【COCCO】様々な精神障害を乗り越え、才能を開花させた彼女。
アラフォー世代であれば、「強く儚い者たち」で、確か飛行機会社のタイアップで、華々しくデビューし
あっという間にスターダムにのし上がった感じがありますが、デビューしたのはただの偶然です。
実は彼女の夢はバレリーナでした。そのために賞金が獲得できれば、もっとオーディションを受ける旅費になる。
と考えて、オーディションを受けたのですが、その後音楽会社からスカウトを受けますが、「バレリーナ」を理由に断りました。
COCCOプロフィール
名前 COCCO
本名 真喜志智子(まざきさとこ)
別名義 あっちゃん
生年月日 1977年1月19日
出身地 沖縄県
出身校 沖縄県立開邦高等学校芸術科美術コース
職業 歌手・絵本作家など
デビュー 1996年
家族 姉・息子
事務所 個人事務所
冒頭にも書いたように、彼女は歌手になるつもりは全くなく、たまたま「賞金」がもらえる。と思い
ビクター主宰の「新人発掘オーディション」に応募しました。グランプリならば100万です。そうすればもっと旅費が稼げる。
そう思ったのですが、結果は不合格。そして時期を同じくして受けたバレエのオーディションにも落ちてしまいました。
ビクターのオーディションで知り合った関係者から、「デビュー」を持ち掛けられますが、いったん断ったものの
歌手として成功すれば、バレエのオーディションで私を落とした人たちを見返せる!
と思い、話しを勧めましたが、ずっと歌手でいるつもりはありませんでした。ただ一定の金額を貯めて
地元にいつでも踊れる舞台を作ることができればと思っていました。
しかし、彼女には「シンガーソングライター」という認識はありませんでした。彼女の中では常に歌が流れていて
それを口にすると「オリジナルの歌になった」つまり、元々音楽がながれていた。と言っていることから「ADHD」の可能性もあります。
そもそも譜面も書けません。彼女はイメージを伝えるのに「絵」を使っていました。
最初はインディーズからのデビューでしたが、1997年にビクターから正式にメジャーデビューしました。
しかし、2001年ミュージックステーションで「焼け野が原」を歌うと、裸足でスタジオからダッシュで走り去り、休養に入りました。
彼女の歌うスタイルは独特で、靴を脱ぎ「裸足」で歌うのが定番でした。感覚にも敏感なんでしょう。
その後は絵本作家となりましたが、2006年には再び復帰しています。
COCCOが抱える問題
彼女はバレリーナを目指していたためか、PVがこんな感じのドレスが多かったのですが、当時から「自傷行為」を思わせる傷が沢山ありました。
よく見るとPVにもところどころに映っていますが、彼女はそれを隠すつもりはないようですね。
そして、最近になり自分の「生い立ち」を語るようになりました。
- 幼い頃に両親が離婚したこと
- 思春期に自分の性に疑問を持ち、自ら坊主頭にした
- パニック障害
- うつ病
- 拒食症
- リストカット
冒頭の雑誌は2009年に発売された雑誌の表紙ですが、痛々しい傷跡も、やせた体も隠すことはありません。
彼女はいつでもありのままの自分をさらけ出し、それを歌にしてきたのです。
初期の作品には親の愛情を求めるような歌が多くあります。そんな彼女を支えていたのは、実の姉です。
共に行動し妹を支え、活動をしてきました。そして、復帰後に発売した歌には一部「息子さん」の声が収録されています。
活動休止中に子供に恵まれたのか、結婚はしていないのでシングルマザーですね。
そんな中でも、精神的に自分を追いつめてしまい、様々な自傷行為で自分を奮い立たせてきたのかもしれません。
2021年現在は、夢だったバレリーナとして舞台に上がり、歌手活動に、作家としての活動と
とても充実した日々を過ごしています。おそらく、姉や息子さんの存在がとても大きく、
一時的に芸能界から離れたのも、彼女にとっては良かったのかもしれません。一部情報では、精神的治療に「イギリス」へ行っていたようですが
英語に関しては、問題なくクリアできたでしょうね。何曲も英語だけの歌を発表してます。
そして、私の記憶によると最初にインディーズでライブしたのは、海外だったと思います。
デビュー当時彼女を特集した記事で読んだ記憶があります。
どんな障害であれ、何も隠さずありのままでいるCOCCOさん。素敵な女性になりましたね。
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