オシドラ「消えた初恋」8話、付き合うってどういうこと?
青木は大学に進学するつもりだったが、あまりにも理数系の点数が低く、今の状態ではかなり厳しいと言われた。
しかし、家庭教師にうってつけの教育実習生が来ると言うことで、青木は放課後に特別に個人授業を受けることになった。
かつては谷口先生の教え子だったらしいが、青木のような成績から、ぐんぐんと成績を伸ばし見事大学に入学した岡野と言う人物らしい。
岡野はとてもフランクに接してくれて、授業初日に「なぜ自分の書籍をあげようと思ったか」と言うことを話した。
きっかけは「恋」だった。好きな子が理数系に強く、自分は理数系が弱い。そこで同じレベルになるように、勉強方法を変えたらしい。
青木も「僕も同じようなものです」と答えると、相手の特徴などを聞き出し始めた岡野先生。まさか相手が男性だとは思っていない。
2人はある約束をしていた。テストで成績が良かったらラーメンを食べに行く。と約束をしていた。
岡野先生に習い始めてから、数学の成績はどんどん伸びた。しかし、岡野先生はある疑念を抱き始めた。
好きな女の子いるはずなのに、まだ手もつないだこともなく、男の子とばかり一緒にいる。どこか違和感を覚えていた。
最初に岡野先生が「彼女とはどこまで進んでるの?」と質問してきたが、青木は手すらに行ったことがなかった。
いつものように屋上でご飯を食べようとした時、毎週のルーティーンとして、朝屋上でモーニングを食べるカップルがいる。
そのカップルが昼食を屋上のど真ん中で食べていたので、なんだか屋上にいづらくなり、屋上へ上る階段でご飯を食べることにした。
そこで青木は思い切って、手を伸ばして井田の手に自分の手を重ねた。するといつも冷静で驚くこともほとんどない井田が
異様に驚いたため、青木は逆にびっくりしてしまった。それ以来井田は常に手はポケットに入れている。自分が手を重ねたのが悪かった。
そう思った青木は、岡野先生の授業に集中することにした。しかしすぐに態度に出てしまう青木は、自分の気持ちを隠しきれなかった。
井田に最近態度がおかしいことを指摘された。そこで、「この間手を重ねた時、異様にびっくりされて驚いてしまった。」と正直に打ち明けた。
すると井田はポケットに突っ込んだ手を出し、青木の手を握って自分のポケットに突っ込んだ。その中はとても暖かかった。
あの時驚いたのは、青木の手があまりにも冷たく、「冷え性」なのかと思い、常にポケットにカイロを温めていたのだ。
主題歌
オープニング
Snow Man
「Secret Touch」
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エンディング
なにわ男子
「初心 LOVE」
ちょうど2人が歩道橋の上で手をつないでいるところ、下から岡野先生が見ていた。彼が思っていた疑念は真実だった。
ただ自分勝手に、青木が男だから好きな子は女の子だろうと決めつけていただけなのに、相手が男だと知ると距離を取るようになってきた。
そして約束のラーメンもなくなってしまった。また自分の気持ちが表情に出てしまう青木は、放課後に資料まとめる作業を頼まれた
あっくんや、橋下さん、井田に心配されてしまった。そこで歩道橋でのことを岡野先生に見られてしまい、それから距離を置かれていることを話した。
でも1番悔しかったのは、点数が上がったらラーメンをおごってくれると言う約束がなくなってしまったこと。それを楽しみにしていたのに。
出来上がった資料を届けに職員室に行った、青木と井田。2人が来たので岡野の視線が気になったが、井田は岡野に直接抗議しようとした。
しかし青木は止めた。その頃職員室では岡野先生は谷口先生と思い出話をしていた。当時は厳しい先生だったらしいが、
長年教師をしていると、厳しくするよりも、生徒それぞれの個性を大切にすることが1番重要だと気づいたと言う。それを聞いて考える岡野先生。
考えてみれば、人がどんな人を好きになろうとそれは自由だ。たとえ性別が違ったとしても、性別同じだとしても、好きになったら仕方がないことだ。
岡野は自分の枠に青木を当てはめて、勝手に距離を置いてしまっていたことに気づいた。
井田は青木の気持ちを考えて、放課後に一緒にラーメンを食べに行くことを約束した。楽しみにしていたラーメンがなくなってしまったこと、
その穴埋めを井田はしてくれようとしていた。部活が終わると、雑用があり少し遅れることになった。しかし部員の1人が事情を知っていて、雑用代わってくれた。
急いで約束のラーメン屋さんに急ぐ井田。その頃青木は、井田からのメールを見て、先にラーメン屋さんへ行こうと急いでいた。
しかし途中で初老の男性に道を聞かれ、丁寧にホテルの前まで連れてきた。すると男性が財布を取り出した。
その時岡野先生が現れて、青木の手を掴んで走り出した。青木が何かやましいことをしていると思ったのかもしれない。
しかし青木はただ道を案内しただけだった。それを説明しても分かってもらえなかった。ちょうどそこに井田が来た。
2人は偶然にも走ってきた場所が、ラーメン屋さんの前だった。すると井田が岡野に「一緒にラーメン食べませんか?」と誘ってきた。
すると岡野は、自分の枠に当てはめて2人を見ていたことを申し訳なく思ったのか、「僕がおごるから食べよう」と言ってラーメン屋に入っていった。
すると出てきたラーメンは、味噌ラーメン、醤油ラーメン、塩ラーメン。3種類それぞれ違うラーメンが出てきた。
3人のそれぞれのお気に入りのラーメンが違うと言うことだ。岡野はなんとなく谷口が言っていたことがわかってきた気がした。
そこで、お酒と餃子を注文し、2人にはウーロン茶を注文してくれた。しかし飲み過ぎた岡野は完全に潰れてしまい、
井田が背負って帰ることになったが、改めて考えてみると、どこに送っていけばいいのかわからなかった。内心重くて、その辺に置いて行こうと思っていた井田。
しかし、青木はそんなブラックな一面の井田を見て、ちょっと嬉しかった。いつも真面目で、優しい井田。やっぱり青木は井田が大好きだ。
改めて、2人が付き合っていく事は、急ぐことではない。自分たちのペースで、進んでいけばいいとお互い気持ちを確認し合うこともできた。
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