TBS「お金の切れ目が恋のはじまり」2人それぞれの思い出

「モンキーパス」創業者でもある、慶太の祖父が大切にしてきた場所がある。

「わくわくスポーツランド」子供たちのために使用され、年に一度は【ジュニアテニス大会】が開催される。

しかし、赤字の施設のため改修し、新しいレジャースポットとして、生まれ変わる計画が持ち上がった。

 

コンテンツ

慶太の気持ち


圭太はお金には無頓着だが、人の気持ちに敏感な男性からだと思う。

じいちゃんが大切にしていた施設

この存在自体が全く別物に変わることに、ものすごく抵抗を感じている。

ここには、子供たちの笑顔や涙の思い出が詰まっている。

 

それすら知らない山鹿に、最新のレジャースポットにして欲しくない。

彼女を奪われたばかりか、祖父が大切にしたものまで奪われる。

そこで、採用されなくても、慶太なりの「企画書」 を経理課でありながら提出した。

おそらく、全ての企画書は社長である、父が全て目を通しているのを知っているからこそ

慶太なりに、父に施設改修反対を伝えたかったのだろう。

 

玲子の思い出

玲子の部屋に布団を運んだ時、慶太は自社の昔のおもちゃが飾られていることに気づいた、

ゼンマイ式で、猿のゼンマイを巻くと「くるくる」回りながら、手に持ったラケットでボールを打つ

それだけの仕掛けの人形だった。

しかし、それは今どこにいるのか分からない父への想いが詰まっていた。

 

テニススクールに通い、おそらく「モンキーパス」主宰のジュニアテニス大会に出場した玲子。

どうしても、勝ち抜いて「トロフィー」が欲しかった。でも勝てなかった。

涙がぼろぼろ流れてくる玲子に、会場で売られていた、このおもちゃを父がプレゼントしてくれた。

そして、その動きを見ているうちに、気持ちが落ち着き笑顔になれた。

だからこそ、「モンキーパス」に入社したのかもしれない。

 

社長富彦の思い


いくら採算がとれないから。

と、すぐに近代的なレジャー施設に改修するには、苦い顔をする富彦。

一般入社し、懸命に働き叩き上げで上り詰め「社長」となったが、

初めて富彦の企画が通ったのが、玲子が大切にしている、ゼンマイでテニスをする猿のおもちゃ。

 

はじめて採用され 、販売してそれを手にした子供たちはどのくらいいただろうか…。

おそらく玲子がテニス大会で、買ってもらったので、大会限定で初めて富彦の力が試されたのでは?

義理の父である前社長の思い入れと、自分のスタートラインである

「わくわくスポーツランド」の改修は、慶太のわずかな後押しもあり、白紙になった。

これからも、ここからどれだけの笑顔が生まれるだろう…。

 

TBSドラマ老舗玩具店【モンキーパス】舞台「お金の切れ目が恋のはじまり」テニス大会

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