3人には最強の仲間!!絶対に離れない!「にじいろカルテ」最終回

真空は毎日のバイタルチェックを欠かさなかった。そしてその報告を2人にすることも忘れなかった。

 

とても調子が良い日は3人で喜んだ。そして少しでも調子が悪いと、真空休ませることにしていた。

 

そして週に1度の真空の休診日を設けることにした。絶対にその日は診察してはいけない日だった。

 

 

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暇だった昨日

真空はとても調子が良かった。2人はそれを喜びながら、いつものように朝食をとっていた。

 

すると何気なく太陽が「昨日はとても暇でしたね」と言ったら、朔がいきなり怒りだした。

 

「大体ドラマではなぁ、暇でしたねと言うと大変なことが後で起きるんだよ。だから暇だとか言うんじゃね。」

 

2人は知らなかったが、朔はかなりのドラマフリークだった。ドラマから様々なことを学び、それが現実社会に起きると信じていた。

 

しかも、今日は真空な休診日だった。「本日休診日」と言うめでたいタスキを肩にかけてもらい真空は休みをもらった。

 

全員のご飯が終わらないうちに、霧ケ谷が1人の男性を連れてきた。足が痛くて動けないそうだ。村にある空き家を活用してもらおうと言うプロジェクトで引っ越してきた男性だった。

 

 

太陽が靴下を脱がすと、とても足を痛がったが、その患部を見ただけで2人は判断がついた。「痛風

 

しかし、男性に十分な診療ができないうちに次の患者が運ばれてきた。いつも脱臼してしまう男性だった。今度は脚立から落ち前回と逆の方を脱臼していた。

 

しかし体も大きく、ものすごく痛がるため、彼の体を抑えるにも人手が必要だった。全員で体を押さえつけてもなかなか脱臼を元に戻すことができなかった。

 

そんなことをしているうちに、マジョリカ宅急便がやってきた。なんだか様子がおかしい。倒れてしまった。朔はすぐに骨折していると分かった。

 

彼は木に登り降りれなくなった黒猫を助けようと、木に登り助けてあげたのだが、自分は木から落ちてしまった

 

しかし診療所ではできない手術が必要だったが、隣街の大きな病院まで運んでいる時間はなかった。その場で緊急手術が行われた。

 

脱臼した男性は、霧ケ谷が突っ込んで肩を叩いたところ、すんなりと肩がはまり治療が終わってしまった

 

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最初に来た患者

真空は休診日となっている日は、絶対に診察してはいけないが、2人がどうしてもヘルプが必要な場合は診察してもいいと言うルールがあった。

 

そのため、痛風の男性は真空が診ることになった。優しく語りかける真空。男性が引っ越してきて1週間ほど経っただろうか。

 

おそらくその間まともな食事を食べていない様子がわかった。スナックやチョコレートなど、お菓子でお腹を満たしていたことにより、痛風になったのだ。

 

そして、まだ終わっていなかった朝食があったので、男性に薬を飲ませて食事をしてもらい少し休んでから帰ってもらうことにした。

 

 

しかし次は桃井さんが来たいつも往診で診ているのに、診療所に来るのは初めてだ。嵐が様子がおかしいと連れてきたのだ。

 

嵐の話では手がしびれると言っていると言う。そこで真空は病院嫌いな桃井さんにまず「最近電話がなくて寂しいです」と伝えた。

 

そして、最近めまいや頭を打ったことがないか聞いてみた。するとなんとなく記憶にあるそうだった。何の病気かはわからないが降圧剤が投与されたことから

 

血圧が異常に上がってしまい、しびれと言う症状が出ている。もしこのまま放っておいたら、桃井さんの命は危なかったかもしれない。

 

マジョリカ宅急便の手術も無事終わり、隣町の病院に運ぶことができた。そして朔は自分の処置が良いと褒められた。ととても誇らしげだった。

 

やっと落ち着いてリビングに戻ると、数分の男性は手紙を残して、自宅に帰ってしまっていた。

 

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禁句

朔が「暇と言うと忙しくなる」と言った事は本当だった。いつになく忙しく慌ただしかった。だから今後は「暇」と言う言葉は絶対に口にしないとは誓った。

 

真空は休診日だったが、診察を行ったことで体調が心配されたが、特に変化はなく元気だった。

 

しかし、以前から約束していた「くせに」ポイントがついに朔がぶっちぎりで満点溜まってしまった

 

そこで真空と太陽が話し合い、お願いを聞いてもらうことにした。それぞれ違うお願いをし、朔はどちらのお願いを聞くのか決めてもらう。

 

朔は目を閉じて、心を決めて「こっち!」と思いっきり真空の方を指差した。どちらのお願いでも2人はうれしかったらしい。

 

何をお願いしたかはわからないが、朔にとってもうれしいお願いだったのではないだろうか。

 

 

そしてついにお願いが叶う日が来た。マジョリカ宅急便が背中に荷物をくくりつけ、松葉杖で運んできた。

 

それは、3人ではとても食べ切れないほどの「海鮮物」だった。朔は奮発したが、3人で食べられるので嬉しいのだろう

 

しかしそれは、真空に容赦なく近づいてくる静かな足音の始まりだった。おいしそうに対応と2人蟹の味噌汁を食べて、山では食べられない海の幸を味わっていた。

 

真空も笑顔で満たされ、幸せな時間だった。しかしその時は突然来た食べたものを飲み込むことができず、その場で倒れてしまった。

 

朔の指示で太陽が器具を持ってきて、大の気道確保した。そして救急車を呼び、2人は付き添いで乗り込んだ。しばらく真空は帰って来れない。

 

それは医師であり、看護師として痛いほどに今の病状がわかっていた。

 

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