「ムチャブリ！」4話、伝説のワインに秘められた深い思いと、大牙の葛藤

浅海社長の狙いは、1店舗目の「プチボナール」を開店させたらすぐに5店舗同時開店。

 

しかし、雛子は「僕が君を選んでしょ」と言う言葉を思い出し、浅海の話しをまともに聞いておらず、

 

適当に返事してしまうが、5店舗展開の前に、もっと重大な問題が持ち上がった。

 

ワインの仕入れができなくなる！！

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ワインの取引先から電話が入り、今後プチボナールへのワインは卸すことができないという。

 

なんでも大手外食チェーンに、破格の大金で契約を持ちかけられ、専属契約を結んだらしい。

 

その外食チェーンはライバルの「野上フーズ」。これから1ヶ月後に5店舗をどうやって開店させるか。

 

よりも、今ある既存店のワインも無くなってしまう。先にそちらを優先すべきとなった。

 

友人の知美に相談すると、食品関連の会社に勤めているときに、国内に「幻のワインがある」と聞いたことがあると言う。

 

早速ネットで調べてみると、2,000円以下で手に入る手ごろなワイン。早速試飲のために1本注文！！

 

と、思ったら「プレミアム価格」となっており、サイト内では84,000円だった。ためらう雛子。

 

知美がスマホを取り上げ、注文してしまった。自腹が痛い雛子。しかし実物を試飲してみると、

 

社員の誰もが納得するワインだった。雛子も絶対に仕入れたい！！と思い大牙をつれて山梨へ向かった。

 

 

購入できないワインの意味

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ワイナリーに着くと、隣の葡萄畑で作業している女性がいた。雛子は声をかけ、事情を話すが

 

穏やかで人当たりの良い女性だが、キッパリと「売りません！」と言い放った。どれだけ食らいついても、

 

作業を手伝っても、理由は不明だが一滴ももう売らないと言う。作り手の夫が他界しているのもあるが、

 

頑なに売らない理由が解らなかった。プチボナールのシェフに料理をわざわざ持って来てもらって、

 

この料理と、ワインの相性の良さを証明しても無駄だった。そんなことをしているうちに電車がなくなり、

 

急遽旅館に泊まることになった。お土産売り場には、たくさんのワインがあり、代用になりそうなものがあるか

 

大牙と試飲することにしたが、おつまみを開けた際にテーブルの下にばら撒いてしまった。

 

その時に、恐竜のボールペンを見つけた。同じ秘書課だった柚ちゃんが「恐竜好き」なことから、2人でデートに行った。

 

と、勘付いた雛子だったが、大牙はなんとなく気まずそうだった。今まで人に合わせることが嫌いで、

 

デートでもどうしたらいいのかわからず、彼女が楽しかったのかどうかすらわからなかったという。

 

雛子はそんなに焦らなくてもいいんじゃないか！？というがなんとなく突っかかってくる大牙。

 

すると、同期が本社で昇進したらしく、自分はこんなちっぽけなところでくすぶっている場合じゃない。

 

と、苛立ちをあらわにし、いつも頼りないくせに美味しいとこだけ持っていく雛子が嫌いだとはっきり言った。

 

浅海から電話があり、どこから聞きつけたか、自分も以前行ったワイナリーに交渉に行って結果はどうか聞いてきた。

 

そして、浅海が以前行った時、オーナーの春乃は「嫉妬」だという。人生の全てをワインに捧げた夫。

 

自分よりもワインを愛していた。だからもうワインは手放さない。という。大牙と飲み直そうとすると、

 

春乃のワインがない。雛子は自分で冷蔵庫に入れて忘れていた。赤ワインでも少し冷やすと美味しいんだ。と言いながら

 

飲んでいると、ラベルの異変に気づいた。怒ってタクシーで帰りかけていた大牙を呼び止め、ラベルを読んでもらった。

 

 

ラベルに隠された夫からのメッセージ

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ワインの名前はフランス語で「私が大好きな季節」だったが、雛子がワインを冷やしたことで、

 

結露によりラベルが濡れて、文字が浮かび上がった。誰も知らなかったが、ラベルには特殊な加工がされていた。

 

翌日、春乃の元にいき、ラベルに水を吹きかけて文字を浮かび上がらせ「私の大好きな季節＝春が好きです」

 

ワインにしか興味がないと思っていた妻は、初めてこのワインは自分のことを思って作っていたのだと知った。

 

そこから話が進み、契約に漕ぎ着けたが、今あるワインはやはり売らない。けど、新たに春乃が作るワインを提供することになった。

 

そのために、繁忙期に必要な人材は会社の方で手配する約束で、無事に契約を取ることができた。

 

しかし、また帰り損ねた2人は、同じ宿に泊まること担った。するとそこに浅海が来た。彼の狙いは何・・・？

 

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