「コタローは一人暮らし」4話、大人の悩みと口うるさい大人、そしてコタローの笑顔

田丸は子供のことで悩んでいた。離婚して子供が一人、コタローと同じ年くらいの息子がいるが、

 

月に1回しか面会できない。しかし、その時のことで狩野に相談していたが、狩野は新作を描くのに忙しかった。

 

そして、コタローはいつものように友達と、学校から帰っていると、はがれそうなチラシを見つけた。これが周りの大人を笑顔にした。

 

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それぞれに抱える大人の悩み

田丸は月に一度息子に会えるが、会うとけんかになってしまう。これをどうしたらいいのか狩野に相談していたが、

 

新作で忙しいのと、「結婚もしていない僕には答えられない」と返答をすると、田丸は「自分も子供のころ経験あるだろう?」

 

と、訪ねると、「中学の時に両親が亡くなり、叔父に引き取られたのでよくわからない」というと、

 

叔母から、わずかばかりの送金の封筒を田丸が見つけた。狩野は封筒をよく見ると期限が「今日」だったのだ。

 

急いで玄関を出ると、ちょうどコタローが返ってきたが、コタローに「またおぬしやらねばならぬことを先延ばしにしておったな」

 

と言われてしまったが、かまっている余裕はなかった。すると話し相手のいなくなった田丸が今度はコタローのところへ来た。

 

しかし、コタローには「大人の問題」を解決する力はないが、みんなコタローに気軽に話をしてくる。

 

そして、あることを思い出した。学校帰りに電柱にはがれそうになっていたポスター。商店街の一角で

 

お笑い芸人が5日間ライブをやるというのだ。コタローは田丸をそこに連れて行った。

 

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口うるさい大人たち

コタローはライブが終わると、「うむ。よいライブであった。明日もまた来るぞよ!」と言って帰っていった。

 

芸人の二人も気になっていたが、コタローは翌日も来たが、芸人たちが気づいたのは、ライブの間

 

コタローは一切自分たちのことを見ていないことだった。そして、次の日も来た。そしてまた感想を言って帰っていった。

 

そして、「4日目になり自分たちのライブを見ないなら、もう来なくていい!!」と言ってしまったが、

 

マネージャーらしき女性が、コタローから聞いた話として、毎日違う大人と来ているが、それぞれに悩みを持っている。

 

しかし、自分では解決することができないので、せめて悩んでいる人が「笑顔になればいい」と思って連れてきていた。

 

そして、最終日は狩野を連れてきた。狩野は「お前も見ろよ!」と言わんばかりに、コタローに視線を送った。

 

しかし、コタローにこの面白さがわからなかった。そして最後にいつものようにお礼を言いに来たが、

 

芸人は逆に昨日のことを謝罪して、「君のためにネタを考えたから観てほしい」と言ったのだが、

 

コタローは「わらわが笑って、果たして母上と父上は喜んでくれるだろうか」とつぶやくと、狩野が「帰るぞ!!」と声をかけ

 

二人は帰ってしまった。そして、田丸親子はまだけんかしていた。「どうして月に1回しか会えないんだよ!!」

 

と言っても、離婚の時の取り決めだから。としか答えられない。それでも一緒に暮らしていないのに、親みたいなことを言う。

 

と、息子は怒っていたが、狩野は思い出した。叔父はどうしようもない人だったが、「自分のどうしようもなさを棚に上げても、大人として言わなくてはいけないことがある」

 

と、言ったことがあった。今ならその意味が分かる。コタローに「一番近くにいる大人として」言わなくてはいけないことがある。

 

そんな話を聞いていて、なぜか田丸親子は仲直りをしていた。口うるさくても「大人だから」子供に言わなくてはいけない。

 

特に、コタローには周りに大人がいないから、自然と狩野もそんな気持ちになっていたのかもしれない。

 

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コタローの笑顔のために

コタローがいつものように、ラジオを聞きながら宿題をしていると、先日商店街でライブをしていた芸人が出てきた。

 

MCが「M-1準決勝進出おめでとうございます!!」というと、2人はそれはうれしいけど、先日あった男の子のことを話した。

 

どうしても、M-1よりもその子を笑顔にしたい。と2人は語っていた。ちょうどそこに狩野が入ってきた。

 

宿題の様子を見に来たが、コタローはそれより、狩野が締め切りにちゃんと間に合ったのか気になっていた。

 

すると、嬉しそうに新作の漫画の原画を見せてくれた。「面白くできたから、特別にお前に見せてやるよ!!」

 

と、出来上がったばかりの原稿を見せてくれた。せかして感想を聞く狩野だが、うるさくてkコタローは読めない。

 

でも、先ほどのラジオと言い、狩野と言い、自分の周りには自分のことを笑顔にして、それが幸せだと感じる人もいる。

 

と、コタローは今回の件で学んだのかもしれない。

 

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Twitterの感想

原稿を受け取った時、きっと狩野には聞こえていない感謝の気持ちがよかった。そして、それがコタローの今の気持ちをすべて表現している。

 

でもすぐに、狩野が感想をきいてくるから、いつもの狩野とコタローに戻ってしまったが、あのまま沈黙があったら、

 

コタローは笑ったのだろうか!?もしかしたら「大人の気持ち」を考えて笑ったかもしれない。

 


 

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