日テレドラマ最終回「私たちはどうかしている」今日子最期の償い
今日子は椿の本当に子供だったのだろうか…。
そう思えるくらいに、「光月庵」の名声を手に入れることに執着し
邪魔者を排除する為に、椿が恨まれるようなことまでしてきた。
でも、やはり母は子を思っていたんだろうな。
コンテンツ
事件の後
樹が亡くなった後、今日子は自分が疑われないように、すべての職人に多額の退職金と
就職先を斡旋し、従業員を一新してしまった。
それが「光月庵」の名声を地に落とすような行いに繋がった。
しかし、なんとかひいき客のおかげで、椿が職人になるまで、店は持ち堪えた。
しかも、議員の溝口と親密になることで、持ちつ持たれつの関係になって行ったのだろう。
しかし、女将への疑惑は消えることはなかっただろう。
樹の亡くなった日と、多喜川の妻の自殺未遂が同じ日だということは
古い町だからこそ、噂におヒレがつき、今日子と多喜川の関係を怪しむ者も多かったはず。
椿を後継ぎに
樹一度も触れられることなく、離婚届けを突きつけられ、女性としてのプライドを捨て
「光月庵」の実権を握ることだけに、執着していったのだろう。
だからこそ、自分に好意的な多喜川に抱かれ、子供を身篭り「離婚できない」状況を作り出したのではないだろうか。
そして、椿が職人となっても、昔の栄光ある「光月庵」の味ではない。
自分が職人を一新したことで、椿は代々の味を完璧には再現できない。
そこで、さまざまな催事で椿が、注目を浴びるように、うらで「しまや」の味に勝てないなら
商品を台無しにするなどの暴挙にでたのだろう。
今日子最期の贖罪
今日子の頭には「光月庵」の実権を握ることしかなかったが
その為に自分の息子を傷つけ、自分の通ったいばらの道を歩かせようとした。
椿の気持ちには七桜しかいない。でも、栞と無理矢理結婚させようとした。
それはかつて、宗寿郎が自分にしたこと。同じ気持ちを栞に味合わせても、
椿を後継ぎにする手段は選ばなかった。
でも、椿の目が見えなくなることを知り、角膜移植を依頼する書類をすでに作成していた。
「除夜祭」で椿がかてないかもしれない。という思いがあったのだろう。
今日子も、七桜の実力を憎みながらも認めていたからこそ、椿は勝てない。
しかし、目が見えなければ、他の店でも、独立してもお菓子を作ることはできない。
だからこそ、最期の母親としてできる、最大の愛情を残し、椿の菓子職人を続ける夢を守ったのだろう。
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