「大豆田とわ子と元三人の夫」7話かごめの死因は一体何だったのか?

かごめが亡くなり1年が過ぎていた。かごめに代わりに投函した漫画は賞を受賞しており、トロフィーはとわ子の家に届いた。

 

そして娘の唄は高校進学を機に、家を出て祖父の家へ引っ越しすることになった。

 

みんな自分の元から去っていく。そんな寂しさを抱えながら、この1年を過ごしていたのかもしれない。

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かごめの死因

かごめがこの世からいなくなり、さらに大好きな人だと気付いた。しかしもうそれを伝えることができない。

 

かごめが死ぬ前にいろいろな予兆があった。

  • 靴下に穴が開いていても気にしない
  • 諦めていた漫画を描き出した
  • 頻繁にとわ子に会いに来た
  • 祖母の遺産を勝手に寄付した
  • そして死ぬ前にとわ子に電話があった

既にかごめは「死」を決めていたのかもしれない。何かの病気だったのかもしれない。

 

様々な憶測があるが、その日の朝に電話をしたときに、元気だったととわ子は言った。

 

そして、その後にも着信があったけど、違う人と一緒にいて、その人のことを優先したかったから電話出なかった。

 

次に電話が鳴ったときには、かごめが亡くなった知らせだった。じゃあ最後の着信はさよならの着信だったのじゃないか?

 

 

それを示すように、とわ子がかごめがなくなった後に部屋に行くと、漫画は仕上がっていた。

 

彼女が最後でやりたかったことを、やり終えたから彼女自身が最期の時を決めた。

 

そして最後に、好きな人の声を聞きたかったのではないだろうか。何らかの病気を抱えており、余命を待つよりも、自分でその時を決める。

 

かごめならそうしそうだ。それか、「心筋梗塞」と言っていたのはかごめで、救急車を呼びたくないから、とわ子に電話した。

 

いろいろな考えが巡るが、やはり自分で死に際を決めていたその方がかごめらしい。最後まで変わった女性であり続ける。

 

亡くなった後も、好きな人の記憶の中で、「変わった女の子」のままであり続ける。そして謎の行動をいつもする女性。それがかごめ。

気持ちの整理

そして1年の時が過ぎても、とわ子の中であの電話に出なかったことが、悔やまれてならなかった。

 

そしてふとあんなに大好きだったかごめを忘れている自分に気づき彼女に寂しい思いをさせたかもしれないと後悔する。

 

でも、公園で会った男性に、たまたまバスで出会い、彼が必死に計算をしているのは、首を掻くこと、足をバタバタすること。

 

そんな見ず知らずの他人たちが、知らないうちにやっている行動が、いつ重なるかと言うことを計算していた。

 

とわ子も計算してみることにしたが、気づいたらバスを乗り過ごしてしまい、慌てて降りた先が男性と同じ場所だった。

 

そしてお互いに、持っていた手帳落とし、お互いに何をしていたかがわかってしまった。しかし、あわてて降りたので、バスに忘れ物をしたとわ子。

 

走ってバス追いかけて、忘れ物を取りに行ってくれた男性。ただの1個のシナモンロールだったのに。

 

それを分け合って2人で食べながら、数式の話をした。そんな話を聞いていたとわ子だが、相手からつまらない話ですみませんと謝られてしまった。

 

 

「その人が楽しいと思うことを聞いているのは、楽しいです」と答えると、男性はとわ子に、「次はあなたが好きな話をしてください

 

と言って、とわ子の話を聞いてくれることになった。元夫や、家族には存在が近すぎて話せなかったかごめへの大好きな気持ちを話した。

 

すると男性は、その人は今でも笑っていると言う。10歳の時一緒に笑った。20歳の時も、30歳の時も、ずっと一緒に笑っていた。

 

それならばその人は、今でも笑っていると思う。そんなようなことをとわ子は初めて話した人に言われ、知らないうちに涙がこぼれていた。

 

なんだか気持ちがとても救われた気がした。話してよかった。やっと気持ちの整理ができたのかもしれない

 

今までソファーで寝ていたのは、もしかしたら突然かごめが来るかもしれないと言う期待があったのかもしれない。

 

でもその夜は久しぶりにベッドで眠った。枕元にかごめに与えられたトロフィーを飾って、彼女の夢を見た。きっと笑っていたと思う。

 

問題発生!

しかし、元夫鹿太郎と慎森は毎晩のように一緒にいて、とわ子の心配をしていた。それは唄がいなくなり寂しいのではないか。と言うことだった。

 

八作はあれから1年、時々どこかへふらりと行くことが多くなった。それはかごめを忘れようとしているのだろうか。

 

それぞれの夫の心配や行動とは関係なく、とわ子は仕事で忙しかった。しかも元社長が会社の株を大手企業に売ると言う話が持ち上がったのだ。

 

しかも相手側には、こちらで不利になる話ばかりが伝わっている原因は松林だった。1年前のあの日、大きな企画がダメになった日=かごめが亡くなった日。

 

社長であるとわ子がいなかった。みんな必死で頑張っているのに、社長が不在だった。そんな気持ちを抱えており、みんなの為を思って、大手企業に吸収合併されれば、もっと仕事ができると思った。

 

だから松林は、今までのことを洗いざらい相手側に話していたのだ。そこで彼女をしばらくの間停職にしたとわ子。

 

その間に何とか、会社を守るために頑張ろうとした。慎森が相手である「外資系ファンド・マディソンパートナーズ」のことを調べてくれた。

 

甘い蜜だけ吸って、後は切り捨てる。そうやって大きくなってきた会社だった。そうしろくまハウジングには「特許」があり、それを手にしたら、リストラが始まるのではないかと言う予想が安易に出来た。

 

 

そして次なる話し合いの時に、断じて合併はしないと言うことを、はっきりと申し出た。

 

しかし元社長は、持っていた株式を全て「外資系ファンド・マディソンパートナーズ」へ売却してしまった。会社の意思とは関係なく、吸収合併されてしまったのだ。

 

そして改めて、それぞれの代表者が話し合う時が来た。その中にあの謎の男がいたのだ。しかもとわ子を知らないふりしている。

 

そしてまたラジオ体操で会った。そしてまた隣で休憩をしていた。とわ子は間違いかと思いながらも、先日のことを尋ねると、「確かに僕ですね。でもあれは仕事ですから

 

仕事とプライベートはまったくの別物。と言うことだった。いったい彼は何を考えているのか、謎の人物が今後会社にどのような影響与えるのか。

 

とわ子の中にはあんなに優しく言葉をかけてくれた人。しかし仕事上では厳しく今後の事について話してきた。でもあの優しさを仕事でも期待してしまうかもしれない。

 

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