フジテレビ月9ドラマ『Night Doctor』無保険患者と、桜庭の体と過去の秘密
警察からの情報提供で、「好みの女性を見つけると、無理やりキスを迫り、被害に遭った女子高生が加害者の舌をかみ切り、そちらに搬送されました。」
と、成瀬が電話を受けるもちょうど美月がその患者のそばに。すぐに離れるように声をかけるも遅かった。すでに馬乗りになられた美月。
そこへ、薬を服用して戻って来た桜庭が来た。緊急事態に体が動き、変質者を払いのけ美月を救うも、変質者がそばにあったハサミで桜庭の腕を傷つけた。
コンテンツ
逮捕された変質者と搬送された患者
桜庭の機転により、美月は被害を免れた。そしてハサミで切られた傷も幸い浅くて済んだ。変質者はネグレクトの家庭に育ち、歪んだ愛情表現を持っていた。
そのため、優しくしてもらった女性に、無理やりキスを迫るという行為に出てしまうのだ。育った環境がどうであれ、犯罪は犯罪。
縫合の経過もいいので、そのまま警察に引き渡されることになった。ひと段落したところで、一人暮らしの20代の男性が搬送されてきた、
連絡が取れない友人が心配し、自宅を訪ねるとすでに倒れて動けない状態だったという。搬送された時には自力での呼吸も困難であり
気道を確保して治療を行うも、すでに重症化しており手遅れだった。美月は助けたい一心で心臓マッサージを40分続けるも、成瀬に促されあきらめた。
おそらく彼には、ずいぶん前から嘔吐や腹痛などの症状があったはず。なのになぜ病院に来なかったのか・・・。それは「無保険」だからだ。
「無保険」の場合でも救済措置はあるが、成瀬はそういう人たちにとって、そういう情報にアクセスすることは難しいというのだった。
確かに「健康保険無加入」ということは、普段から自治体の制度について疎いのかもしれない。特にこの男性は20代だったため、自分は病院にかからない健康体である。
と、いう過信があり、健康保険に加入していなかったのかもしれない。もしくは正規雇用ではないので、自分の稼ぎから保険料を支払う余裕がなかったのかもしれない。
明かされた桜庭の過去と家庭事情
翌日、病院に「あさひ海浜病院」の経営を任されている、【柏桜会】の会長が病院を訪ねてきた。本郷はあまり歓迎していなかった。
なぜなら、その人物は桜庭の母親なのだ。彼女が個々に来たということは、息子が今回怪我をしたことなどを知り、何か言ってくるということだ。
やはり予想はあたり、「即刻イギリスへ留学しなさい。」息子に怪我までさせて、これ以上のことがあったら取り返しがつかない。それよりも留学して
将来【会長】としてのスキルを身に着けるべきだという、親の考えだった。そして同時に「心臓に疾患を持ったあなたが、救急に関わるリスクを考えて」
と、隠し続けていた体の持病について、初めて公にされた。寮に住むメンバーは成瀬が処方された薬について、帰り道で聞いたことから知っていたが
全員の前で言われてしまっては、桜庭も今後の肩身が狭い。しかし、彼は救急の医師として働くことを望んだ。
その理由を聞くと、物心ついたころから「父親」の記憶はなく、母の同僚だった【本郷】がいつも父親のように優しくしてくれた。
ある日、母が仕事のため、自分を水族館に連れて行ってくれた本郷。そこでイルカショーを見ていると、助けを求める母親の声が聞こえた。
すぐに駆け付けた本郷は、喉に食べ物が詰まっていることを見抜き、背中をたたいて吐き出させようとしたが、無理だった。
そこであおむけにさせてその場にあった、お弁当のスプーンで喉の奥を広げてみた。そして桜庭に落ちていた箸を取るように頼むと
その箸をピンセット代わりに、子供の喉からチェリーらしきものを取り出し、子供は窒息状態から解放された。
その時の本郷の姿が忘れられず、医療に携わりたいと思った。たとえ自分に持病があろうとも救急を要する患者を救いたい!!
桜庭に新たな試練と、再び無保険患者
新に患者が搬送されてきた。「脳梗塞」を起こしており、すぐにオペが必要だったが、かすかに意識のある男性は「手術はしない!!」と言い切った。
付き添ってきたのは14歳の息子だった。息子によると家に貼痴呆症の祖母がおり、母は数年前に他界。そのため、祖母の介護のために仕事を辞めた父。
その時に「健康保険」から外れたらしい。それでも「生活保護」を受けるとか方法はある。と成瀬が言うと、「父が母との思い出の詰まった家を手放したくない。手放すくらいなら死にたい」
といういうから仕方ない。と、手術の同意書にもサインをしなかった。しかし、もし父親がなくなれば残されるのは、中学生の自分と介護が必要な祖母。
それでも彼は父の意見を尊重したいのか。どこか大人びた意見を言い人生をあきらめたような少年だったが、「自分のこれからの人生に後悔が残らないように」
と、説得を試みると、彼はやっと普通の少年になった。「お父さんが亡くなるのは嫌だ!!あんな家なんていらない!お父さんに生きていてほしい!!」と
涙ながらに、かすかに意識のある父に訴えた息子。父は涙を流した。そして少年は手術の同意書にサインをした。
しかし、そのオペ中に昼間にオペをした患者が、呼吸困難に陥り残された深澤と桜庭で対処しなくてはいけなかった。オペ室からの指示で
「自分のやれる限りのことをやれ!!」と言われ、気道を確保しようにもけいれんがひどく、無理だった。そのため以前に本郷達がやっていた喉を開き
呼吸を確保する必要があったが、知識として知っていても実勢したことがない桜庭は手が震え、メスを入れられなかった。そこに美月が到着し、励ましの元桜庭が処置をし、
男性は命を取り留めた。しかし引継ぎで昼間のドクターから「余計な処置をされては困る」と嫌味を言われたが、本郷は毅然として「昼間にあなたが無理やりしたオペが原因では?」
と、言い返したのだった。桜庭はやればできると少し自信が持てるようになった。
そして、寮に戻ると美月の部屋に「Gが出た!」と両隣の深澤と成瀬がG退治に呼び出された。それを退治しないと「あなたたちの部屋に行くから!!」
と、深澤がGを追いかけるも、やっぱりポンコツ。転んで逃した。そんな姿を見ていた成瀬は、美月の部屋に1枚のカードを見つけた。
それは「ドナーに感謝を伝える手紙」だった。筆跡に覚えがあった。桜庭だ!!ということは、桜庭に心臓移植されたのは美月の母親!?
翌日、成瀬は真相を聞こうとするも、桜庭は移植については語らなかった。今の制度ではドナーと移植された者は、協会を通しての手紙のやり取りしか認められていないため
実際誰が、誰に臓器を提供したのかわからないのだ。桜庭は誰の心臓かは知らないかもしれない。
その夜、レストランの2階から転落した女性が搬送されてきた。「彼が付き添いで」と言われたが、高岡はずっと連絡が取れない彼氏がそこにいることに驚きを隠せなかった。
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