「祈りのカルテ」5話、循環器内科のVIPとリーク、そして隠された真相

諏訪野は循環器内科での研修が始まった。担当医は上林。みどりとペアになり研修を行うことになった。

 

まず最初に注意された事は「ここはVIPが入院する場所だから、患者の情報は絶対に外に漏らさないこと」と注意された。

 

そんな時、研修医たちの部屋で騒ぎが起こっていた。病院に黒塗りのいかにもVIPの車が停車していたと言うことだった。

 

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循環器内科のVIP入院

循環器内科に女優の相原絵里が入院してきた。彼女は重い心臓病を患っており、海外での希望していた。

 

それまで容体は安定しておくため、人工心臓をつけて入院を希望していた。諏訪野は、彼女のために何かしたかった。

 

そして、何かできることはないかと彼女に聞くと「おいしい餃子が食べたい」と言って、希望を伝えてきた

 

諏訪野は「担当医に相談してみます!」と言うと「おいしい杏仁豆腐も食べたい」とリクエスト追加があった。

 

反対するみどりだったが、諏訪野は上林と相談したのか、その姿は中華料理屋さんにあった。

 

すると、以前外科で手術した男性が声をかけてきた。「一緒に飲もうよ」と言って、カウンターからテーブル席に移った。

 

そして、簡単に話を始めたところで、持ち帰りの餃子と杏仁豆腐の用意ができたので、諏訪野が彼の会計を済ませて帰っていった。

 

すると、翌日愛原の記事が雑誌に掲載されていた。マネージャは病院内の誰かがリークしたと怒り心頭だった。

 

しかし、誰もリークしていない事は確かな事実だった。誰も雑誌記者に知り合いはいないからだ。

 

雑誌記事が掲載されると、すぐに事務所の社長が記者会見を開いた。愛原を救うために寄付金を募りたいと言うのだった。

 

しかし、翌日になり「事務所の社長がお金を横領」と言う記事が出てきた。そこで諏訪野は話があると、マネージャーを呼び出した。

 

実際に雑誌にリークしたのは、マネージャーではないのか?事務所に全くお金がないため、今回の入院を理由にお金を集めているのではないか?

 

マネージャーは素直に自分がリークしたことを認めた。そしてお金がないことも認めていた。

 

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愛原のリークの理由

愛原の本名は四十住絵里だった。みどりは身に覚えがあった。小児科で担当した沙智だった。

 

もしかしてと思いカルテを確認すると、やはり母と妹が記載されており、2人は姉妹だった。

 

しかし、妹の沙智はすでに退院していたが、腎臓の病気のため完治が難しく、人工透析に通うことになっていた。

 

人工透析に来た時は、みどりが彼女の様子を見に行っていたが、姉が入院していることを彼女も雑誌知っていた。

 

しかし、彼女は自分のせいで姉としばらく会っていないと言う。自分が病気になり、母がつきっきりになったため、

 

姉は自分のことが嫌いだと言う。しかし、絵里の手術は日本では難しい、特発性拡張型心筋症だった。

 

少しでも姉妹の時間を作ってあげたいと思い、絵里の許可をもらい、沙智を病室に連れて行ったが、

 

絵里は妹に冷たくあたり、怒りをあらわにした。紗智は寂しそうに病室を後にした。その日の諏訪野は気づくことがあった。

 

自分の入院のリークも含めて、すべて絵里自身の計画だったのではないかと。

 

 

隠された事実とは?

諏訪野は絵里に「何か他にして欲しい事はないか?」と彼女に尋ねると、外の空気が吸いたかったのか

 

ベッドから車椅子に移り、病室の窓を開けて外の風を体いっぱいに受けていた。そして諏訪野のは自分の疑問をぶつけた。

 

それは、事務所にお金がないことをおしり、自分の病気を理由に寄付を募ること、雑誌記者に自分の病気をリークすること

 

そして妹につらく当たったこと。その全てが彼女の芝居だったのではないかとすると、彼女は全てを認めた。

 

みどりは、絵里が海外で臓器移植を行う病院について調べていた。実はそこでは、心臓を移植を行っていなかった。

 

では、なぜ彼女は移植のための寄付を募ったのか?それは彼女が自分自身の病気で、様々な病院を転々としている間に

 

同じような病気で亡くなっていく人を見ていた。そうするうちにその人たちを救いたいと思うようになっていた。

 

だから、今回の寄付を募ったのは、同じような病気で苦しむ人たちに、少しでもお金を残してあげたいと言う彼女なりの気持ちだった。

 

初めから彼女は病気を治すつもりで入院してきたわけではなかった。そして妹につらく当たったのも全て演技だった。

 

そして、彼女は「脳死判定」を受けるまで急激に悪化してしまった。しかし、諏訪野は「臓器移植カード」を彼女から見せてもらっていた。

 

すぐに沙智が病院にやってきて、腎臓の臓器、移植の順番を待っていたが、姉の腎臓移植してもらうことになった。

 

妹の病気を直彼女はこのよう去っていった。そして妹も元気に退院することができた。姉は2人に手紙を残していた。

 

本当は家族のことがとても大好きだった。でも、それを素直に言うことができなかった。彼女は最後に餃子を食べたかった。

 

だからか、沙智が退院する際に、母親から「何が食べたい?」と聞くと「餃子」と答えていた。自分の中に入った姉がそう言っているのか?

 

彼女の体の中で四十住絵里は、これからも生き続けることができる。そして募った寄付金は、すべてボランティアに回った。

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