【私の場合】うつ病になってからの日常生活
うつ病になると「何もかもかわってしまう」と思っている方が見えるかもしれません。
確かに、重症となると「入院治療」が必要であったり、周りの手助けが必要となるので
今までの生活とは全く変わってしまうかもしれません。しかし、うつ患者の多くはさほど変わらない日常生活を送っているのではないでしょうか?
今回は、私の場合ですが、日常生活について書いてみます。
うつ病発症時はアルバイトですが、仕事もしていました。その時の生活も書いていきます。
うつ病と診断されてから
うつ病という診断名は担当医から言われませんでしたが、「すぐに仕事は休職するべきです」と言われました。
そして、話しの中で、「この抗うつ剤は・・・。」という話しがあったので、自分の病気は「うつ病」だと悟りました。
まずは、職場へ報告する必要がある。
と、思いました。私一人いなくても職場は回りますが、やはり迷惑をかける可能性があります。
職場の上司に「うつ病になり、仕事を辞めるように言われました」とそのまままず報告しましたが
家庭のある上司だったので、母子家庭である我が家のことを気にかけてくれていたので
「うつ病はどういうものかはわからないけど、今仕事を辞めたら困るでしょ?」と気遣いをしてくれたため
仕事内容への配慮
仕事時間の調整
収入が今までと変わらないよう配慮
3番目の配慮は助かりました。病気で仕事量が減る=勤務時間が減ると収入に直結しますが
働く時間数は変わらず、仕事内容を体に負担がないようにしてもらえました。
そのころの生活スタイルです。
時間 | 内容 |
6時 | 起床・朝食・送り出し |
8時 | 仕事開始 |
13時 | 仕事終了 |
13時半 | 帰宅・休憩・家事 |
16時 | 子供の習い事送迎 |
18時 | 食事・入浴 |
20時 | 子供就寝 |
21時半 | 私就寝 |
みていただいてわかるように、いたって普通に生活して、仕事をしていることがわかるかと思います。
上司が変わり環境が一変する
しかし、その後、上司が変わりましたが、「うつ病は気力の問題」と取り合ってもらえず
最終的に「栄養ドリンク」を手渡される始末。
*栄養ドリンクはうつ病に無意味です!
しかも、とても人見知りな上司であったため、人見知りしない私をいいようにどんどん仕事が来ました。
その職場では、
正社員
準社員
パート
アルバイト
と、ランク付けがあり、私は一番低いアルバイトです。そのため勤務時間も短いのですが、
本部からの「人件費削減」で、まず勤務時間が削られるのはアルバイトです。
そのうえ、アルバイト以上の業務内容をこなすことができた私は、一日中職場を走り回っていました。
結果的に、精神的に崩壊していきました。
気づけば自分の腕をカッターで切りつける自傷行為が始まったのです。
そして、ネットを見れば「死ぬ」ことばかり検索する日々。もちろん子供がいるので最後の一線は超えてはいけない!!
と、自分に言い聞かせて仕事をしていました。
しかし、ある日「収入4万のために私は死ぬのはばかばかしい」と思い、そのままオープン準備のためのカギを上司に返しその日に辞めました。
そのころの生活スタイルは
時間 | 内容 |
6時 | 起床・朝食・送り出し |
8時 | 仕事開始 |
12時 | 仕事終了 |
12時半 | 帰宅・休憩 |
16時 | 子供の習い事送迎 |
18時 | 食事・入浴 |
20時 | 子供就寝 |
21時半 | 私就寝 |
今までと大きく変わりませんが、日によっては帰宅するために車に乗るとそのまま動けないこともよくあり
勤務場所では誰かに見られるので、少し移動して人気のない駐車場で車の後部座席の足元にうずくまり
5時間くらい泣き続けていたことも何度もありました。
仕事を辞めてからの日常
仕事を辞めてからほんの少しの間は、何もやる気が起きませんでした。
しかし、「働かないと!!」母子家庭は収入がどこにもありません!
私にできることと言えば、パソコンを扱うこと。ネットでできる簡単な文章を書く内職を始めました。
始めは数千円の収入でしたが、今では3万~4万の収入を得ているので、最悪な職場での収入と同じくらいは
内職でキープできている状態です。しかし、自宅での内職なので、やりすぎてしまい逆に疲れすぎてしまうこともあります(;^_^A
時間 | 内容 |
6時 | 起床・朝食・送り出し |
7時 | ベッドで横になる |
10時半 | 仕事開始 |
15時 | 昼食をはさみながら仕事 |
16時 | 子供の習い事送迎 |
18時 | 食事・入浴 |
20時 | 子供就寝 |
21時半 | 私就寝 |
これが今の私の生活スタイルです。
以前よりもゆったりと休む時間が増えました。
またには息抜きに、友達とランチをしたり、運動を兼ねてショッピングモールを歩くこともあります。
しかし、昨年の9月に倒れました。その時はさすがに仕事もできずすべてを休んで
ひたすら一日ベッドで過ごしていました。
その頃は本当に何もできないのです。
大げさに言えば「死ぬこと」も考えることができない状態が1か月ほど続いたのですが
少し、動けるようになった時点で、再び自傷行為が始まりました。
うつ病で寝たきりだから大丈夫と決して思わないでください。少し、動けるようになった時が危ないのです。
動けるということは、「考えを行動に移せる」ということです。
重症でもし自宅療養している家族などがいる場合は、少し元気になってきたときに一番注意を払っていてください。
私は母子家庭のため、自傷行為を止めるなどといった人がいませんでしたが、「子供」の存在がストッパーになり
大事には至りませんでした。くれぐれも、少し元気になり始めた「うつ病患者」の方の行動には気を付けてください。
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