「ラストマン」6話、発砲立てこもり、事件の真実、そして41年前の事件

皆実は自分も巻き込まれた、41年前の両親死亡事件について、京吾に「データ化」してもらうように頼んでいた。

 

京吾はしっかりと確認した。その事件はどういったものだったのか!?そして今犯人はどうしているのか!?

 

皆実はすべて知ったうえで、その事件のことを知りたいと言ってきたのだ。しかし、41年も前になると簡単に資料は出てこなかった。

 

コンテンツ

銃発砲立てこもり事件

護道家では、皆実と主の清二が将棋を指していた。とても久しぶりだというのに、皆実はかなりつわものらしい。

 

そして、「始めますよ~!」という声を合図に、清二の誕生祝が始まった。みんなそれぞれにプレゼントを渡していくが、

 

心太朗と皆実は手ぶらだったので、何も渡せなかった。心太朗にはある思いがあった。父が逮捕されて、

 

清二が自分を養子として迎え入れてくれた。その初めての清二の誕生日の日に、封筒に入れた「肩たたき券」をプレゼントした。

 

しかし、祝いに駆け付けた人の中には、「殺人犯の子供を養子にした」という話しが広まり、心太朗の気持ちは沈んだ。

 

そんな時京吾が優しく語りかけてくれた。「無理して用意しなくていいよ」と、それ以来彼はプレゼントを用意しなくなった。

 

皆実は誕生会であることを知らなかったようだった。しかし、そこで泉のスマホが鳴り、「立てこもり事件発生」の知らせを受けた。

 

場所は警備会社を経営する、菊知が滞在している、会社が「保養所」にしている別荘だった。

 

皆実、心太朗、泉が出た後に、京吾は思い出した。その警備会社は前警視庁菅の天下り先で、

 

清二も4年前まで役員として在籍していた。今は杉本という男性が引き継いでいる。清二は彼に連絡を取り、

 

警察が全面的に捜査などしやすいように取り計らってくれる。と約束してくれた。そして京吾は警視庁へ向かった。

 

第一通報者は「宇佐美」という男性だった。銃の発砲音を聞き通報したという。そして、今この別荘には

 

昨日から菊知と、秘書の工藤、そして、妻と娘が滞在しているという。交渉に「SIT」が出たが、途中で皆実が割って入った。

 

そして、心太朗に「SITには怯えが感じられた」と伝えた。菊知の立てこもりの要求は「10億円用意しろ」

 

というものだったが、不思議なことにその「10億円」を自分の警備会社から持ってくるように指示したのだ。

 

期限は午後3時まで。それまでに用意できなければ、妻と娘を殺すというのだ。皆実は現場に残った。

 

品太朗には皆実の考えは見えていたのだろう。「無理をするな」と一言残し、秘書の工藤が「10億円」を取りに行くので、

 

会社に先回りするチームと、工藤の車をつけるチームに分かれて、心太朗は会社に先回りした。

 

しかし、警視庁の上層部が「この事件を追うのをやめるように」と、無線で指示が入った。心太朗は「警視庁の天下り先だから忖度している」

 

と言っていると、そこに京吾が到着して、「捜査は続行するように。先ほど杉本さんからも、人命第一にと、許可をもらった」という。

 

そして、皆実は行動を開始した。心太朗と別れる前に、地図を指でたどり、どこに何があり、どうすれば玄関まで行けるかを教えてもらっていた。

 

皆実は「SIT」が止めるのも聞かずに、怪我をしている奥さんの代わりに「丸腰で目が見えない私が人質になります」と、

 

白状を持ち、片手をあげてゆうきの指示で階段を上った。そして、そのうえで「アイカメラ」を外したため、

 

心太朗たちは状況がわからなくなった。そして犯人の菊知は皆実を中に入れ、身体検査をすると、妻を外に出すことを許した。

 

そして、皆実が妻を外まで引きずり、「SIT」に託した。そして、隠していたアイカメラをズボンの後ろのポケットに入れた。

 

皆実は「どうして立てこもり事件を起こしたのか?」と聞いたが、何も答えなかった。しかし、皆実にはわかっていた。

 

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事件の真相

皆実は菊知に話しかけた。「オイルのにおいがします。そして秒針の音。これは時限爆弾ですか?」

 

そして、菊知は誰かから指示を受けて動いているかのように、イヤホンのようなものから音が漏れ出ていた。

 

しかし、菊知は答えなかったが、切羽詰まった様子を見せていた。そのころ警備会社では、

 

社員に成りすました心太朗が、工藤に菊知の計画を聞いた。それによると、「お金を受け取った後海外へ逃亡する」

 

とあった。工藤はお金を車に一人で運ぶと、別荘に向けて引き返した。しかし、その車内で皆実から合図があった。

 

ゆうきも聞いていた。心太朗はすぐに「モールス信号」だとわかった。皆実が中に入り、事件の真相をつかんだのだ。

 

「工藤は犯人の協力者であり、娘はほかの場所に監禁されている。犯人は別にいる。」と言った内容の信号が送られてきた。

 

心太朗はモールス信号を読み解き、警備会社から出ていくときに、工藤はほかの車に「10億円を積んだ可能性」が高いと思った。

 

そこで、ゆうきが防犯カメラを調べると、そのあと6台の車が出て行ったが、最後の車の運転手が「宇佐美」だった。

 

