大人の運動会と、普通科の対立「ワンモア」5話
些細なことから始まった。ベトナム人のグエンが普通科が間もなく「体育祭」を行うポスターを見ていた。
ベトナムにはそんな文化はない。そこに通りかかった水野先生に「運動会したい!!」というグエン。
それはいいアイデアかもしれない。と、水野はホームルームを開くことにした。
コンテンツ
ホームルーム
空田の進行でホームルームが始まり、夜間でも「運動会」をすることになった。
しかし、地井が反対意見を述べる。実は以前は夜間部でも「運動会」は存在したが、騒音などの問題から
数年前に「休止」していたのだ。残念がる生徒たち。しかし、水野は近隣の学校から、いらなくなった玉入れ道具などをもらってきた。
そして、一人地道にほつれた【玉】を縫っていた。そこに地井が来て、「運動会の許可が取れた」と尽力してくれたらしい。
そこで生徒たちは手が空いている間に、道具を治す手伝いをして運動会の準備をしていた。
道具は着々とそろっても、入場門なども作りたい。そこで「火村は大工だろ?」と言われ、材料を採寸し
組み立てるだけにして持ってくると、玉入れの道具は壊され見るも無残な形になっていた。
そして、窓の向こうから普通科の生徒が「お前ら生意気なんだよ!!」と彼らの仕業とわかる犯行だった。
運動会中止
そして、それに輪をかける出来事が起きた。「町内会から中止の申し出があり、運動会はできない」
普通科の彼らが、町内会長にチクったのだ。水野先生たちが直談判に行くも、聞く耳も持ってもらえなかった。
そのころ、風間は図書館で、密かに思いを寄せ、机にラブレターを忍ばせた普通科の女子と出会った。
そして、彼女は風間に謝った「内容はちゃんと読んだ」と、いったんゴミ箱に捨てられていた手紙を見せた。
彼女の意思で捨てられたのではない。道具をダメにした生徒たちが、彼女から取り上げて捨てただけなのに。
風間は彼女から話しかけられただけでもうれしかった。
中止になったはずの運動会、でも火村は一生懸命入場門を作っていた。そして一番の功労者は、年長者の片山かもしれない。
町内会長の家へ行き、ことの成り行きや、運動会の説明などをして、将棋の相手をし、
沖田は町内会長の肩をもんでいた。町内会長は普通科の生徒の言うことをうのみにしていただけで、あっさりと許可が出た。
運動会当日
みんなから浮いていた火村が、一生懸命になったのも、病気で運動会を経験したことのない空田と、
文化のないグエンに経験させてあげたかった。そして当日を無事に迎えることができた。
空田は久しぶりにあかりと再会し、あかりは運動会に飛び入り参加した。そして町内会長夫妻も見に来てくれた。
夜なので種目は、玉入れ、ムカデ競争、リレー、フォークダンスと少ないが、それぞれが精一杯楽しんだ。
特に風間にとっては忘れられない運動会になっただろう。あの女子生徒が応援に来てくれただけでなく、
フォークダンスを一緒に踊ってくれたのだ。それを遠巻きに見る問題の普通科の生徒たち。面白くなさそうだが、
まだこの対立は続くのだろうか・・・!?
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