「マイルームエンジェル」最終回、時間を楽しむ2人、笑った2人、そして小旅行

天使は幸紀に抱きついた。そして幸紀もまた天使を抱きしめた。2人の思いは通じ合った。
そして天使は「付き合ってください」と言ってきた。動揺した幸紀だったが
天使の言葉の意味が理解できて、ほっとした様子もあった。

 

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楽しむ2人

天使は「付き合ってください」と言った。それはきっと神様が「ワンチャン」をくれた。
それは生前、彼が楽しめなかったことを、幸紀と一緒に楽しむため、時間をくれたのだ。
と、解釈した。幸紀は付き合ってください」と言われて動揺したが、
天使がやりたいことを、思いっきり楽しむことに付き合う。これに納得した。
そして、天使がやりたかった事は、漫画をたくさん思いっきり読むこと。
幸紀はこんなことでいいのか?と思ったが、天使が楽しそうだったので、よしとした。
そして次にファーストフードを買いに行った。食べたいものを食べたいだけ買った。
しかし、その帰り道幸紀は思わず足を止めてしまった。道端でタバコを吸っている男たち。
それは弟の友紀と、その仲間たちだった。幸紀は目をつけられているため、その場から走り去った。

 

■ドラマ関連作品

 

久しぶりに笑った2人

なぜあんなに走ったのか、天使は聞いた。先程の男たちが、自分を狙っていると告げた。
天使は弟がいるならば、自分を守ってくれるのではないかと思ったが、
両腕を折られてまで、ヤクザになった弟が自分のことを守ってくれるわけがない。
そして、友紀という名前を聞いて、天使はいかにも兄弟らしい名前だと言った。
そして、自分の名前も父親が考えた「天を志す人」と書いてたかしという名前だった。
しかし、天使は「今は落ちちゃってますけどね」と言った。幸紀はどう反応していいかわからなかった。
天使に「笑ってもいいか?」と尋ねると天使の方から笑い出した。久しぶりに2人とも笑うことができた。

 

■ドラマ関連作品

 

海へ小旅行

天使はお寿司とか思いっきり食べたいと言っていた。幸紀はやっと就職も決まり、
母親のありさの近くで親孝行したいと思い、地方へ引っ越すことを考えていた。
もちろん天使はそこについていくつもりだった。その前に天使のやりたいことをやる。
バスで海へ出かけた。そして普段食べたことないお刺身の舟盛りを食べた。
ふと、天使が悲しげな顔をした。「僕はこんなに楽しんでもいいんでしょうか?」
と言ってきたが、幸紀は思いっきり楽しんでいいと言ったため、天使はまたお刺身を食べ始めた。
その後2人で海ではしゃいだ。水鉄砲でお互い水を掛け合い、濡れた羽根を拭いてあげた。
幸紀は最高に幸せだと思った。そして天使もその気持ちを全身で感じ取っていた。
そんなふいをついて、天使が水鉄砲をかけてきた。幸紀は仕返しのため、自分の鉄砲に水を詰めていた。
天使はとても幸せで、「今なら飛べそうな気がする」と思っていた。そして幸紀が振り向くと天使はいなかった。
わかっていた。天使が誰かに愛されたいと思った。心が満たされた時、彼がいなくなることを。
しかし、あまりにも急だった。幸紀はあれが自分の妄想ではないかと思い始めた。
そんな時ありさが就職したと言う連絡以来、連絡が来ないので心配して尋ねてきた。
そして、散らかった部屋を片付け始めると、羽を見つけた。思わず「きれいな羽根」と口にした。
今まで幸紀にしか見えなかった。天使。この羽根がちゃんとここにあって、自分以外の人にも見えている。
確かに天使はこの家にいた。それが動かぬ証拠だった。思わず泣いてしまった。
ありさは自分が正しいと思った道を行けばいいとと励ましてくれた。
そして、天使の家の人に連絡を入れ、お線香をあげに行った。そして、何もなくなった部屋で別れをつけた。
新天地で、彼が残した羽根を胸に、彼は仕事に励むことにした。

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