「Silent」9話、想の大学時代、そして家族との和解、CDの思い出。
9お正月を迎え、想は久しぶりに帰省していた。つむぎはバイトに入っていたが、光が帰省していた。
想は久しぶりにゆっくりと実家で過ごすことにした。でもそこで思い出すのは耳が聞こえなくなり始めたこと。
そして、思いがけず戸川から連絡が来て、思わぬものをもらうことになった。
コンテンツ
想の大学時代
想はサッカーのスポーツ推薦で、大学に入学したが、その頃には補聴器なしでは生活できない程度になっていた。
そして、ついにチームメイトからも煙たがられて、サッカー部を辞めることとなり、住んでいたのが
サッカー部の寮だったため、寮を出て一人暮らしをすることになった。姉と妹たちは心配していたが、
母はすぐに食べれるおかずを作っては、東京に訪ねていた。しかし、ある時東京にいることをメールしようとしたとき、
駅から出てきた想が、楽しそうに奈々と「手話」で会話しているのを見てから、想との溝が深まっていった。
そして、帰省してももう補聴器がなくても、あっても「左耳が壊れてしまった」と泣き崩れる想に、もう好きな音楽を聴くことはできなかった。
その時に、ぐちゃぐちゃにしてしまったCDを母は捨てようとしたが、妹のもえが自分の部屋に避難させていた。
想の家族との和解
今回想は勇気をもって、帰省してきた。耳が聞こえなくなり、母が悲しむ顔を診たくなかったからだ。
しかし、想は「遺伝性」の後天型の失聴のため、姉は妊娠したが、わが子に遺伝していないか心配していた。
それは想も同じだった。そして、ちょうど帰省中の戸川からメールが来た「渡したいものがある」
と、堤防で2人で話していた。想は嬉しそうに笑っていた。その姿を母は買い物帰りに見ていた。
そして、「うちにこれば?」と声をかけるが、想がここがいいと2人の会話は続いた。そして、戸川が渡したかったのは
実家に帰り、整理をしていたら、京花賞の間から出てきた紙だった。それをみた想は少し照れたように笑ったが嬉しそうだった。
そして、帰宅して母とちゃんと向かい合って話した。大学の時は「連絡を絶つ」ことが、周りを悲しませないことだと思っていた。
でも、それは今思うと間違いだったというのだ。そんな話をしていると、妹のもえに呼ばれた。
つむぎと聞いたCDの思い出
もえについていくと、自分の部屋に避難させていたCDを、想の部屋に運んでくれた。
きっとまた見たくなるから。もえは兄のことを思って、CDを保管していてくれていたのだ。
そこに帰省していた姉も来た。幸い今のところ息子の耳はちゃんと聞こえていることに、想は安心していた。
そして、3人でCDを棚に戻していると、姉が貸したままのCDが出てきた。姉は誰かに「借りパク」された。
と思っていたが、想が借りたままになっていた。でもにぎやかな中CDの整理を3人でしながら、
下では、久々に戻った騒がしい姉弟の声を聞く、母と父の姿があった。想は耳が聞こえなっくても
歌詞カードをまた見たかった。そのころつむぎは部屋でCDを整理していたが、光に「サブスクの方が安いのに」と言われながら、
つむぎもまたCDについてくる、歌詞カードを見るのが好きだった。CDを聞きながら歌詞カードを見る感覚が好きだった。
お正月が開けて、想はタワーレコードにいた。そしてまだ持っていなかったCDを手にレジに並んでいた。
つむぎがレジに呼ぶと、自分が持っているCDを買おうとしていたので、「自分のを貸そうか?」というと
「いや、買いたい」と言ってきたので、レジを済ませた。想はそのままお店の近くのベンチで歌詞カードを読んでいた。
そして、読み終わるころにつむぎがバイトを上がって、お店から出てきた。そこで「何曲目がよかった?」
と聞くと、つむぎが答えたように「全部」とこたえ、「挟まってなかった」と歌詞カードをペラペラと動かした。
そして、ポケットから戸川にもらった紙を取り出した。それは高校生の頃、つむぎが戸川に想のことを質問した時のメモだった。
想にとっては大切なものだろうと、戸川は渡したのだろう。そして、つむぎは恥ずかしいから捨てて欲しい。
と、言ったが想は絶対につむぎに渡さなかった。そして、帰りながら「高校の時卒業したら、行きたい場所をたくさん話したね」
というと、想は「今日一か所行った」というのだ。つむぎが東京の大きなCDショップに行きたいと言っていたのだ。
フジテレビ新ドラマ「silent」キャスト、主題歌、脚本など概要
「silent」1話、新居を探す二人、偶然の出会い、そして、真実を知る
「silent」2話、片方のイヤホン、手話を習い想と話すつむぎ
「silent」3話、想と再会した戸川と、手話が上達したつむぎ、そして戸川の思い
「silent」4話、湊斗と想、そして旧友との再会、思いもよらぬ湊斗の言葉
Twitterの感想
1話の湊斗くんの「夜なのに晴れてるね」想が言ってたんだ…紬が「そういうとこ好きだなあ」って言った時湊斗くんの表情が曇っていたのは想の受け売りだったからなんだ… すごい伏線回収、、#silent pic.twitter.com/NlyNF3dJ4N
— 𝘳𝘦𝘪𝘯𝘢 ♡̴ (@3tanO2) December 8, 2022
聴力が低下して自分の声すら聞き取れなくなった瞬間に、「こっちが壊れたかな」とイヤホンじゃなく耳を触ったところが、受け入れたくないけど完全に受け入れざるを得ない状況で切なすぎた…#silent #目黒蓮 pic.twitter.com/9skSnXEHF5
— しぃ (@sn_shishi) December 8, 2022
#silent 第9話を観て。
音楽と歌詞。その世界を更に広げるジャケット。久しぶりに手にとると触れた当時の思い出も甦り、また新しい発見があったり。やっぱりCDっていいな。(アナログ盤も)
サブスクでなくCD。LINEでなく手紙。
便利を享受する日々の中、ゆっくり紡ぎ、味わう時間を、もっと。— 緒方恵美@30周年補完計画、始動。 (@Megumi_Ogata) December 9, 2022
今回は想が「左耳が壊れたかな・・・」と泣きながら、聞こえなくなってきたのを表現していたのが切なかった。
本当はイヤホンのせいに叱ったのかもしれない。でも壊れていくのは自分だということ。
そして、LINEでは伝わらない、字でのやり取り。気持ちが伝わりますよね。
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