「リバーサルオーケストラ」4話、三島との再会、チャイコンを演奏する初音、桃井の事情
地元の中学の定期演奏会に、最後に出演して「威風堂々」を演奏するはずだった。しかし、市長の話しが長く、
外では本宮が「トン汁」を配って、帰っていく人を増やしていた。しかし、そこにある男性が現れたことで、
お客は会場に戻っていった。その男性というのは世界的に活躍しているヴァイオリニスト三島だった。
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幼馴染三島との再会
1曲だったが、満席のホールで精いっぱい演奏できた団員たちは満足だった。そして帰ろうとしていると、
2階から男性が下りてきた。ミ島だった。迷うことなく初音に近づき抱きしめた。周りは幼馴染と
感動の再会とみていたが、実は三島は「復帰おめでとう」の後に「一人じゃなくて、オーケストラだからできた。」
と、初音の10年前の恐怖心をよみがえらせていた。やはりまだ一人で演奏するのは怖いが、
演奏の楽しさを思い出した団員たちは、もっと演奏する場所が欲しい。と言い出したが、やすやすとホールを借りることはできなかった。
そこで、穂刈が「こちらから演奏に出向くのはどうでしょう!?」という問いかけから、みんな大賛成だったが、
果たして常葉が賛成するかどうか、土井が真似をしていると、常葉はその話を外から聞いていた。
「海外では楽器を外で演奏し、生活にとても身近なものになっています。いい案だと思います。」
と、意外にも賛成してくれた。団員たちは早速その演奏先を探すことになったが、次期市長を狙う本宮が動き出していた。
チャイコンを演奏する初音
常葉は次の練習曲を「チャイコン」に決めた。もちろんヴァイオリンソロは初音が担当する。
この曲は10年前に妹が倒れ、初音が不安でステージに立てなくなった時に、演奏する予定だった曲だった。
実際に演奏してみると、ソロパートはチューニングを合わせることもできずにボロボロだった。
団員たちは初音の変化に心配したが、常葉は初音に厳しかった。初音もそれにこたえるしかなかった。
そんな時、次期市長を狙う本宮は、「トン汁作戦」がしくじり、次の一手に出ていた。高階フィルオーケストラとの
フランチャイズ契約。春のコンサートホールのこけらおとしは、「高階フィル」を呼べば満席は間違いなかった。
しかし、現市長は「たま響」でこけらおとしをする。という意思は固かった。本宮いわく、赤字続きのたま響を維持するより、
その予算をすべて、高階フィルに回せば、年7回演奏会を開きホールを活用できるのだ。
そんなたくらみが動いているころ、たま響では思いがけないことが起きていた。常葉がヴィオラの桃井に
「楽器のメンテを怠らないように」と注意したのが、きっかけだったが、それは桃井が家族に気を使い
深夜の河原で練習をしていたからで、寒さや湿度などに敏感な楽器の音の変化に常葉が気づいたのだ。
明らかになった桃井の家庭の事情
桃井の家庭には、今度大学受験を控えた亜美という女の子がいた。しかし、父は厳格な人柄で
大学は「国立でなければ大学とは認めない」というのだ。そして亜美に一橋大学を受験するように強要していた。
しかし、そこには亜美が好きで続けてきたチアがなく、学力も足りなかった。それでも国立しか認められない。
そして、その怒りは妻であるみどりにもむかった。「お遊びしているなら、受験生の母親らしくしろ!」と言われてしまった。
亜美は家族の誰とも話しをしなくなった。それでもみどりは娘に「国立じゃなくても私立でいい。好きなチアがつづけられたらいい」
と、声をかけたが、家に帰ると楽器を隠すように片付け、練習もこそこそと夜中にしている母が亜美は恥ずかしかった。
そんなときに、亜美はおなかの痛みで母を求めて、キッチンまで来たが、みどりは不在でテーブルには夜食があった。
みどりは寒かったので、練習を切り上げて家に帰ると、リビングのソファーの下にうずくまる亜美を見つけた。
急激なストレスからの胃腸炎と診断され、夫からも厳しくみどりは言われてしまった。そこで彼女は受験が終わるまで
オケを休むことにした。そのことを常葉はわざわざ初音の自宅まで伝えに来た。コンマスとしてどうにかしろ。
しかし、みどりも遊びではなくちゃんと仕事としてやっている。周りからは趣味の延長と見えても仕方なかった。
団員たちは、演奏場所を探して、演奏曲を常葉にアレンジしてもらった。そして、当日の演奏は
「ヴィオラがないとしまらない」と初音の気持ちのそこからの訴えを受けて、みどりは休む前の最後の演奏にすることにした。
しかし、みどりには「ショッピングモール」と伝えられていたが、車が向かったのは亜美の学校だった。
学校から許可を取り、受験生の励みになれば。とホールで演奏することを許してくれた。
演奏曲は亜美が、チアで踊った思い出の曲。そして、それはみどりのソロから入るようにアレンジされていた。
娘の前で楽しく堂々と演奏するみどり。徐々に亜美も母が楽しく演奏する姿に嬉しさが込み上げてきた。
演奏が終わり、同級生にヴィオラの女性との関係を聞かれ、亜美はみどりと腕を組み「母親です。」とやっと誇らしげに紹介できた。
そして、私立大学を受験したい。とみどりに打ち明けた。家では娘が私立を受験することや、みどりがオケを続けることなど
夫とのやり取りが色々あったが、オケは亜美の応援で続けることができるようになった。
Twitterの感想
昨今、刑事もの、医療もの、恋愛もの(しかも原作あり)しかやらなくなったGP帯の地上波ドラマで、オーケストラものをオリジナル企画でやるって、結構リスキーだと思うんだよね。俳優も楽器や指揮の練習が必須だし。制作サイドが諦めがちなところをちゃんとやっててリスペクト。#リバーサルオーケストラ
— もや。 (@y_ko_mymy) January 25, 2023
昨晩の #リバーサルオーケストラ の「Mela!」の #田中圭 さん演じる朝陽マエストロの指揮者としての好感度の高さ♫ 凄さ♪ 素人が語るのも僭越だから細かくは書かんけど、あのシーンを語り合いながら何時間でも飲めるわぁ🍶 飲みたいわぁ🍻 できれば新橋あたりで飲みたいわぁ🍷
— 齋藤政憲 (@masasan_saito) February 2, 2023
永山絢斗さん演じる三島彰一郎にも興味津々✨天才肌のライバルにコンプレックスを持ってる人に弱い😳玉響にどうかかわっていくのか楽しみ💕
リバオケは登場人物全員のキャラ設定がきちんとしてるからどんどん深みにはまる😌#リバーサルオーケストラ— naogo (@naoyuuta111) February 2, 2023
確かに原作なしのオケモノってなかったような。それだけ俳優が本当に演奏しているように見せるのは大変。
そして、常葉は初音を確実に頼りにしているし、初音が頑張るからこそ、常葉のマエストロとしての実力が輝く。
なにより、たま響のメンバーの演奏が「楽しそう」と伝わってくるドラマだと思う。
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