オシドラ「消えた初恋」2話、応援しているはずの恋がわけのわからない方向に進む
高校では文化祭が迫っていて、青木達の2年3組では「シンデレラ」を演じることになった。
そして青木が初恋を応援したい橋下さんは、「大道具係」に立候補した。これはチャンスと思い青木は井田を推薦したが
井田は訳がわからず、結局青木と井田両方が大道具係になってしまった。これで橋下さんと井田は近づくことができるのか?
結局3人大道具係となった。そこで青木はなんとか橋下さんに、井田と少しでも話せるようにチャンスを作ろうとした。
でもせっかくチャンスを作っても、いつも親友のあっくんがそのチャンスをつぶしてしまう。でもあっくんにそれを言うことができない。
橋下が井田を好きな事は2人だけの秘密。青木が2人のチャンスを作ったこと、そしてあっくんがそれを邪魔していることを、あっくんに伝える事はルール違反。
一生懸命チャンスを作ろうとするな、作ろうとするほどに、青木が空回りしてしまい、ミスを犯してしまった。
すでに他の人たちが作った大道具に、絵の具をゆすぐ水をぶちまけてしまった。すぐに拭こうとするも、水で絵の具がぐちゃぐちゃになってしまった。
そこにみんなが来て、本当は橋下が水入れにぶつかって倒れたのだが、青木が「俺がやった」とかばった。
すると井田が「これくらいなら何とかなるでしょう」と、一緒に絵の具がぐちゃぐちゃになってしまった部分の修正に付き合ってくれた。
おかげで帰りが遅くなってしまったが、これは橋下と井田が二人っきりで帰るチャンスだと思い、帰る方向を聞いてみると、
あっくんと橋下さんが一緒で、青木と井田が同じだと言う事実が判明し、この計画は失敗した。それどころか青木が井田を意識するきっかけになってしまった。
何か話しかけられても、橋下との約束を守るために、肝心なことを言えないため、井田の誤解を招いてばかり。
帰宅してお風呂に入ると、髪を洗いながら思い出すのは井田の言葉ばかり。橋下が井田を好きになる気持ちがわかる。
あのさりげない優しさに、青木までもが井田に恋をしそうになってしまう。
青木は大道具係で、馬を作らなくてはいけなかったが、誰が見ても馬には見えないものだった。
そこに井田がきて、さりげなく絵を修正してくれた。あっという間に馬らしい絵に変わって、青木は感動してしまった。
そして水をこぼした時も、率先して絵を修正して、前よりもきれいな木に仕上げてくれた。
そして水をこぼしたと言う話を機に、「落ち込むな」と励ましの言葉をかけてくれた。決して責めないその優しさに、青木は井田の良さがわかった気がした。
なかなか2人のチャンスを作れない中、橋下に謝る青木だが、橋下は「少ししゃべれただけでいい」と喜んでいた。
自分の情けないところばかり井田に見られ、応援すると言ったはずの橋下にチャンスを作ることもできない。
それなのになぜか、自分の気持ちが井田に自然に向いている。自分が好きなのは橋下さんなのに
思い返すのは、井田と一緒に修正した大道具や、会話の1部だったりする。これじゃまるで自分が井田に恋しているみたいだった。
井田の誤解もまだ解けていない。でもその誤解を解く術もない。橋下が自分の気持ちを井田に伝えない限り、この誤解は解けない。
文化祭の当日がやってきた。しかし実行委員から知らされたのは、主役の2人が昨日夜遅くまで、外で自主練をしていたため、
2人揃って熱を出し、今日は欠席とのこと。つまり主役のいないシンデレラになってしまう。そこで代役を立てることになったが、
他の人たちは、照明や衣装など、舞台と同時に進行する係をやっている人たちもいる。そこで目をつけられたのが大道具係だった。
大道具を作ればおしまいで、当日やる事はなかった。そこでみんなが橋下をシンデレラに推薦したが、橋下は恥ずかしくてやりたくなかった。
すると青木がみんなの前に出て、「俺がやる!俺の方が絶対似合うから!」と言ってシンデレラに立候補してしまった。
そして自動的に王子様は井田に決定した。橋下をかばうためとはいえ、青木はシンデレラに立候補したことを後悔してしまったが、
時既に遅し。カンペを見ながらシンデレラを演じる青木。そして12時の鐘が鳴ると帰らなくてはいけない。
その時青木は履き慣れないヒールで、本当にこけてしまった。そこにタイミングよく井田が助けてくれたので、本当の王子様とお姫様のようだった。
誰もがそのシーンに感動した。何よりドレスを着たシンデレラの青木の美しさにみんな感動していた。しかし恥ずかしくてすぐに衣装を脱いでしまった。
一方の井田は、王子様役があまりにもはまりすぎて、みんな一緒に写真を撮りたいと言って、衣装のままみんなと写真を撮っていた。
青木のところに橋下が来て、自分をかばってくれたことに感謝した。しかし青木は言えなかった。自分が舞台で転びそうになったときに、井田が支えてくれた。
その時本当に胸がときめいてしまったのだ。なんだか橋下を応援すればするほど、井田の良さがわかり、青木は自分の気持ちに混乱していくのだった。
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