「マイルームエンジェル」3話、母親の来訪、幸紀の過去、ネットニュース
幸紀は相変わらず仕事が決まらない。しかし、食事は2人分必要で、生活は維持しなくては行けない。
ありがたいことに母が振り込んでくれたお金で何とかしのぐことができた。しかし、早く仕事を見つけないと。
そんな時、過去を思い起こす事件が起きてしまった。幸紀が持つ過去とは一体何なのか!?
コンテンツ
突然の母親の来訪
朝早くアパートは騒がしかった。女性がどこかのドアを叩いて、叫んでいる。幸紀はドアを開けてみてみた。
すると母親が自分の部屋を間違えて、他人の部屋を叩いて、蹴り飛ばし自分の名前を呼んでいた。
幸紀に気づいた母親は「あ、部屋間違えた。」と近づいてきた。幸紀はとっさにドアにカギをかけた。
天使が見つかってはいけない。とりあえず押し入れを空にして、天使に入ってもらった。
そして、改めて母親の「ありさ」を招き入れた。そしてありさはテーブルにスマホがあるのを見つけた。
自分が先日振り込んだお金で、贅沢したと言われたが、本当のことは言えない。そして、「あいつのようになるな」
と、言ってありさは帰って行った。天使は押し入れから出てきていた。「あいつ」とは幸紀の弟のこと。
原作
はらだ
「ワンルームエンジェル」
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電子書籍版
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幸紀の過去にあった事件
幸紀には音信不通の弟がいた。ありさも今は関わりたくない。と探そうとはしていない。
それは幸紀があまりよくない仲間といた時、やばい仕事に誘われてハングレ集団の中で羽振りよくしていた。
その中で大麻を売買することを任された。乗客ばかりでとても懐が潤っていた。そこで弟を誘ったのだが、
上にいるやくざに呼び出され、大麻を売っていたメンバーが正座をして、謝罪したが、中から一人選ばれた。
それが幸紀の弟だった。やくざの親分は弟の両手首の骨を折ることで、全員を許すというのだ。
幸紀は「弟は自分が誘っただけだから、自分が代わりに」と申し出たが相手にされず、幸紀の目の前で弟は
ハンマーで両手首の骨を折られて、連れて行かれてそれっきりとなった。組の構成員になってしまったのだ。
それを今でも幸紀は悔いていた。自分があの時誘わなかったら。そして先日自分を襲った奴らも弟を知っていた。
天使は話しを聞いて、自分の記憶を取り戻すため、2人が出会った場所へ行きたいと言い出した。
事件の日のネットニュース
2人が出会ったのは、コンビニの路地裏。幸紀が2人組に襲われて、意識が遠のく中天使を見た。
その場所へ行ってみた。天使は地面を触ってみたり、色々してみたが記憶が戻らなかった。
帰ろうとすると、1人の男が鉄パイプを持って「先日はよくもうちの若い連中を絵画ってくれたな!」
と、言って幸紀に襲い掛かってきた。幸紀はひらりと交わし、パイプも下に落とした。男は素手で向かってきたが、
幸紀はそれを交わすと、弟を知っていた2人の仲間だと思うと感情が抑えられなくなり、
男性を馬乗りになって殴り出した。感情に任せて殴っていると、騒ぎを聞きつけたコンビニの店長が出てきたので
幸紀は逃げようとしたが、天使の羽根が大量に抜けているのを見て謝って、羽根を拾い出した。
そして、帰宅してから押し入れから見つけた花火をしようとしたが、火がつかなかった。
でも線香花火はできた。幸紀には弟の大切な思い出の詰まった線香花火だった。その後部屋に帰り寝たが、
天使は気になることがあり、スマホで検索した「コンビニ 事件」と検索すると、幸紀が殴られた日に
同時刻高校生くらいの男性が、ビルから飛び降りた。とネットのニュースに出ていて天使の目はくぎ付けになった。
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