雫が気づき始めた真実と母の記憶「知ってるワイフ」9話

雫は自分の気持ちを抑え込むため、津山と交際することにしたが、元春が離婚したことによりその留め金が外れた

 

そして元春に本当の気持ちを伝えた。しかしそれは、受け入れられないことだと言う事は雫も理解していた。

 

しかしどうしても気になるのは、母親が元春がお婿さんだと言い張る事だった。そして具体的な絵まで書いている。

 

 

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隠せない気持ち

本来は義理の妹として付き合うはずだった、元春の妹なぎさと、雫はちょっとしたことから知り合い、意気投合して親友となった。

 

そして雫が悩んでいる時、なぎさは素早くその気持ちの中にあることに気づいた。元春に思いを寄せていること。そしてそのことが上司2人の中を引き裂いたこと。

 

話を聞いてあげることができても、それを修復してあげることができなかった。しかも自分の兄の事が好きならば、応援してあげたかっただろう。

 

でも雫は、1人でも自分の本心を聞いてくれる人がいて少しは安心できたのではないだろうか。

 

 

しかし、なぎさの夫である木田は、すべての話を聞かずに、元春を殴りつけてしまった。なぎさわそのことを知らない。

 

そして雫が気づいてしまった密かに元春が異動願いを出していることに。すべての責任をとってこの支店から去っていこうとしていることをしてしまう。

 

しかし自分の気持ちに嘘をつけなかった。あのキスは偶然ではなく自分が自らキスをしたのだと認めた。それが尚更物事をこじらせたのかもしれない。

 

自分にも、大きな責任があると感じているときに、自宅に戻るとテーブルの上に結婚式の絵を見つけた。それは母が書いた絵だった。

 

 

久恵と小池

その頃母は、ヘルパーと一緒に近所の散歩に出ていた。しかしヘルパーに電話がかかってきたため、少し母から離れた。

 

すると、木陰のテーブルに小池がいることに気づき、久恵は当たり前のように近づいていた。2人は知り合いだったんだろうか。

 

そして、声をかけられた小池も驚くことなく、久恵とトランプをして楽しむことになった。やっていたのは神経衰弱。

 

どんどんカードをとっていく久恵。しかし悲しそうに「私の記憶力を信じてもらえない」と小池に話した。

 

そして2人で空を見上げて、「もうすぐ9月2日ですね。2つの月が重なります。」と謎の会話をしていた。おそらくこの9月2日がタイムスリップできる唯一の日なのだろう。

 

 

久恵は当たり前のように小池に聞いた「また戻られるんですか?」すると小池は「もう戻りません!」と答えた。

 

という事は、小池がタイムスリップしていることを久恵は記憶をしている。そしてそれが9月2日であることも。そして元春のように人生をやり直そうとしたこと。

 

しかしタイムスリップしても、人生がうまくいかずさまよい続けているのが、小池なのだと思う。そして人懐こい性格の久恵の事だから

 

どこかの時点で、小池に話を聞いてタイムスリップの話を覚えていたのだろう。そして元春がタイムスリップして人生をやり直したことに気づいているのだろう。

 

それを雫に伝えたくて、わざと少しボケたふりをして、元春を婿だと言ってみたり、2人の家族を絵を書いてみたりしているのではないだろうか。

 

しかし雫には、母が軽い痴呆症のため、その症状が混乱を引き起こしていると思っている。

 

 

雫が気づいた夢の真実

雫はいつも同じ夢を見ている。同じ夢といっても「同じ男性の夢」を見ている。とても気持ちが休まる夢だった。

 

しかし、母が書いた結婚式の絵を見た日の夜、しずくは確実な夢を見た。今まで顔がぼやけていた男性の顔がハッキリしたのだった。

 

今までずっとぼやけていた顔は、元春の顔だったのだ。そして2人は夫婦になり2人の子供をもうけ、幸せに暮らしていたが、

 

自分が元春にとんでもない態度をとっていた。そんな夢を見た。そうなると母が言っている話と辻褄がだんだんあってくる。

 

そして「慶正大学」と言う名前が出てきて、鐘がある景色が出てきた。そして自分の名前を呼ぶ元春の顔。雫はすぐに大学に向かった。

 

 

一方で眠れない本治も、昔を思い出して大学の鐘がある場所に向かっていた。そしてふと隣を見ると雫がいた。なぜだろう…。

 

雫は自分が見た夢の話を全部した。そして真実を教えてほしいと元春に頼み込んだ。

 

すると静かに決心を決めて、元春は語り始めた。俺たちは夫婦だったんだよ。過去に結婚していた。

 

自分が見ていた夢と、母が描く絵は真実だとこのとき初めて雫は知ったが、少し驚いたが、やっと話の全てが噛み合い気持ちが少し晴れたかもしれない

 

感想

9月2日に唯一タイムスリップできる日があるということがわかりました。でもそれは毎年ではなく、

決まった年の9月2日だということです。だからその日に元春がもう一度タイムスリップするならば、

もしかしたら再び雫と結婚できる可能性は残されているかもしれません。久恵は小池のタイムスリップタイムスリップの話を信じており

そして通常の人間のように記憶が消えることもなかったので、雫に一生懸命真実伝えようと彼女なりに頑張っていたのだと思う。

 

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