ゆうきに、「宇佐美」について調べるように指示が渡った。事件の真相を知ると、「SIT」が二人を助けるために突入し、

 

爆破寸前で二人は助かったが、やはり娘の姿はなかった。そして、宇佐美の住所へ心太朗たちが向かうと、

 

ちょうどトランクからお金を下ろしていた。そこで心太朗はなぜこんな事件を起こしたのか宇佐美に尋ねた。

 

調べによって既に、彼が菊知と別れた妻の間の息子だということは判明していた。つまり自分の母違いの妹を誘拐して殺そうとしている。

 

すると彼は「親ガチャが悪い」という。離婚をして苦労をしてきた宇佐美は、母が死の間際本当の父は警備会社を経営する菊知だと教えてもらった。

 

しかし、宇佐美は話そうとしなかった。心太朗は後ろから宇佐美に覆いかかり、銃を突き付けて「俺は殺せる!!」と言った。

 

そして、彼は病院のベッドで目が覚めた。「銃弾は頭をかすめたからかすり傷で済んだ」と教えた。

 

病室が暗かったことで、宇佐美はすでにすべての事件が終わったのだと思った。工藤の逮捕も聞かされた。

 

だから本当のことを話し始めた。警備会社の清掃員として、バイトをしながら、菊知の暮らしぶりを知ることになった。

 

自分は苦労したのに、妹は何不自由なくバレエを習い、家族で楽しく暮らしていた。それを見ていてこの「差」に憎さが増していった。

 

そこで、警備会社の秘書で工藤が、「談合事件」にかかわっていることを知り、彼を仲間に引き入れ、

 

娘を誘拐して、菊知から金を奪うことを思いついた。そして、妹にはかわいそうなことをしたが、最期が父が昔所有していた倉庫だって笑える。

 

と、真相を話し終えると、カーテンを開けた。妹の爆弾が爆発するのに、あと19分あった。すでに居所について、

 

保養所から20キロ圏内に絞り込んでいたため、昔菊知の所有していた倉庫で、鍵のかかった部屋を探した。

 

すると、一つだけ該当する倉庫があり、鍵がかかっていた。無理やりこじ開けて助け出すことに成功した。

 

■キャスト

41年前の事件の真相

心太朗は最後に教えた。銃を構えたが宇佐美が受けた衝撃は、「スタンガン」だったのだ。

 

そして、菊知の娘は実の子供ではなく「養女」であること。そして、怪我をしてバレエを続けられなくなり、

 

今はスポーツ療法士を目指して勉強している。「彼女は彼女の人生を全うに生きている」と真実を伝えた。

 

そして、宇佐美もまた金をだまし取ろうとした罪や、監禁、爆発物を製造したことなどから、逮捕された。

 

事件がすべて片付き、心太朗はもう一度清二を訪ねた。そして、皆実は改めて誕生日プレゼントを渡した。

 

それは釣り好きな彼に、「サングラス」をチョイスしていた。そして、心太朗も「心拍など健康管理ができる腕時計」をプレゼントしたが、

 

清二は「こういうものは、どうやって使ったらいいのかわからない」というと、心太朗は「そういう時は僕を呼んでください」

 

と、口にした。すると清二は「どこにあったかな」と、袋を持ってきた。そして心太朗に「では、使わせてもらおうかな」

 

と、心太朗が初めてあげた「肩たたき券」は「退職したら使おうととっておいた」と、「今1枚使わせてくれ」

 

と、心太朗は1枚破り清二の肩たたきをした。その心地よいリズムを皆実は聞いていたが、そのころ泉は父のところにいた。

 

皆実に頼まれていた「41年前の事件の資料」だった。泉に「お前は読んだのか?」と尋ねると、読んだという泉。

 

彼は41年前の事件の真相を知ってしまった。それは41年前皆実の両親は「放火」により殺害されたが、

 

その犯人で「無期懲役」で服役している男性が、心太朗の実の父親だったのだ。泉は皆実はこのことを知っているのか尋ねると、

 

京吾は「彼はすべてを知ったうえでこの資料を求めてきた。だからこそ、お前に二人の監視を続けてほしい」

 

と、改めて頼んだのだ。京吾は皆実を受け入れる前から、心太朗の父がかかわった事件の被害者が皆実だとわかっていた。

 

そして、皆実はすべてを知っていて、41年前の犯人の息子である心太朗をバディに指名してきたのだ。

 

この資料が皆実の手に渡った時、心太朗と皆実の間でどのようなことが起きるのか!?

 

そして、ことあるごとに皆実が、心太朗に実の父親の素顔について聞いたり、「父に会うべきだ」と勧める意味が分かった気がする。

 

■キャスト関連作品

Twitterの感想

現実に立てこもり事件があったばかりなので、「配慮」で急遽最初と最後に「テロップ」が挿入されたのでしょう。

 

最後の2人の将棋のシーンで心太朗が「自分で置いてください。せっかく視覚障がい者用の将棋買ったんだから」

 

この後、やっぱりアドリブだったんですね。洋さんの「いい声で言っても駄目だから!」というのもよかったです。

 

二人の現場での関係性がよくわかるアドリブでしたね。確かにどんなに「素晴らしい声色」を使っても人を使うのはよくありませんよ。皆実さん。

 


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