「精神障害福祉手帳」を取得するメリット、デメリット

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先日は「精神障害福祉手帳」を取得することについて書かせていただきました。

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申請していた「障害者年金」がおりることになり、少しだけ生活にゆとりが。

しかし、「精神福祉」という言葉から、取得をためらう方もいらっしゃると思います。

今回は、メリット、デメリットについて考えてみました。

 

精神障害福祉手帳を取得するデメリット

 

先に「デメリット」から考えてみたいと思います。

なぜならば、取得するデメリットはさほどないと、私は考えているからです。

 

 

デメリット

・医師の診断書作成料が高い

・手帳に使用する自分の顔写真が必要

(一般的な履歴書用で大丈夫ですが、私は写真が苦手なので、これはデメリットです(;^_^Aしかし、スマホのアプリで「履歴書写真作成」をして、コンビニでプリントすれば簡単です。あとはうまく自撮りするだけです。)

・万が一の場合に常に携帯が必要(提示を求められることはほぼありませんが・・・。)

・何度か福祉課へ行かなくてはいけない

*診断書をもらいに行く

*写真と一緒に診断書の提出

*手帳を受け取るために行く

*受けたい必要なサービスの手続きのために行く

・代理手続きの場合は委任状の作成が必要

 

デメリットを考えてみましたが、ほとんど「発行までに関わること」ばかりです。

すなわち、「手続きが面倒」ということです。

しかし、障害者年金を受け取る手続きを考えたら、それはそれは簡単な手続きだけです。

1度発行されれば、次の更新は2年後です。

 

精神障害福祉手帳を取得するメリット

 

次に考えてみるのはメリットです。

デメリットよりメリットの方が「大きいから」皆さん取得されると思います。

特に、いつも首からぶら下げて「精神的に障害がありますよ~」と触れ回るための手帳ではないので、1年半以上辛い治療を頑張っているならば

ぜひ、「精神障害福祉手帳」を取得する勇気をもってださい。本人が手続き困難な場合は代理人を立てることができるので

家族などにお願いしてもいいかもしれません。

メリット

・医療費が無料になる(精神自立支援証書は精神科・心療内科のみですが、手帳発行後に発行される「受給者証」を窓口に提示すれば、どの診療科目でも医療費の負担はありません)

・障害者枠での就職が可能(体調に考慮した職場配置や、勤務時間があります)

・公共施設などの入場料免除や割引など(付き添いの方も割引になる施設もあり)

・等級にによっては公共料金の免除・割引あり

・等級によっては各種税金の免除など

 

メリットと思われる項目は少ないですが、医療費が無料になるのは金銭的負担からしても

とてもありがたいと思います。

メリットについては、「発行後」に関わることですが、「お金」と大きく関わっているので、

 

精神的にも仕事が辛い

病気のために勤務時間が減り収入も減った

病気のため働けない

 

 

こういった面をしっかりとカバーしてくれるのがありがたい存在です。

我が家の話しになりますが、母子家庭のため、母子手当と私のパート収入で生活していました。

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しかし、私1人が働けなくなることにより、食事すらまともに用意できないお財布事情へと直結します。

そのため、今回手帳の取得を機に「障害者年金」取得について専門家にお願いしています。

障害者年金を受け取りながら、一定の収入を得ることも可能なので、

今続けている内職にプラスαがあればいいな。と思います。

 

 

ただし、母子手当と、障害年金の二重受給は不正行為となります。

そして、障害者年金の支給が決定した場合、初診から1年半までさかのぼり支給可能となります。

(これにはさかのぼれる限度年数があるようなので、詳しくは専門家にお尋ねください)

さかのぼり受給した年金から、母子手当が重なって受給されていた分を「返納」しなくてはなりません。

そして、手続きがとても厄介で、素人でなおかつ精神的に辛い中、あちらこちらの事務所へ行かなくてはいけない。

挙句、「不受理」となる場合もあるので、私は専門家に依頼しました。

 

専門家というのは「障害年金受給」の手続きを専門的に扱っている、社会保険労務士の方や、弁護士の方となります。

インターネットで検索すると最寄りの専門家にたどりつくと思いますが、じっくりと考えてからコンタクトを取ってください。

「ここっ!!」と急いでコンタクトをとって、依頼してから高額な手数料を請求される事例もあります。

 

私の場合は

・着手金無料

・不受理となった場合すべて無料

・受給できた場合は、初回振り込みの1割か、年金2ヵ月分のいずれか高額になる金額が報酬

調べていくと、着手金2万円、不受理の場合でも数万円という事務所もあります。

私が、ここの事務所へ依頼したのは、誰が手続きをしてくれるのか!?

ホームページに顔写真からプロフィールまで詳しく説明されていたこと。

そして、実際に会って受け取れた場合の金額を計算し、そこから母子手当を差し引きし

報酬についても、一番最初にしっかりと話しをしてくれた部分に誠意を感じました。

 

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誠意をどこで感じるかは人それぞれですが、あとで後悔しない事務所選びのため

じっくりと依頼する事務所を探しても、年金の受給はさかのぼれるので安心して

自分に合った事務所を見つけてください。

 

まとめ

 

デメリット・メリットの話しから、「年金受給」の話しへそれてしまいましたが

手帳を取得する大きなメリットはやはり「お金」です。

精神的に辛い思いをしているのだから、せめて「お金」の面だけでも行政に助けてもらえたらうれしいですね。

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