「かしましめし」千春のモデル、そしてノミネート、それぞれの恋

千春は一心不乱にキャベツを切っていた。何かあるとそれを忘れるために一心不乱にキャベツを刻む千春。

 

それを見守る英治とナカムラは何かあったのでは！？と心配していたが、ご飯が出来上がるころには

 

いつもの千春にもどっていた。そして何を考えていたのか話してくれたが、ナカムラははなぜないことがあった。

 

千春、絵のモデルになる

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千春が考えていたのは、蓮井先生に頼まれて「絵のモデル」を引き受けてしまったことだった。

 

2人は「それがいやなの？」と聞いてみると、千春は「嫌じゃない。むしろ二つ返事でOKしちゃった」

 

と、実際は絵のモデルになれることを喜んでいたが、憧れの蓮井先生の「絵のモデル」になる責任感が生まれ始め、

 

とても不安な気持ちになっていた。しかし、2人は「嫌なら直前で断ればいい」と背中を押してくれた。

 

そして、翌日絵画教室へ行き、友人の沙耶にも相談してみたが、「いい経験になるじゃない」と言ってくれた。

 

この日は外に出て、スケッチをするはずだったが、子供たちから「何をするのか？」と聞かれた沙耶は

 

「２人一組になって、お互い絵のモデルになって絵を描いてください。」と発案した。千春の話しを聞いて、

 

急遽内容を変更したが、「モデル」の意味が分からない子がいて、生徒の一人が「裸になるやつだよ」

 

と発言したため、嫌がる子も出てきたが、「裸にはなりません！！お互いの顔を見て、よいところなどをしっかり描いてください。」

 

と、訂正した。そして、帰宅するときに蓮井先生の家により、「絵のモデル」となった千春だったが、

 

蓮井から「動いていいから」と言われると、大きく息を吸って「そうですよね」と緊張していることを伝えた。

 

「私語もいい」というので、何か話そうとしたが、千春のスマホが鳴った。「出ていい」と言われたので、

 

スマホに出た千春だった。そして、そのスマホが千春の運命を変えるかもしれない連絡だったのだ。

 

 

 

と、そして、ノミネートされた一覧を見せると、その中には千春が以前勤めていた会社の社長佐渡もいた。

 

千春は佐渡だけには負けたくなかった。結果がどうなるか心配だが、とりあえずノミネートされたことは喜ばしいことだった。

 

そして、英治はナカムラを心配していた。千春が蓮井の家に泊まった日、ナカムラは恋人の田口と泊りがけの旅行へ行ったが、

 

結局同じ空間で眠ることができずに夜中に帰ってきた。婚約寸前までいった彼氏とは同じベッドで眠れていたのに、

 

どして田口と眠れないのか、その時答えが出た。元婚約者は浮気をしていたから、すべての愛情が自分へ向くことがなかった。

 

しかし、田口は純粋に自分を愛していくれているから、その愛情がすべて向かってくるのが怖かった。

 

そんな話をしたが、それを千春に言い出せずにいたが、幸せそうな千春を見て、話しをするのをやめた。

 

それも仕方ないと思っていたが、すぐ後になり田口がナカムラの下へ走ってきた。そのため、土屋は気を利かせて、

 

別の場所へ移動したが、そこで営業先から戻る英治にあった。そして、まだ時間があるという英治を誘ってカフェに入った。

 

土屋は「後ろ姿」の写真を見せてきた。英治は「後ろ姿」の写真が集まっていて「斬新！！」とほめたが、

 

土屋の狙いはそこではなく、次の個展で「後ろ姿をやりたい」と、若林に話してほしいというのだ。

 

彼はとてもこだわりが強く。「こうだ！」と思ったら自分の意見を曲げない。でもそこに「第三者」が入ることで

 

話しがスムーズに進むかもしれない。と言ったのだが、英治は「第三者」と言われたのが心地悪くて、

 

すぐに席を立ってしまった。そして、ナカムラは田口に旅行のことを謝ろうとするのだが、その近くで「長縄」をしようとしていた

 

３人の子供が全員「跳びたい」というので、なぜか「長縄回し」に付き合う羽目になり、謝ることができない。

 

何度も謝ろうとするが、そのたびに子供の誰かがつまづきやり直し。それに子供からのリクエストもあり、

 

２人の話しは進まなかった。そして休日になり、英治は入念に掃除をしていた。蓮井と若林を招いてランチ会があったのだ。

 

ナカムラと２人で準備していたが、メニューは「しゃぶしゃぶ」なので、ナカムラは１人でもできるから。

 

と英治が若林と話せるように、気を使ってくれたが、英治は若林の下へ行くことができなかった。

 

しかし、若林から手伝いに来てくれたため、英治は二人でキッチンに立つことができた。蓮井と千春は恋人ではないが、

 

よい師弟関係となりつつある。そしてあとは英治だが、翌日彼はとてもうれしそうに朝食を用意していた。

 

実はランチの後二人で買い物へ行き、話していて英治は自分の気持ちを打ち明けることができた。

 

結果は「失恋」したが、自分の気持ちを伝えたことですっきりした。そして、新たな目標ができていた。

 

「自分のイラストの個展を開く」仕事で、デザインから外されてかなり経つが、土屋と若林に触発されたらしい。

 

２人は全力で応援すると言ってくれたが、その時になり千春の母が友人を連れていきなり帰宅してきたのだ。

 

３人の生活はどうなるのだろうか！？

 

 

そして、英治はすでに「異性」という感覚が２人にはないのが、冒頭の食事シーンでよくわかった。

 

ナカムラにくっつく英治を嫌がるでもなく、席を移動してもくっつく英治を２人は笑って受け入れている。

 

だから、「英治が振られる」という気持ちがわかないというのもわかる気がする。

 

 

 

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