日テレ「私たちはどうかしている」除夜祭2日前に…。
大旦那提案の和菓子対決。血縁関係者だけが店を継ぐ、そのしきたりを宗寿郎自ら破る。
それがどれだけ大変なことなのか、椿にはよくわかっている。
そして、椿の前で宗寿郎は遺言書を燃やした。先祖代々のしきたりを破る覚悟を見せるように。
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気づいていた宗寿郎
宗寿郎は樹が結婚したい女性がいることを知りながら、店の品格を守るため、自身で樹の結婚相手を決めてしまった。
しかし、樹が亡くなり、椿が百合子と樹がキスをしていた。と言った瞬間にすべてを悟った。
椿は樹の子供ではないこと。そして百合子が連れてきたさくらこそが、実の孫だと。
DNAの鑑定書がなくても、すでに宗寿郎には確信があったのだ。
それは、さくらが作るお菓子からも感じていた。椿が同じお菓子を作っても、さくらのそれとは違う。
そして今日子が、樹ではない男を自宅にあげている。その人物こそ、椿の父親。
今日子に「椿とその男の顔は似ている」と、言ったことから、宗寿郎は相手が誰かも予想は付いていた。
自分の思いを息子に押し付けたことで、呪いにしばられた「光月庵」を自らの手で解放しなくてはいけない。
除夜祭が意味すること
多喜川があらためて七桜に確認した。
「除夜祭」の勝負に勝っても負けても、椿と会う最後の日になる。と。
確かに、どちらかが後継者になれば、どちらかが店に出入りが出来なくなり
もう椿と会う事は叶わない。そう思うと、七桜は店を飛び出して走っていた。
同じ頃、椿も胸騒ぎがして外を歩いていた。糸をたどるように橋の上で再会した2人。
七桜は自分の思いを告げた。
「憎くてたまらない、けどどうしようもなく椿を愛している」
何も言わず立ち去る椿。涙が止まらない七桜。
ふっと七桜の体を影が包んだ「泣いてたら帰れないよ」優しい椿の声だった。
確かに2人の気持ちは憎み合いながらも惹かれあっている。
除夜祭当日
いよいよ12月31日がやってきた。
部屋にはすでに大旦那と椿がいた。七桜は約束どおりお菓子を作った。
母と作りたかったお菓子
先に七桜から大旦那は試食した。そのお菓子は「腕」にいれられていた。
柚子の形をした練り切りのお菓子。
姫柚子の皮を使うことで、より香りも楽しむ事ができ、腕に入れて提供することで
中に柚子の香りが閉じ込められ、開けた時に広がる香りも楽しめる。
七桜が百合子と作りたかった「香りがなくならないお菓子」
一方椿はシンプルに「つばき餅」を提供した。つばきの葉で挟まれたシンプルな餅。
宗寿郎は一口食べて驚きを隠せなかった。
なぜなら、「光月庵」のつばき餅そのものだったのだ。誰も教えたわけではないのに…。
しかし、椿は父から最初に学んだ「つばき餅」を忠実に作り上げていた。
宗寿郎は、2人を部屋に待機させた。ある意図があったのだ。
今日子が廊下にいることに気づいていたのだ。
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