3人の絆は友情を超えている。真空を守る2人「にじいろカルテ」最終回
「くせに」と言う言葉が大嫌いな真空の希望で、「くせに」と言うたびにポイントがたまっていき、負けた人が2人のお願いを聞く日が来た。
大量に運ばれてきた海産物に、3人は大興奮して食べ始めた。しかししばらくすると真空に異変が現れた。
口にしたものが飲み込めず、気道塞いでしまったのだ。そして静かに倒れ込む空空。
コンテンツ
倒れた真空
今までバイタルチェックを怠ることなく、食事にも気をつけ、真空の体調管理には2人とも気を配っていた。
そのおかげで、真空は体調の良い日もありとても元気に過ごしていた。この日もそうだった。
しかしこの病気は突然異変する。自分が意識しなくても勝手に筋肉に力が入らなくなる。それが喉に出てしまったのだ。
喜んで口にした蟹が飲み込めず、息ができなくなった真空は倒れてしまった。どれだけ飲み込んだのかわからないが、あっという間に顔色が変わっていく。
朔が気道確保し、応急処置をした後救急車で搬送されていった。もうしばらく病院に戻ったからない事は分かっていた。
でも今喉に力が入らない真空にとって、2人に気持ちを伝える事はとても難しかった。しかし2人は常に声をかけ続け、真空を勇気づけた。
それでも気道確保された後、それは一人ひとりの患者に対してどうしてほしいかを、朔に一生懸命伝えようとした。
しかし、朔は話すことをやめるように指示した。話せば体力が余計に奪われてしまう。
そして朔は自分の手を握り返すように、真空に言ったが、応えることができなかった。それがすべての症状を表していた。
搬送される救急車の中、常に声をかけ続ける朔。そして太陽も、以前に自分に言ってくれた真空の言葉を口にした。
太陽は、少しひねくれている部分があった。いつも自分だけが仲間外れにされている気持ちがして、寂しさを味わっていた。
そんな太陽に向かって、真空は思いっきり抱きしめながら「仲間なんだから!死んでも絶対話してやんないんだから!」と言った言葉。
太陽は、真空に向かって「患者でもいい医者でもいい、また病院に戻ってきて欲しい。」と涙ながらに訴えた。
しかし、真空にはそれに応える力がなかった。それでも必死で、2人が握っている両方の手を自分の胸元に持ってきた。
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アイコンタクト
真空が一生懸命2人の気持ちに応えようとしている事は充分よほどにわかった。それに対して2人も応えたいと思った。
2人でアイコンタクトをとると、真空の頬に両方からキスをした。真空は小さな声で「モテモテ」と言った。
2人のキスで少し元気になったのか、それならばと再び2人はキスをした。何度もキスをした。絶対に離れないよう
朔はキスをしながら、太陽の頭を真空に押し付けていた。絶対に3人でまた診療所で暮らそう。そこが真空の家だから。
真空が入院してる間は、朔が内科と外科を診ることになった。しかし真空のいない診療所の寂しさは伝染していた。
おばあちゃんの付き添いで来た男の子は、とても寂しそうだったが、朔が聞いても何も言わなかった。そこで朔は真空のボールペンを彼にあげると、元気に帰っていった。
そんな時に、村で代表者を募って参加した歌唱コンクールのテレビ放送があった。
朔達が知らない間に、嵐達が「診療所チーム」として勝手に応募していたのだ。そして3人は「虹」をコーラスで参加した。
そして村人が参加したにもかかわらず、3人が準優勝してしまい、真空はみんなに申し訳なくて仕方がなかった。
でもみんなは、「あなたたちも村人の仲間」と言われたことで、準優勝を3人で喜ぶことができた。それからまもなく真空は倒れた。
だからこそ、今この放送を見ていて3人のコーラスを聞く村人たちは涙が止まらなかった。元気に歌っている真空がそこにいる。
みんなが真空の帰りを待っていた。
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オリジナル電動車椅子
虹の村折り返し所に、バスが止まり真空が降りてきた。しかし電動車椅子に乗っている。もう歩けないのだろうか。
そして診療所に向かう途中、痛風と診断した男性が出迎えてくれた。彼はオリジナル電動車椅子を作るクリエイターだった。
そのため真空のために、カラフルに可愛くデザインした電動車椅子を作ってくれた。そして耳が不自由なのか彼は話せなかった。
口元を読むことができるだろう。真空とジェスチャーで会話をした。診療所に来た日も手紙を残していったのは、彼が話すことができないからだった。
おそらくこの村に来たのも、静かな村で制作活動に打ち込みたかったのだろう。そしてあまり人と関わることを避けたかったのだろう。
診療所の前では今か今かと太陽がそわそわと待っていた。そして真空の姿が見えると、朔を呼びに畑に行った。
しかし朔は、「いつも通りにしているのが大物ってもんだろ」と格好をつけていたが、太陽から「それは小物ですよ」と言われてしまい、
真空がちょうど診療所に着いた頃、2人は大物と小物で喧嘩をしていた。いつもと変わらない2人がそこにいた。
真空は歩くことができる。ただ長距離歩く時や、往診の時などは車椅子を使うことにする。
そしてついに内科の診察が始まると、朔が嫉妬するほどに、大勢の患者が詰めかけてきた。
一人一人丁寧に対応していたらキリがないので、3人まとめてじじーずは「病気じゃない人は帰って下さい!」と真空からお叱りを受けてしまった。
その姿を見て、2人はとても安心した。そして雪乃がやってきた。彼女の記憶はすでにリセットされており、真空のことを覚えていない。
しかし雪乃の方から、「あなたは私の主治医の真空さんですね」と声をかけてきた。そして「同い年ですよね?」と問いかけてきたが、
真空が「いいえちがいます」と答えると「チッ!」と雪乃を見て、「やっぱり雪乃さんだ!」喜ぶ真空見て、雪乃は自分がいつもこうなのかと周りに確認していた。
真空は難病を抱えながらも、最強の2人に守られながらこのままで、内科医としてこれからも働いていくことになるでしょう。
感想
救急車で搬送されるシーンは、本当に泣けました。息もまともにできず話すこともできない真空に、絶え間なく声をかける2人。
まるで、2人が話すのをやめると、真空の心臓が止まってしまうかのような空気が漂っていました。
そして太陽が言った「患者でもいい医者でもいい」その言葉に太陽の精一杯の愛情が詰まっていたと思います。
そして心の底で、太陽と真空が将来的に結婚してくれないかなと願っています。
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