日テレドラマ「私たちはどうかしている」光月庵を愛した多喜川の存在

七桜はわずか6歳にして、母を失い孤独になった。しかし、「和菓子作り」が彼女の心の支えであり

唯一母から丁寧に教えてもらい、初恋の椿と「遊び」として、和菓子をたくさん作った。

児童養護施設から自立しても「和菓子職人」として働いたが、匿名で【人殺しの娘】と会社にメールが来たことで、行き場を失った。

 

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七桜を探す多喜川

七桜は母が【光月庵】で住み込みの職人として働いていた頃、椿が七桜の「桜」を気に入り

みんなから「さくら」と呼ばれていた。

母親は「大倉百合子」多喜川は、その娘【七桜】を探すよう、亡くなった父の遺言で行方を追っていた。

金沢では知らない人がいないくらいの、地主の若旦那でも、七桜の行方は掴めなかった。

なぜなら、おそらく自立する時、母との関係を感じさせないよう、名字を「花岡」に変更していたからだ。

しかし、七桜はわりと多喜川の近くにいた。行く宛もない七桜を見つけ、父から頼まれた百合子の手紙を渡し、その場から消えた。

 

「私はなにもやっていない」

たった一行だが、とても意志の強い手紙だった。七桜はやはり母親は【冤罪】だ。と改めて母の無念を晴らす決意をした。

それから、事あるごとに七桜の前に多喜川は現れるが、七桜が聞きたいことがある時にはもういない。

でも、確実に七桜の行動を見守り、必要な時には手を差し伸べてくれた。

 

多喜川の思い出

多喜川の家族の楽しみは、「光月庵」が毎月出す季節の和菓子を、家族揃っていただくことだった。

その「美味しさ」は今も忘れることができない。そして、その美しく美味しい和菓子は誰が作っているのか知りたくなり

和菓子を買いに行く父について行った、高校生の多喜川は、百合子の美しさに惹かれた。

「ひとつだけ白餡でご用意しました。」と、気遣いを見せる百合子。職人でなければそんな事は言わないだろう。

それから百合子と、百合子の作る和菓子のファンになった。

多喜川が「年上好き」と言ったのも、百合子に過去惹かれた思い出があるのかもしれない。

 

そして「椿が咲く季節」父が忙しく、自分が「光月庵」に出向いたが、店頭に百合子がいるので

恥ずかしくて店に入れなかった。そして事件は起き、百合子は店からいなくなり

若旦那も亡くなり、「光月庵」の和菓子を食べ慣れた者なら、すぐわかるほどに味も品も落ちてしまった。

 

百合子の忘れ形見

百合子には「七桜」という1人娘がいた。だからこそ、多喜川は百合子の姿を探すように七桜を探していたのではないだろうか⁈

そして、七桜は母親と同じく「和菓子職人」として働いていることを知り、15年前に店に入れず後悔した思いが蘇ったのではないだろうか。

実際に七桜の作るお菓子は、百合子を思い出させる。七桜は気付いていないが、「光月庵」で過ごした1年で

「光月庵」の味を完全に、しかも自然に再現できる舌を持ったのかもしれない。

多喜川は、15年前に恥ずかしさから、百合子からお菓子を買えなかった。

でも、もう大人になり、自分が大好きだった「光月庵」の味を失いたくない。そんな潜在的な思いから

七桜を火事から救い、山の斜面を転がり落ち気を失った七桜を必死に探し、助けたのではないだろうか。

 

そして、3年という月日の中、七桜の中に百合子を見ている自分に気づき始めている。

いつしか、それは七桜への恋心に変わっていったのではないだろうか。

しかし、七桜の気持ちは、いくら椿をにくんでも、椿を愛している。それは多喜川が一番知っている。

火事のショックと、椿に正体が知られたショックで、流産した七桜は痛々しい程にぼろぼろで

追い討ちをかけるように、今日子の嫌がらせの日々。1人でいつも耐え続けた七桜が店をください。と言った時

多喜川はどう思ったのだろうか…。

椿が店に来た時、ここは2人の店だ、公私ともにパートナー。と言ったのも実は多喜川の本心だったのではないだろうか。

しかし、七桜の気持ちを優先するあたりが紳士的で、素敵な男性。

でも、七桜から見れば、母を思う1人の男性としか映っていないのだろうか…。

 

もし、椿を「光月庵」の呪いから解放したら、七桜は多喜川と一緒になるのだろうか?

それとも、やはり椿も七桜以外信じられる人間がいない中、店に残り七桜と店を一緒にやっていくのだろうか?

もし、そうなったら多喜川は失恋してしまう…。親子に恋をし、成就しなかった男になってしまう…。

七桜と多喜川

七桜と椿

どちらも応援したくなるのは、七桜がひたむきにただ一生懸命だからだろうか?

どんな逆境も跳ね返す強い女性だからだろうか。

 

 

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