テレビ朝日スペシャルドラマ「不協和音~炎の刑事VS氷の検事~」生き別れの兄弟の運命

2020年3月15日、土曜日夜9時。テレビ朝日でついに放送されました。

「不協和音~炎の刑事VS氷の検事~」

生き別れの熱血刑事の兄を田中圭さん、生き別れの冷酷なまでに冷静沈着な検事を中村倫也さんが演じます。

原作は大門剛明さんの「不協和音」

2人の父は元腕利きの刑事だったが、自白により冤罪をうんでしまった。

その真相を語らぬうちに父は急死、そして兄弟は別々の家に養子に引き取られた。

兄は父を目指し、弟は父を憎みそれぞれ大人になり、事件を通し再会した。

 

コンテンツ

不協和音概要

 

キャスト

田中圭

中村倫也

趣里

相島一之

岡部たかし

川島潤哉

板倉チヒロ

古河耕史

笠松将

小野寺晃良

木下ほうか

多岐川裕美

杉本哲太

生瀬勝久

 

原作

大門剛明

「不協和音」


不協和音 京都、刑事と検事の事件手帳 (PHP文芸文庫) [ 大門剛明 ]

脚本

高橋泉

・ある朝スウプは

・14歳

・凶悪

・ズタボロ

・ひとよ

 

あらすじ

川上祐介は元刑事の父に憧れ刑事となった。

しかし、その刑事は大八木宏邦。自白させたことが冤罪を生み、その事実が開かされないまま突然父は亡くなった。

マスコミは冤罪を生んだ事件をこぞって騒ぎ立て、子どもたちはいじめの餌食となっていた。

そして、母方の祖母に引き取られ姓を「川上」に変更した。

祐介は高卒のまま警察官となり、交番勤務を経てやっと刑事となったたたき上げだった。

 

一方、弟は高等検察庁の検事長唐沢洋太郎の養子となり、東大を卒業し検事になったエリート。

しかし、川上が担当した事件で犯人城崎が自白したことにより、周りから「大八木手法」と揶揄されることとなる。

そして、初公判を迎える前に、担当検事が倒れたことにより、検事が交代となると城崎は一転すべてを黙秘し不起訴となった。

祐介は交代となった検事の名前を聞いて驚いた。唐沢真佐人。

まさしく実の弟だったのだ。20年ぶりの再会だったのだが・・・。

弟に真相を迫る兄、「取り調べに問題がある」と冷たく言い放つ弟。しかし、真佐人も水面下では城崎の動きを追っていた。

 

 

ネタバレ

城崎は妻にDVを繰り返し、妻はマンションに身をかくしていた。しかし、妻は殺害された。そして返り血を浴びた城崎が目撃された。

取り調べで罪を認めない城崎に、川上の上司小寺は取り調べについて教えた。愛を持って取り調べをすること。

それにより、城崎は自白し始めた。隠れ先のマンションの住所を見つけた夫は妻の元へ向かった。

開いていた玄関から中に入り、気づくと血まみれになった妻が倒れており、自分は刃物を握っていた。

しかし、小寺が使ったのはちょっとした嘘だった。弁護士の宇都宮は自白したと聞き、「大八木捜査法」と揶揄した。

警察に現れた一人の男性。祐介はぶつかりそうになったが、胸に検事バッジがあることに気付き謝る。

2人とも腑に落ちない顔をしてわかれた・・・。

 

検事が倒れた。途端に城崎は黙秘し妻を埋めた場所を自供し亡くなった。

祐介はもう一度事件を洗いなおすことにした。足で情報を集めていく。

 

真佐人は真佐人で事件を追っていた。城崎は5年前医療事故で患者を死亡させていた。

そのことと今回の事件がどうつながるのか・・・。

2人の兄弟はそれぞれ父大八木の面影を継いでいた。しかし、多くの人物が2人が大八木の息子だと気づいていなかった。

少数の上司だけは、2人がそれぞれの息子だとわかっていた。

 

城崎の妻殺しの事件は遺体が見つからず、「不起訴」となった時に初めて祐介は担当検事の名前を知った。

唐沢真佐人、急いで会いにいく祐介。「取り調べに問題があった」20年ぶりだと言った兄に、弟は21年だと冷たくつぶやく。

その月日が兄弟を変えた。兄を冷たく付き離す弟。

結果、祐介は検事に怒鳴り込んだことにより、捜査から外された。そして、元居た交番の放火捜査へ回された。

 

小寺は唐沢に会っていた。不起訴の理由を聞きに行っていた。「殺人犯を野に放つのと同じだ」

唐沢には勝算があるみたいだ。役所から手に入れる住民票と城崎が手に入れた住民票。

そこから何かをつかみ取ったらしい。

祐介は冷酷になってしまった弟と再会したことを悔いていた。

 

唐沢の狙いは的中した。城崎を「不起訴」にしたおかげで、真犯人の動き出したのだった。

5年前の医療事故で恋人を殺された片桐。オペの助手は妻だった。そのため妻に避難を勧め、わざと城崎にい場所を教えたのは片桐。

つまり、唐沢はわざと不起訴にして、城崎を動かした真犯人を焦らせるためだった。

兄弟は久しぶりに会った。真佐人の職場で待ち合わせた2人。なぜ片桐だとわかったのか尋ねた。

結果的に弟の方が何枚も上だった。

 

