【映画】「何もなき世界のエンドロール」3人の最後のクリスマス

キダとマコトはお互い両親がいなくて、幼なじみと言うこともあり、いつも一緒に遊んでいた。

 

ある日同じクラスに髪を金髪に染めた女の子が転校してきた。ニックネームはヨッチ。前の学校でいじめにあったらしく、

 

最初はなかなかクラスに馴染めなかった。しかし親のいない者同士3人はすぐに仲良くなった。それは大人になっても変わらなかった。

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ヨッチが恐れていること

ヨッチはいつもなぜか「誰かに私のことを忘れられるのが怖い」といつも怯えていた。もちろん2人は忘れるわけない。といつも励ましていた。

 

小学校は放課後いつも一緒に遊び、中学校でもいつも一緒に遊んでいた。いたずら好きなマコトは、ヨッチが初めて来たときに、

 

嫌なことを言った教師の仕返しに、思いっきり振ったコーラを渡して、ヨッチに開けろ!といったことから、教師はコーラまみれになり、

 

教室中がみんな笑ってくれた。ヨッチの緊張を解きほぐしてくれた1人だった。マコトは人を驚かせるのが大好きだった。

 

特にターゲットになるのは真面目なキダだった。けれども彼は何度驚いても、何をされてもマコトを怒る事はなかった。

 

それはマコトが、父親が亡くなった後、母親は精神的におかしくなりしゃっくりが止まらなくなったそれを止めるために驚かせることを思いついた。しかし母も間もなくしてなくなった。

 

マコトが人を驚かせるのは元気付けるためテクニックだった。それはわかっているからキダは何度同じことでも驚いた。

 

特にコーラではいつもやられていた。自動販売機でコーラを買ってきてくれたのに、開けたら噴射してきた。

 

そして自販機の影からヨッチが「今買ったコーラはこっちだよ♪」とおどけたように出てきた。そんな日常が楽しかった。

 

中学校に行ってもそれは変わらず、3人で放課後を過ごすことも当たり前となっていた。ヨッチの夢は2人と結婚して一生ずっと3人でいること

かなわない願い

だんだん成長するにつれて、ヨッチは自分の夢は叶わないとわかってきた。だからこそどちらかが先に告白してくれたら、そっちを選ぼうと思っていた。

 

そしてキダが2人きりで歩いているときに、ヨッチに告白した。「私も大好きだよ…でもちょっと遅かったよ

 

マコトが2日前にすでにヨッチに告白していたのだ。キダは2人を見守ることにした。どっちかがこうなる運命だと言うことも2人はわかっていただろう。

 

マコトはヨッチのことが本当に大好きだった。マコトとキダは社会人になっても離れる事はなく、一緒に自動車修理工場で働き始めた。

 

そして3人が20歳になったクリスマスの時、パーティーをすることになった。ヨッチの提案で「丸鶏」を買ってこようと言うことになった。

 

そして買い物担当はヨッチ。その間にマコトはいつものサプライズをやりたかった。それにはキダの協力が必要だった。

 

買い物の帰りに必ず通る道。そこに花火を仕掛けて、マコトの合図とともに導火線に火をつける役目をキダがやることになった。

 

ずっと前にヨッチが、「冬の花火は綺麗だよ」と口にしたことを覚えていたのだ。そのきれいな花火を見せたかった。

 

でもなかなかヨッチが道に現れない。心配になったマコトが迎えに行くと、マコトまで戻ってこなかった。そしてキダが行くとマコトは立ち尽くしていた。

 

交差点の真ん中で。何をしているのか駆け寄って行くとすぐにわかった。買い物を終えたヨッチがひき逃げに遭って即死だった。

 

最高のクリスマスにするはずだった。婚約指輪も用意して、うれしそうだったマコト。でももうヨッチはいなくなってしまった。

 

それでも毎日はやってくる。2人はいつもと変わらず整備工場で働いていた。ヨッチがいなくなって2ヶ月が経っていた。

【キャスト】

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(ヨッチ中学時代まで)

 

赤い車

手荒な運転で、整備工場に女が車を運転してきたフロント部分が破損している。すぐに直してほしいと言う。

 

外国車なので、ディーラーに持っていったほうが早いと親方が言うと、そういうところに頼めないからこういうとこに来たんでしょう!

 

と、かなり高圧的な態度をとってきた。そして見積もりを見せると300万で3ヶ月かかると言うが、それでも良いと言う。

 

修理のために免許証と車検証を預かりたいと言うと、女はイライラした様子で「私も無免許だから免許なんて持ってないわ!車検証なんてものも知らない!

