「かしましめし」最終回、千春のモデル、英治の個展、ナカムラの同僚
千春たちがいつものように、わいわいがやがやと過ごしていると、いきなり海外留学していた母親が、
友達を連れて帰国した。韓国人の友人とこの家で同居しようという話しらしい。千春は戸惑ってしまった。
そして、英治もナカムラも突然の出来事で戸惑いを隠せなかったが、それぞれに思うことがあった。
コンテンツ
千春の絵のモデル
蓮井から「絵のモデルをしてほしい」といわれ、英治たちに背中を押されて、モデルになった千春。
だんだんと回を重ねることに緊張が解けてきた。そして、よく話すようになった。その中で母の話題を出した。
母子家庭で育った千春。一生懸命子育てをして、ひと段落して「自分の時間」として、『留学』の道を選んだ母。
その母が突然友達を連れて帰国し、「この家で一緒に住む」と言い出した。もともとナカムラたちとの暮らしは
「一時的な同居」だったが、それが壊れてしまうのは「怖い」と口にした。つまり千春は「一人になるのが怖い」
しかし、蓮井は筆を止めることなく、「人は元々一人。一人の方が気楽でいい。」と持論を述べた。
そして、千春が初めてモデルとなった絵が完成した。いつも鏡で見ている自分とまるで違う。
蓮井から見た「千春」はこんな表情をしているんだ。と、このモデルの体験は千春にとって貴重なものとなった。
原作
おかざき真理
「かしましめし」
かしましめし 1 (フィールコミックス) [ おかざき真里 ]
英治のイラスト個展
千春はひたすらにキャベツを刻んでいた。隣の母は「いい加減にしなさい」とキャベツを取り上げてしまった。
千春は「帰国するなら一言言ってくれてもいい」と言ったが、母も「友達と暮らしているなら教えてくれたらよかった」
と、お互い様の言い分を口にしていた。そして、とうとう英治の初の個展がやってきた。
ナカムラと千春も受付を手伝って容易していたが、まだオープン前に男性が入ってきた。
英治が「イラスト」を描き始めるきっかけとなった、入院中隣のベッドにいた男性だった。昨日退院したらしい。
そして、「絵のことはよくわからないが、やっぱり君の絵が好きだ」と言ってくれた。それから大勢の人でにぎわい、
英治の初の「イラスト個展」は大成功を収めることができた。そんな二人を見ていてナカムラは気持ちが沈んだ。
ナカムラの同僚
千春はノミネートされたコンクールで、賞を受賞したらしい。そして英治は「個展」をやりぬいた。
しかし、自分は異動になった部署で毎日何をしているのかわからない。そして、彼の田口ともうまくいっていない。
そのうえ、千春の母が帰国したことで、今まで楽しかった3人の生活が終わりを迎えようとしていた。
そんなことを同僚に話すと、逆にうらやましがられた。家事や育児はうまくできるのに、「自分の息抜きがうまくできない」
その分、ナカムラは帰宅して仲間とわいわいすることで、息抜きができているという。しかし、その部屋を出なくてはいけない。
同僚を千春の家の食事に誘った。実はシングルマザーで日常的にいっぱいいっぱいだった彼女はとても喜んでくれた。
そして、残るは田口に旅行のことを謝らなくてはいけなかった。しかし、ナカムラはうまく謝れないまま
逃げてしまったが、田口は追いかけてきた。何があったのか、目覚めるとナカムラは一緒に眠れないはずの田口と寝ていた。
田口から、「追いかけあって、疲れて一杯飲んで、一緒に帰ってきた」という話しを聞き、自分で「できない」と思っていただけで、
本当は田口と一緒に過ごすことはできるのかもしれない。そして、千春が「母がほかの部屋を探すから、同居を続けないか?」
と、提案すると二人とも休日に「内覧」が決まっていた。でもその結果がどうなるかわからないが、
同居が解消されるまで、3人のかしましめしは続くのです。
「かしましめし」1話、偶然の再会と、それぞれの悩み、そして3人の同居生活へ
「かしましめし」2話、2年前のナカムラ、今の千春、そして男女の仲
「かしましめし」3話、それぞれに抱える悩み、心のもやもや、まっすぐな人
Twitterの感想
何度考えても結局俺は『かしましめし』が今クールで最強にバランスの取れたテレビドラマだと思うんだ…テレ東の飯ドラマでしょ?という食わず嫌いはもういいから観てくれ〜!とか言ってたらもう最終回か…さみしいけどシーズン2やってほしいので引き続き布教していく!pic.twitter.com/5iOlmR8oN9
— ドラマ考察/評論/実況の大島育宙(無限まやかしの非ドラマ回も告知します) (@zyasuoki_d) May 26, 2023
前田敦子の今期のドラマの役と演技が良すぎて私の中でめちゃくちゃ前田敦子の株が上がってる。
女優やってる前田敦子どんどん観たくてたまらない。#かしましめし#育休刑事— あうたん@推しのぺこちゃん👅 (@pika_1997_0401) May 26, 2023
『かしましめし』雑感。最終話サブタイトル「私たちのかしましめし 」それぞれの人生が食べ物でつながっていくフード系ドラマ。前田敦子の女優としての成長具合を確認。着実に進んでいる。激しい感情を表出する役よりも日常生活に自然に溶け込む役の方がハードルは高い。心地良いドラマだった。 pic.twitter.com/bU3967Ibwq
— ウォルター・ブラックマン (@NogusoYo) May 30, 2023
このドラマは毎話「前田敦子さん」の女優としての成長を、評価する声が多く聞こえましたね。
ブラック企業で精神的に病んでから、こころを閉ざしていた彼女が、2人に再会し、一緒に暮らしだし、
表情豊かになっていく。でも、本当はもう一人ではいたくないと思ってしまう気持ちも、よく伝わってきました。
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