「マイルームエンジェル」1話、仕事中の事件、部屋に天使が来た。感情がわかる
幸紀は古いアパートの2階に住んでいた。テレビも何もない殺風景な部屋に住み、携帯はガラケー。
そして、日々アルバイトで食いつないでいたが、それでもぎりぎりの生活をしていた。
そんなある日、家に帰ると大きな翼を持った「天使」が部屋にいた。彼もなぜそこにいるのかわからなかった。
コンテンツ
仕事中の事件で怪我をした幸紀
幸紀は家から歩いていける距離のコンビニでバイトしていた。しかし、どこか「人生を諦めた」ような幸紀は
決して愛想はよくない。お客に笑顔で接客するなど皆無な性格だった。そんな彼にある日事件が降りかかってきた。
2人組のお客がたばこを買いに来て、幸紀の愛想の悪さを指摘した。そして「愛想よくしろ!」という客に
何とか作り笑いをしてみるが、それが逆鱗に触れてしまった。幸紀は店内ではやばいと思い、
客と一緒にお店の外に出た。そして幸紀は殴られるままにしていた。しかし、昔の幸紀を知っているのか、
そのことを客が口にすると、幸紀の態度は豹変した。さっきまで謝罪していたが客を殴り始めた。
その時事件が起きた。幸紀はお腹に感じたことのない「熱さ」を感じたのだ。それがナイフで刺された傷だと気付くのに
少し時間がかかるくらいに、幸紀は一瞬何が起きたかわからなかった。そして意識が遠のく中で天使にあった気がした。
原作
はらだ
「ワンルームエンジェル」
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電子書籍版
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部屋に天使が来た
幸紀は奇跡的に命は助かった。しかし後に残ったのは高額な医療費の請求書だった。肩を落としながら自宅に帰ると
見たこともない人物が家にいた。背中から大きな翼が生えた少年。しかし、彼は「記憶がない」というのだ。
なんとか話してみるものの、なぜこの部屋にいるのかもわからないというのだ。そして、話していくうちに
彼は天使であり、人間の感情を読み取ることができるというのだ。しかし、彼に行くあてはない。
幸紀は1人での生活もままならないのに、天使と同居する羽目になってしまったが、追い打ちをかけるように、
バイト先に「次のシフト」を聞こうと電話すると、「あんな騒動起こされたから、君はクビ!!」と仕事を失ってしまった。
本当にお先真っ暗、治療費すら払える宛もなくなってしまった。すると天使の羽根が落ちてきた。
感情がわかる天使
天使は幸紀の「お先真っ暗」な感情を感じて羽根が抜けてしまったという。彼はそばにいる人の感情がわかる天使なのだ。
そして、その感情が「負の感情」なら羽根は抜けるが、逆の感情ならおそらく羽根は立派に成長するのだろう。
天使は飛ばなくてはいけない気がして、幸紀に屋上のある場所へ連れてきてもらい、羽根を広げた。
何とか羽根を動かすことはできたが、抜け落ちた羽根が多いためか、飛ぶことはできなかった。
そしてまた幸紀の部屋に戻ってきた。しかし天使は綺麗好きらしく、「床の上では寝れない」と言ったり、
幸紀がまだ洗濯していない服の匂いを嗅いで、感情をあらわにしたりしたが、結局2人で1つの布団で寝ることになったが、
幸紀は寝るときに「天使の羽根」が当たってとても邪魔だった。しかし、天使はこうして寝ないと羽根が邪魔して眠れない。
と、結局羽根は2人の間に挟まるようにして眠ることになった。幸紀は「これは夢で目覚めたら天使なんていない」
と思っていた。そして目覚めると横に天使はいなかった。やはり夢だと思ったが、窓際に幸紀の服を着た天使がいた。
ここから、人生諦めモードの幸紀と、記憶をなくした天使の奇妙な共同生活が始まってしまった。
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