「マイルームエンジェル」4話、知った天使、気づかれない事実、真実を話す
天使は、スマホのネット記事から、幸紀が腹を刺された日に、同じ場所で男子高校生が飛び降りたことを知った。
この男子高校生が自分である可能性が高い。それでも誰にも聞くことができなかった。
そこで天使は記憶を取り戻すために動き出し、驚くような真実を知ることになってしまった。
コンテンツ
自分のことを知りたい天使
部屋の中は真夏の暑さでとてもいられない状況だったが、生活が目一杯のため、冷房は使えなかった。
少しでも暑さをしのぐため、部屋の中で2人は流しそうめんをして、楽しむことにした。
天使はは幸紀が面接に行ってる間に、1人外に出ることにした。いつもの外出の格好。
そして1番事件のことを知っているのは、幸紀が以前バイトしていたコンビニの店長だと思う。
そこでコンビニへ行き、店長に声をかけ自分のことについて知りたいと思うが、一向に相手にされる気配がなかった。
しかし他の客が来ると、店長はしっかりと接客をしている。そのため、何度声をかけても振り向いてもらえない自分は
もしかしたら他人には「自分が見えない」と感じ始めた。それを確かめるため、人通りの多い所へ来た。
原作
はらだ
「ワンルームエンジェル」
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電子書籍版
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気づかれない天使
試しに天使は人通りが多いところに出てみた。そして「誰か僕が見える人はいませんか?」
と言って声をかけてみたが、誰も振り向く事はなかった。本当に自分は誰にも見えていない。
ではなぜ幸紀だけ自分が見えているのか?それは同じ日に、同じ場所で起きた事故が関係しているのか?
そして自分が記憶を取り戻すことが、自分が天使になった経緯を知るきっかけになるのか考えてみた。
真実を話した幸紀
帰宅した幸紀は、塞ぎ込んだ天使を見た。そしてスマホのニュースを見た。幸紀は最初から知っていた。
自分がお腹の痛みで苦しんでいる時、その傍で落ちてきた男子高校生がいたこと。しかし天使に言う機会がなかった。
そこで2人で店長のところに行った。店長は飛び降りたのが、常連のお客さんの子供であることを教えてくれた。
そこで幸紀はそのお客さんの家に向かうことにした。まだ遺骨がそのまま家にあった。
物静かな少年だったと言う男子高校生。遺書を残して自殺をしたと言う。遺影は天使だった。
本当にこの人の子供が亡くなったのだ。家の中を見回すと、父子家庭で育ったようだった。
そして壁に貼られた落語のポスター。天使が落語を話すのは、父から落語話して聞かされたからだった。
天使は自分に起きたことを全て納得した。幸紀は自分が辛いときに「自分が欲しい言葉」をくれる天使。
そんな天使に今自分は何ができるだろう。彼は後から天使に向かって抱きついた。
人通りの多い場所。誰も天使の事は見えない。幸紀が何をしているのか、不審に思う人もいる。
それでも幸紀は天使を後からずっと抱きしめていたかった。
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