「きのう何食べた?」season2、5話シロさんの思い出、ケンジへの思い、今の幸せ
シロさんは休日に掃除をしていた。法律事務所は基本的に週末は休みだが、ケンジの美容室は営業しているので、
週末は基本的にばらばらに過ごしている。そしてシロさんは洗濯機の横を通り過ぎた。
過去のことが思い出されることが起きていた。洗濯機から排水されていなかったのだ。
コンテンツ
シロさんの過去の思い出
シロさんは排水からあふれそうな水を、お風呂に移しながら過去を思い出していた。過去にも同じことがあった。
それはすべてがシロさん好みの「伸彦」と同棲していた時だった。家事はすべてシロさんが担当していた。
そして、伸彦は自由気ままに家で仕事をしたり、猫を可愛がったりしていたが、食事を作っても
「外で食べてきた」など、シロさんも納得がいかないことが多々あった。そしてイラつくこともあった。
そして、時々洗濯機の排水が詰まってしまい、水浸しになることがあった。それでも伸彦は手伝うことはなかった。
シロさんは内心「お前が連れてきた猫の毛が原因だ」と言いたい気持ちを抑えて、必死に対処していた。
そんな過去を思い出す出来事だった。しかし、帰宅したケンジは排水に苦労しているシロさんを心配してくれた。
原作
よしながふみ
「きのう何食べた?」
[新品]きのう何食べた? (1-21巻 最新刊) 全巻セット
主題歌
OP
大橋トリオ
「カラタチの夢」
ED
Bialystocks
「幸せのまわり道」
ケンジへの思い
正直言えばケンジはシロさんの好みではない。今一緒に暮らしているのも、偶然出会ったときに、
ケンジが上階の水漏れにより、住む場所を失い、ちょうど一部屋空いているから。ということでこの家に来ただけ。
本当にシロさんの好みは伸彦だった。どちらかと言えばケンジは好みと正反対。物静かでもないし、
何かとキャッキャとはしゃいで好みではない。しかし、なぜか一緒に暮らしている。伸彦のことを完全に忘れた訳でもないのに、
なぜ「こいつと暮らしているのか!?」と自問自答してしまうくらいに好みではないのだ。
「きのう何、食べた?」season2原作、ストーリー、主題歌など概要
「きのう何食べた?」season2、1話シロさんとケンジの危機、新しいスーパー
「きのう何食べた?」season2、シロさんへの提案、日曜日、2人の休日
今の幸せ
なんとか排水溝も綺麗になった。これでもう心配ないと思った。そして鶏肉を使って「親子丼」を作ろうとした。
しかし、あるはずの玉ねぎがなかった。ケンジが「ごめん」と謝ってきた。2個あったはずだから、
ケンジが使ってもあまりがあるはずだったが、1個は中がだめになっていたので、もう一つも使ってしまったのだ。
そのため、シロさんは他のメニューにしようと思ったが、ケンジは「じゃあ買ってくるね!!」と買い物へ出てくれた。
伸彦は予定していた「献立」を作ろうとしても、材料をよく使ってしまい、献立を変えざるを得ないことがよくあり、
材料を使ってしまったことも報告がなかった。そのたびにイラついていた自分を思い出した。
ケンジは買い物に出るとき、洗濯機の横を指さした。ジャバラのホースがかけてあった。
今度詰まったらお風呂に排水するのに楽だろう。と見つけて買っておいてくれた。そして窓際を見た。
シロさんは綺麗にケンジがたたんだ洗濯物を見た。「今自分はケンジといて幸せなんだ」とかみしめていた。
コメントを残す コメントをキャンセル