「リバーサルオーケストラ」5話、奪われた練習場、次のコンサート、常葉の真の狙い

初音は玉響の次の発表まで、「チャイコン」の練習を自宅でもしていたが、なかなかうまく弾けない。

 

子供の頃は、あんなに楽しく弾けたのに、今では弾こうとするたびに、どんどんピッチかけ離れて行く。

 

そして、度重なる練習で、腕がどんどん痛くなってくる。そんな時に玉響に事件が起きた。

 

コンテンツ

将棋倶楽部に練習場を奪われた玉響

いつものようにメンバーが練習場に行くと、みんなが入り口に固まっていて入ることができなかった。

 

それは練習場だったはずの部屋の中に、シルバーの将棋クラブが入っていたのだ。

 

普段使っている将棋倶楽部の部屋が、改修工事にしばらく入るため、本宮からこの部屋を使っていいと言われたと言う。

 

事務の小野田は、本宮に抗議の電話をするが、「その部屋はもともと使っていなかったでしょ」と相手にしてもらえなかった。

 

しかし常葉が「練習場を確保できました。」とみんなを連れて行くことになった。そこは「常葉酒造」だった。

 

常葉の実家で使っていない、大きめの部屋をオーケストラのために貸してくれることになった。そして10日後の

 

ガラコンサートに参加することを常葉は決めていた。曲目は「カルメン組曲」世界的に有名な評論家がやってくると言う。

 

土井によると、彼が5つ星をつけた交響楽団は世界で2つだけ。高階フィルでさえ3.5だったぐらい

 

厳しい評論家の前で曲を披露するのに、今までやったこともない新しい曲を演奏すると言う。そこで常葉の家で合宿をすることになった。

 

■キャスト

 

次のコンサートまであと10日

今まで「チャイコン」を頑張ってきたのに、いきなり新曲の「カルメン組曲」を演奏することになった。

 

様々な楽器にソロパートがあり、全員に緊張感が走った。しかし、練習を始めようと言う時に、女性が常葉の頭をなで

 

「あさひ〜!」とうれしそうに声をかけた。彼女は、音楽雑誌の副編集長の香りだった。

 

常葉とは古い付き合いのようで、実家での練習にも顔を出し、常葉の両親に挨拶をしていた。

 

彼女がいなかったら常葉は世界的指揮者になっていなかったかもしれない。母親はそう言っていた。

 

初音は、自宅でも何度練習しても上手くいかない「チャイコン」のソロパート。合宿中も練習しなくてはいけない。

 

しかし「カルメン組曲」も練習しなくてはいけない。熱中して練習していると、夕食も忘れて夜10時過ぎまで続けていた。

 

そんな初音のことを本庄を心配していた。だんだんと彼女のことを知るにつれ、彼女のことが好きになっていた。

 

しかし、同じ屋根の下に住み、同じオケで演奏して、好きになってしまったら、どうしたらいいのかわからなくなっていた。

 

そして彼なりに常葉に言いたいことがあった。「いくらコンマスだからと言って、自分やティンパニの問題を彼女に押し付けたら、いつか彼女は潰れてしまう。」

 

と、常葉に抗議したが、「潰れるかどうかは谷岡さん自身にかかっています」と言って取り合ってもらうこともできなかった。

 

そして、陰ながら常葉に憧れている、コントラバスの佐々木は、かおりの存在をよく思っていなかった。

 

どうにかして常葉に近づきたいが、作戦はことごとく失敗していた。そんな合宿中にかおりが初音の取材をしたいと言ってきた。

 

玉響のためなら。取材を受けたが、その後にライターの男性がかおりを探していた。常葉の部屋に呼びに行った初音だったが

 

その時にガラコンサートで、なぜ「カルメン組曲」を演奏するのかを知ってしまった。初音がスランプに陥っていたからだった。

 

自分のせいで、みんなに迷惑をかけている。一層「チャイコン」のソロパートの練習に磨きをかけていたが、次の練習で

 

常葉から「明日からしばらく練習に出なくていい」と言われてしまった。常葉には過度な練習で、初音が腕を痛めているのを見抜かれていた。

 

■キャスト関連ドラマ

 

常葉の真の狙い

初音が夜練習していると、常葉が部屋にやってきた。そして「カルメン組曲」を演奏するのは、自分のスランプのせいだ。

 

と、常葉に迫り、自分のせいでみんなに迷惑をかけるわけにはいかない。と告白した。そしてちょっと喧嘩のようになってしまった。

 

そして部屋から飛び出した初音だったが、外はものすごく寒かった。常葉は急いで初音を追いかけた。

 

寒いのに上着も着ずに出ていた彼女。コンマスが体調崩したらと、考え自分のコートを急いでつかんで外に出ていった。

 

その後を佐々木が追いかけていた。常葉は走り回って初音を見つけた。そして「カルメン組曲」を演奏する意味を伝えた。

 

玉響は牧歌的であり、それぞれに個性のある男と思っているが、それが今までずっと活かされていなかった。

 

しかし、「カルメン組曲」を演奏することにより、ほどよく様々なパートにソロがあり、個性を前に出していくことができる。

 

そしてそれぞれの演奏に自信を持つことができる。だからこそ、「カルメン組曲」を演奏する必要があった。

 

かおりが言ったように、初音のスランプは関係なかった。それだけ言い終えると、常葉は倒れてしまった。

 

初音1人ではどうすることもできず、かおりを呼んだ。車の後部座席に乗せて、家まで彼を運んだ。

 

連日の無理がたたって熱を出していた。彼の部屋には大きなトロフィーがあった。学生時代にコンクールで受賞したもので、

 

かおりはその時、まだ駆け出しの記者だった。初めて取材したのが常葉だった。その後、常葉は高階フィルと共演したが、

 

嫌がらせを受けた。指揮者の指示を無視して、コンマスの指示に従ったのだ。常葉はそれで自信をなくしてしまった。

 

しかし、下戸の自分に造り酒屋を継ぐことができるかどうか、ものすごく悩んでいた。そんな時にかおりが演奏会に連れ出した。

 

それが谷岡初音の「チャイコン」のコンサートだった。まだ小学生だった谷村初音が、楽しそうに弾く姿を見て

 

彼は自信を取り戻したのだ。そして、再び市役所の中から谷岡初音を見つけて、玉響のコンマスにしてくれた。

 

しかし、翌日の練習から、佐々木はいなくなっていた。次の演奏会には出演しないと言う。彼女に何が起きたのだろうか?

 

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Twitterの感想

自分をピンチから救ってくれた初音を、陰から見守りながら、自分の思いを押し殺している本庄と、

 

常葉が好きすぎる佐々木。どうやったら振り向いてもらえるのか?それが叶わないから練習を休んだのか?

 

そしてなぜ常葉が、コンマスに谷岡初音を指名してきたのか、今回やっと謎が解けました。

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