最終回「私たちはどうかしている」多喜川はなぜすぐに自首をしなかった?
横浜流星×浜辺美波さん主演日テレドラマ「私たちはどうかしている」
意外な真犯人に驚いた方も多いでしょうね。私もその1人です。七桜の味方だと思っていたのに…。
なぜ多喜川はすぐに自首しなかったのでしょうか?していれば椿とさくらはあのまま一緒に過ごせたのでは?
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犯罪の時期
多喜川が樹を刺してしまった時、彼はまだ高校生でした。
ならば少年院に入り、罪を償い世に出ても、七桜の力になることはできたはず。
しかし、その日は母親が自殺未遂を図った日であり、そこに重ねて息子が人を殺した。
と、言うにはあまりにもタイミングが悪かったのかもしれません。
そして、刺した相手が樹だったこと。父親の不倫相手の今日子を刺したなら、話しは違っていたかもしれません。
父親を奪った憎い女を刺したのですから。
しかし、現実は自分たちと同じように、妻から裏切りを受けている樹を刺してしまった。
そして、大地主の息子という鎖に縛られて自首はできなかったのでしょう。
贖罪の日々
多喜川はあの後逃げたため、その後百合子に罪を着せられたことは、すぐには知らずにいたのでしょう。
しかし、家族の味だった「百合子のお菓子」を食べられなくなり、自分の犯した罪の重さを知った時には
すでにかなりの時が経ち、百合子に子供がいたことも知らずにいたのかもしれません。
そんな日々を過ごすうちに、父が病に倒れ、百合子から託された手紙を渡されました。
と、いうことは、多喜川は自分がしたことで、罪のない女性が逮捕され、病死し、
挙句に子供がいた事実を、すべて知ったのはこの時なのかもしれません。
父親はなぜ百合子の手紙を持っていたのか…。
おそらく、息子が樹を殺してしまったことに気づいていたのでしょう。
自分がやるはずだったこと。今日子に感謝された時に、凶器が百合子の包丁だったことから
同じ包丁が自宅にあることなどから、息子だと気づき、百合子に会いに行っていたと思います。
しかし、そこでも代々の地主という、鎖が真実を閉じ込めてしまったのでしょう。
多喜川の贖罪
贖罪
善行を積んだり金品を出したりするなどの実際の行動によって、自分の犯した罪や過失を償うこと。罪滅ぼし。「奉仕活動によって贖罪する」
出典:goo辞典
現実を知った多喜川は、父が亡くなり遺産を相続したことから、七桜の力になる決心をしたのでしょう。
しかし、その日々の中で七桜の真の姿に触れ、彼女が作るお菓子に惚れ込んだのでしょう。
懐かしい「百合子のお菓子の味」
多喜川は、もうこの味を失いたくない。
それどころか、自分の為に作って欲しい。という欲も出てきたのかもしれません。
しかし、結局あの時の自分の犯した罪が、一生七桜を苦しめ、椿を愛しながらも憎み合うのなら
財産もプライドも捨てる覚悟が、やっとできたのでしょう。
しかし、異母兄弟である椿がいることで、おそらく椿は和菓子屋を営みながら
多喜川の土地も守って行くのではないでしょうか?
多喜川が罪を犯した根源は今日子にあり、包丁をすり替えなければ2人は憎み合わずに済んだから。
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