「ザ・トラベルナース」5話、吉子の秘密と、歩と九鬼の喧嘩、そして九鬼の本当の正体

歩は「花岡財団」から電話をもらっていた。3か月の契約を延長してほしいと言われたが、結論は保留した。

 

そして、九鬼にも延長の話しが来たが、彼もまた考えたいと答えを保留していた。しかし、今回人気の講談師が入院してきたことで、

 

看護師たちの間で、ちょっとした話題になったが吉子の様子がおかしかった。

 

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五反田宝山の入院と吉子の秘密

いつもなかなか感情が読めない、看護師の吉子は、五反田が入試てきたとたん、不機嫌になり、特に彼に冷たく当たっているようだった。

 

そして、歩と九鬼は仲が悪いが、なんだかんだ言いあいながらも、息がぴったりと合った仕事ぶりに周りは感心していた。

 

病院長直々に、契約延長の話が来たが二人とも、返事を保留することにした。ナースステーションでは、

 

吉子に触れられない雰囲気になっていたが、吉子がそれを察し自分から、「元旦那です!!」と

 

事実を打ち明けた。過去に結婚していたが、当時の彼の芸名は「ヒモ」というとんでもない奴だった。

 

だからこそ、二度としたくない再会を病院でしてしまったが、健康チェックで引っかかったための検査入院で

 

すぐに退院する予定ではあったが、検査すると、直腸にステージ3のガンがみつかった。

 

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歩と九鬼の喧嘩

「ステージ3」ならば、すぐにオペすれば助かる。だが告知が必要だったが、院長の息子の太郎は告知にひどく緊張し

 

告知前にトイレへ行ってしまった。そこに入れ違いで歩が入ってきたが、五反田にカマをかけられた。

 

「がんは治りますか?」というので、すでに告知したのだと思い、「今オペをすれば助かります。」と言ってしまった。

 

これが現実的に告知になってしまい、余命半年という言葉も聞いてしまったため、五反田は姿を消してしまった。

 

医師でも無い看護師が告知をするなんて!という騒動に発展したが、歩は知らずに行ったこと。

 

みんな総出で探したが、吉子だけはある場所へ向かった。そこは五反田行きつけのバーだった。

 

大事には至らなかったが、帰宅してから九鬼とちょっとした言い合いが発展し、「出ていってくれ!!」

 

と、歩は口にしてしまった。九鬼は「わかりました。」といつものように「人が人を治すのがナースです」という言葉を残し部屋を出た。

 

九鬼の本当の正体

九鬼は本当に出ていってしまった。寮で暮らしていたので、どこへ行ったのか同じ寮の看護師たちは心配したが、

 

九鬼は通常通り業務を怠らなかった。しかし、今いる場所はとても優雅な場所だった。

 

そして、五反田のオペは当初古谷が予定されていたが、急遽久々に直腸のオペをしたいと、自らスーパードクターを名乗る医師に代わった。

 

しかし、九鬼は知っていた。古谷が以前同じ手術で、ミスをしたことから、吉子がお金を差し出し、オペ担当変更を頼んでいたのを。

 

医師はその現場を見られて、金銭は返したが、オペはしっかりと成功させてくれた。

 

そして、歩が自宅に戻ると、再び「花岡財団」から連絡が来たが、九鬼の言葉が気にかかり、もう少し看護師として成長するため、

 

この病院に残る意思を固めたが、その電話を切り「理事長」に報告したその理事長こそ、九鬼だったのだ。

 

彼は、看護師を派遣する財団の理事長でありながらも、現場で働く看護師だったのだ。

 

 


 

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