祐介が担当することになった「連続放火事件」丸山建業の社長宅に放火されたことにより、管轄の警察署が動くことになり

再び真佐人が検事として、この事件の捜査に加わることになった。

祐介が周辺を聞き込み調査しているときに、不審な男性が現れた。事情を聞こうとした時に逃走を図ったため

祐介は現行犯の業務妨害で逮捕した。放火犯として目撃されている人物像と似ているため拘留されることとなった。

男の名前は三津谷。祐介は初めての取り調べを任された。気合の入る祐介だが、三津谷は何も話さない。

同時に検事として真佐人も三津谷から聞き込みをしていた。

 

真逆の取り調べをする2人。

取り調べに焦る祐介に、小寺は大八木刑事から教えられた心得を教えられた。

「心を突く」

 

その矢先、祐介がお世話になった駐在の加藤が、窃盗の常習犯加藤を追って転び、脳震盪を起こしたため懲戒処分となった。

真佐人もそのことを知っていた。そして、一連の放火犯と丸山建業の放火犯は別物として考えるように祐介に忠告した。

それを証明するかのように、再びボヤ騒ぎが起きた。「黒づくめの男性」が目撃されていた。

真佐人が言っていた。窃盗もしていないのに、町田が必死に逃げていた理由は何か?

 

祐介は町田が倒れた時の防犯カメラの映像を見返していた。何かを見つけた。加藤が何かを隠した。

祐介は加藤の自宅へ向かった。そして、防犯カメラの真相について聞き始めた。

加藤はすでに気づいていた。自分で町田から聞きたかった。だからこそ町田が持っていた所持品を加藤は持っていた。

ライターのオイルとライター

 

そんな時真佐人から呼び出しが。丸山の事件は三津谷単独の犯行で解決にむけて動き出していた。

しかし、真佐人は加藤が隠していることを祐介に聞いてきた。

ここで「父」のことで言い合いとなり、兄弟殴り合いのけんかになってしまった。

真佐人は三津谷の聞き込みを続けてた。記者をしていた三津谷の父の事について聞くと激昂した三津谷。

 

町田が加藤の元へ来た。

反抗的な態度をとる町田。加藤をバカにする町田。

「すべてが気に入らない。燃やして消してしまおうと思った」

そう話す町田に、すぐに火を消し止めた行為を加藤は知っていた。そして投げやりになっている町田を説得する加藤。

何か、町田の気持ちに響いたのか、その場に座り込む町田。

「どうやったら幸せをてにいれられるのか・・・教えて・・・おしえてください。」

加藤は町田の犯行を隠していた。加藤は自分は落ちこぼれだが、大八木刑事は違う。と伝えた。

 

偶然居合わせた弁護士の宇都宮にすべてを聞かれてしまい、真佐人が実の弟だと告げた。

こうほく橋事件

祐介は真佐人が変わってしまった。と嘆いたが、宇都宮は真佐人が父が冤罪を生んでしまった事件についてまだ調べていた。

と、先輩弁護士から聞いたことがあると聞いたと教えてくれた。そして真佐人から呼び出された祐介。

三津谷の事件にはまだ裏がある。

よく調べるように。と兄に忠告する弟。立場が逆転していた。しかし、祐介は車で走り去る真佐人を見て思った。

父大八木のハンドルさばきと同じだった。真佐人も父を恨んでいなかった。

真佐人の忠告通り、もう一度丸山建設の放火について調べ始めた。

真佐人が気になったのは「角田」丸山と一緒に写真に写り、契約書類に共同のサインがあった。

 

三津谷が丸山の倉庫に放火した事件。裏に何がかくれているのか・・・。

まるで父の大八木が真相を話さぬまま亡くなったようにすっきりとしない何かが、あの放火の裏に隠されている。

丸山建設の設立50周年パーティー。そこに何が隠れているのか・・・。

 

現場には足跡は一つしかなかったが、不審な人物は2回目撃されていた。10時と11時。

父親の話しを出すと、怒り始める三津谷。いつもそうだった。三津谷の父はある日突然自殺した。

角田雄三が談合事件に関わっており、それを取材していた矢先に自殺した。

三津谷は自白した。親父は自殺に見せかけ角田と丸山に殺された。あの日放火して殺害しようとしたが、怖くて火を消した。

 

しかし、三津谷は常に祐介の腕時計を見ていた。三津谷はまだ何かを隠している。

丸山を殺害するために、倉庫に忍び込み酒に「青酸カリ」を入れた。その酒がパーティーで振る舞われる。

祝杯の「酒樽」に仕込まれた青酸カリ。全員が口にしようとした瞬間に間に合った。

丸山には三津谷が殺害しようとした動機がすぐにわかった。三津谷の父の死が関わっている。

 

弟の真佐人が三津谷をけなしたことから、祐介の話しが三津谷の気持ちに響いた。

それはまるで「不協和音」のように相性のいいコンビだと宇都宮が言った。

こうほく橋

祐介が向かうと、そこにはすでに真佐人がいた。

そして初めて父の冤罪について話した。父親は冤罪ではない。あれは真犯人だった。

2人は、昔2段ベッドをノックしたように、橋の欄干をノックしながら別れた。

 

 

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