日テレ「私たちはどうかしている」意識の戻った大旦那の決意！！
七桜には多喜川がついて、見守っていた。いつしか多喜川には「愛情」が生まれていたが
七桜の気持ちは今も椿にあることを知っているので、無理に七桜を自分のものにしようとはしない。
そっと見守るスタンスを守っている。その立場からいろいろな支援をしてきた。
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今日子の陰謀
五月雨亭の「春の園遊会」の和菓子は、圧倒的に七桜が有利だった。
しかし、料亭のゆうこが調べると、裏で今日子が根回しし、椿のお菓子に票が行くように仕組まれていた。
そして、夕子からの情報で大旦那の命が残り僅かだと知り
素直に七桜に伝えた。年内持つか持たないか。
ならば早く大旦那に「正当な後継者」と認めて欲しい。
七桜は講堂に出た。そして今日子も行動に出た。
今迄見舞いにすら来なかったのに、死期が近いならば家にいた方が何かと便利だと踏んだのだろう。
そして、七桜は大旦那の前にいた。
「私は樹さんの娘です」
大旦那の意識ははっきりしていた。「さくら」と名前が聞こえた時から
意識が戻り始めていたのだ。
唯一の証拠
七桜が唯一の証拠、母が残してくれた「DNA鑑定書」を大旦那に見せようとした時
今日子が乱入し、鑑定書を破りぐちゃぐちゃにしてしまった。
唯一の証拠を破られ、悔しい七桜だったが、大旦那が「2人にして欲しい」
と、今日子と椿に伝え、七桜は大旦那と初めて母と樹について話すことができた。
大旦那は樹に恋人がいることを知っていた。
しかし、厳しい家柄でやっていけるものではない。と、樹の気持ちを知りつつ
今日子と無理矢理結婚させた。しかしその後職人として入ってきた百合子が
樹の恋人であることを、樹が亡くなった後に知った。
だからこそ「さくら」が本当は樹の子供ではないのか。という疑いがあり
ずっと探していた。そして、七桜が子供の頃に作った「桜のお菓子」を七桜は持参していた。
そして、それを食べた大旦那は確信した。あの時のあの味。まさしく七桜こそさくらだと。
大旦那の決断
大旦那が、昔からの習わしで「血縁」を大切にしてきたからこそ悲劇が起き続けた。
これ以上の悲劇はもういらない。
そこで、誰もが納得する方法で後継者を決めることにした。
12月31日に、大旦那を納得させるお菓子を作り上げる
それが、椿か七桜のどちらかが、「光月庵」を継ぐにふさわしい人間か。
ということだった。
15年前から、徐々に味が落ち、ひいきの客も離れていく。
それは、「光月庵」の味を作り出せないからに他ならない。
ならば、「光月庵」にふさわしい和菓子を作ったものこそが【後継者】となる。
再び、椿と七桜は「和菓子対決」をすることになってしまった。
皮肉にも、友人主催の和菓子対決で再会し、結婚寸前まで行った2人が
五月雨亭の選定会で再び、お互いを認識し、そして、この対決がおそらく最後になるだろう。
2人の運命は「対決」という形で決まるが、それは負けた方が去ることを意味するのか・・・！？
七桜は縛られ続けた椿を、愛するが故に自由にしてあげたいと思っている。
ならば、対決に自分が勝ち、椿を店から出すことで「自由」を選択できる人生を与えるつもりなのかもしれない。
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