空田の学生服に込められた意味を知った火村とボヤ騒ぎ「ワンモア」2話

空田は学生時代に入院生活をしていたので、いつも病院にいたため、

 

社会人となり「学生生活」をたのしんでいる。もちろん唯一の家族である娘が一番の理解者。

 

そして、無事に卒業することが、亡き妻との約束だった。

 

 

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火村の疑問

みんなが私服登校する中一人だけ学ランを着た空田がずっと気になっていた。

 

「定時制高校」は夜間帯に行われるため、近隣に配慮して【チャイム】は鳴らない。

 

ある日、授業開始ギリギリになっても現れない火村を探し、空田が屋上へ来た。

 

そして、「わかんないことあったら、なんでも相談して、僕学級院長だから 」という空田に

 

火村が疑問を投げかけたが。「学生だから」という答えしか返ってこなかった。

 

しかし、火村が振り向いた時に、手に持っていた缶コーヒー学ランにかかってしまった。

 

その場は何事もなかったように、授業へ向かったが、翌日会社の社長に頼まれて「クリーニング」を取りに行った火村

 

空田の学ランの本当の意味を知ることとなる

 

 

クリーニングを探してもらっている間、常連なのか空田の娘が「学ラン」を持って現れた。

 

店員とは顔見知りで、「昨日、コーヒーかけられたんだって。絶対いじめだよね。ひどいよね。」

 

と、火村は横で聞きながら、自分のことだとすぐにわかった。でも、あれはいじめではなく偶然だった。

 

帰り道、空田の娘と話す機会があった火村は、なぜ空田が学ランを着てくるのか知ることができた。

 

みんなが学ラン来ている時に、自分は病気で学校行けなかったから、学校へ行くときは制服の学ランを着ること。

 

そして、母親はもうこの世にいないことなど、空田の知らない一面を知ることになった。

 

 

娘の教科書


いつものように仕事から帰り、ご飯を食べ学校へ向かった空田。そして帰宅すると

 

勉強したまま眠ってしまった娘の姿があった。ベッドへ連れていこうとするが、ふと教科書を見ると

 

ひどい落書きが油性ペンでされていたブスや、バカなど、大きな字で書かれていた。

 

これは学校内で娘がいじめに遭っている証拠だった。空田は娘をベッドに寝かした後、必死で落書きを消し続けた

 

 

翌日、学校へ行った空田は珍しく火村から話しかけられた。そして、「お前の子供いじめに遭ってないか?」

 

と不意に聞いてきた。火村にはなんとなく話した感じで分かったらしい。

 

それよりも大きな問題が起きていたのだ。妻の両親が娘を引き取り育てたいといってきたのだ。

 

しかし、2人とも離れたくなかった。2人で一緒にいて、卒業式を一緒に迎えたかった。

 

 

決定的な出来事


いつものように、仕事を終え、クリーニングから戻ってきた制服に手を通し、元気に登校した空田。

 

しかし、授業中に電話が鳴ってしまった。緊急事態かもしれないので、こっそりと出ると

 

家が「ボヤ騒ぎ」を起こしたらしい。原因は娘がシチューを作りながら、煮込む間宿題をしていたのだが

 

その間に、上にかけてあったふきんが、空気の流れにあおられて鍋の上に落下してしまった。

 

それに引火し、ホヤ騒ぎとなったが、これが決定的となり、娘をこれ以上預ける訳にはいかない。

 

と、妻の両親が無理やり娘を車に乗せていこうとした。別れたくないふたりは泣きながら離れるしかなかった

 

 

翌日から「いってらっしゃい」の声はなく、玄関に「いってらっしゃい」と書いた

 

娘の絵に向かって「いってきます」という空田。そして、誰もいなくなったベッド。

 

自分は学校を辞めても、離れたくなかった。しかし、それを娘が反対したのだ。

 

学校を卒業することは、ママと私との約束だから。と。その約束を守るため、卒業までは別れて暮らすことになったのだろうか。

 

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