 

さらに「お金ならその分いくらでも払うから、とにかく修理しなさいよ!」と言うので、マコトが「これ今やった傷では無いですよね?」と尋ねると

 

2ヶ月前に犬をひいたと言う。避けた時にフロントをぶつけたらしい。マコトは女性に興味を持ったのか夕食に誘った。

 

しかし女性は「あんたなんかとは住む世界が違うから!」と言い放ち、呼んだタクシーに乗って帰っていってしまった。

 

それから1週間後マコトは修理工場を辞めてしまった。マコトの行方がわからないまま2年が過ぎ、土地開発のため工場の立ち退きを求められ、

 

キダは職を失った。しかし親方から「この人を尋ねてみると良い」と言って紙を渡してくれた。言われた通りに事務所に行くと、背後にピストルを持った男性がいた。

 

現れた責任者に「あの後の方をどこかに…」と言うとすぐに男がいなくなった。そしてすぐにマコトの居場所を渡してくれた。2年探してもわからなかったのに。

 

しかしその捜査料をキダは支払うことが出来なかった。そのためそのまま事務所で「交渉人」として働くことになった。つまり表社会と裏社会をつなぐ役目だ。

 

そしてマコトに2年ぶりに会った。あれから闇カジノで働き4.000万貯めていた。あと500万で余命わずかなワインの輸入会社の社長が、会社を譲ってくれると言う。

 

それはあることのために必ず必要だったマコトの計画を知りキダも協力することを誓った。まずはワイン外車の社長にふさわしい戸籍が必要だった。

 

名前は「マコト」がいい。ちょうど歳も近く、友人もいない引きこもりの男性が見つかった。戸籍を300万円で売るようにキダが交渉した。

 

すでに家族は了承済みだと言うと、彼はあっさりと自分の戸籍を得た。完璧主義者の彼にとって、汚点のついた過去は要らないのだ。

 

しかしその後家族は自殺を図り、この世からいなくなってしまった。2人にとっては好都合だった。そのまま計画を続行された。

 

あの時車を運び込んできたのはモデルの「リサ」有名モデルだが、父親は有名な政治家である。だからあの車は父親のものだったのだ。

 

リサをものにしたいマコト。父上の応援パーティーに駆けつけると、リサが広告塔として壇上に上がっていた。そして婚約者がいることがわかった。

 

そこでキダに交渉してもらい、婚約者をリサから遠ざけることにした。リサはお金と地位があれば誰でもよかったようだ。マコトにうまく引っかかった。

 

そして3年後計画が実行に移される時が来た。リサが登場するパーティー会場の近くのホテルに部屋を取り、マコトとの時間を楽しむリサ。

 

自分が登場する時になったら、すぐに駆けつけることができるのでゆっくりできると喜んでいた。でもこれはすべて罠だった。

 

クリスマスイブのイベント、ツリーの点灯式が行われた。それと同時に巨大モニターにどこかの部屋の様子がうつされた。会場は騒然となったが、リサが写っていることに釘付けになった。

 

そこでマコトは初めて真実を口にした。出会ったのは3年前ではなく5年前だ。そう言ってあの日に行ったマジックを見せた。

 

手からバラを出し、そこから色とりどりの国旗が糸に繋がれて出てくる仕組みになっていた。そしてその先に指輪があった。喜ぶリサ

 

しかし、マコトは「この指輪は君にあげるものではない」と取り上げた。これを見ればわかるか?とビニール袋に入った毛と、3人が写った写真を見せた。

 

なんのことかさっぱりわからないリサ。そこで車のヘッドライトの破片を見せたあの時修理工場にいたのは俺だ

 

それはお前が車でひいた犬の毛と、人間だ。状況理解したリサはパニックになった。修理工場に持ってくるまでに2週間かかったのは、2週間前に犬を轢いたのは確か。

 

しかし2週間後にヨッチを轢き逃げし、事件のことを父に頼んでもみ消したのだ。そして証拠隠滅のため車を廃車にしようとしたが、あまりにも目立つ車なので余計に怪しまれる

 

修理に出すことにした。そしてくれぐれも口外しないように親方に電話がかかってきた。犬が轢かれた時ヨッチは、犬をかわいそうだと言って見ていた。

 

その2週間後に同じ車に、同じ運転手に自分の命は奪われたのだ。しかしリサはあきらめなかった。パパが何とかしてくれるから!!

 

といっても遅かった。リサは気づいていなかったが、キダが機材を操作して点灯式からずっと生配信されていた。

 

手錠に繋がれたリサは、何かが赤く光ったことに気づいた「爆弾?」と言っておびえ始めた。キダはマコトの計画を最後まで知っていた

 

だからもう大切な人を失いたくないと思い、マコトの部屋に一生懸命走った。しかしたどり着いた部屋は別の部屋だった。コーラが置かれていた。

 

その瞬間隣のホテルの1室が爆発した。マコトはヨッチに指輪を渡すために旅立った。その前にリサ親子の不正を公にさらしておきたかった。

 

初めて1人で迎えたクリスマス。キダは犬と、ヨッチが倒れていた交差点で立ち尽くしていた。

 

そこに微笑んで手をつなぐ2人が歩いているような気がして・・・。

 

【出演者関連ドラマ】

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山田杏奈×玉城ティナ文芸部舞台「荒ぶる季節の乙女どもよ。」

2018年公開映画山田杏奈主演「ミスミソウ」概要

フジテレビドラマ「シャーロック」動く遺体の真相

TBS川口春奈×横浜流星新ドラマ「着飾る恋には理由があって」概要

フジテレビ月9ドラマ「絶対零度シーズン4」

 

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