった。

 

なので先にシャワーを浴びて、後で亮がシャワーを浴びに行った。その間に思い当たるラブコメを見ても、どの主人公も寝たふりをしている

 

そこで瑠璃も「寝たふり」をすることにした。コミックを見ながら疲れてソファーで寝落ちした。と言う設定みたいだ。

 

シャワーから出てきた亮は、瑠璃が眠ってしまっているので「なんで寝ちゃうかな。今度寝たらお仕置きだからね」と言ってわかっていたかのように、隠しておいた半纏を取り出し瑠璃にかけた。

見てしまった名刺

亮は瑠璃がカバンから出しっぱなしにした荷物を、カバンに戻そうとしていた。するとファイルからはみ出している名刺を見つけた。

 

それを見た瞬間彼の顔は曇った。「真宮」貿易商を営んでいると言っていたあの倒れた男性の名刺だった。

 

エリカが言っていた。「私の家も彼の家もそれなりの大きな会社を経営しているからいろいろあるのよ」

 

亮は昨日会社の近くで病人が運ばれた事は知っていたが、自分の兄だと言う事は気づいていなかった。

 

だからこそなぜ瑠璃が、兄の名刺を持っているのか不審に思ったが、もう眠ってしまった瑠璃には聞けなかった。

 

真宮家にはいろいろあるとはどういうことだろうか。亮が幼い頃から1人で過ごしていたことが多いと言う事と関係しているのだろうか。

 

そして名刺を見て顔が曇ったと言う事は、兄弟の仲は良くないと言うことなのだろうか。

 

それか、実の兄弟ではないと言うことなどだろうか。異母兄弟とか…。

 

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