「君となら恋をしてみても」4話、告白の答え、学校をさぼった2人、花火大会
2人は期末テストを何とか乗り越えた。龍司は一番回避したかった、夏休みの講習も回避できた。
そして、龍司は天が言ったことを考えていた。お店の手伝いもいつもと違うと母も首をかしげていた。
しかし、彼は彼なりに真剣に考えていたのだ。そして、「答えはいらない」と言ったが龍司にはその選択肢はなかった。
コンテンツ
天への告白の答え
もちろん龍司は同性から、「恋愛対象」として見られた経験もなかったし、自分がその対象になるなんて思ってなかった。
確かに、天が「同性愛者」だと知っていて友達になった。そして「自分をごまかさなくてもいい」と言った。
それでも「どのタイミング」で天は自分のことを、恋愛対象として見始めたのか!?思い返してもわからない。
そして、天は「答えはいらない」と言っていたが、龍司の中ではこの天の気持ちへ何かしらの「答え」を出さなくてはいけない。
と、考えていた。でもあの日以来会っていない。もしあったら「どう話していいのか?」今までどう接していたのか!?
わからなくなってしまった。そして夏休み前の修了式の日が来た。教室へ行って天にどんな態度を取ったらいいのだろうか!?
原作
窪田マル
「君となら恋をしてみても」
君となら恋をしてみても 1 (書籍扱い花丸コミックス) [ 窪田 マル ]
主題歌
OP
the shes gone
「きらめくきもち」
ED
osage
学校をさぼった2人
学校へ行くために、「江の島」の駅の改札を通った龍司。珍しくホームに天がいた。駅で行きに一緒になることは初めてだった。
天は何事もなかったように挨拶をしてきた。龍司もどことなくぎこちないが挨拶を交わした。
「天の告白に対する自分の気持ちを伝えなくては」と龍司は思って切り出そうとしたが、それを遮るように、
電車が入ってくるアナウンスが流れた。このままだと天が乗ってしまう。龍司は天の手を引いて駅から出た。
天は「龍司君が学校をさぼるなんて」と言いながらついてきたが、やはり龍司はどんどん歩いていく。
龍司は「なるべく学校から離れたい」という思いで、うちの近くにある神社に来た。そして階段に座るように天に促した。
天は龍司が何を言うのか、びくびくしながら隣に座った。すると隆二は「この間の告白の返事だけど・・・」
と切り出した。天は「答えはいらない」と言ったはずだった。それでも龍司知りたかったなぜ自分なのか!?
それを知ったうえで答えを出したかった。すると天はあっけらかんと、「初めて会った時にワンチャンあれば!!」
とがっつり「エロ目線」を向けていたという。しかし、その思いから龍司と触れ合うたびにこころが本当に惹かれていくのに気付き、
この気持ちを自分の中に、抑え込むのは無理になり、あの日突然告白したと打ち明けた。すると龍司は「こんなうやむやな気持ちでも」
と、こころの中で思いながら、天に自分の気持ちを伝えた。「はっきり言って同性を好きになるとかよくわからない。」
「でも、自分の中でちゃんと考えて答えを出すから、それまでしばらく俺に片思いをしていてくれないか?」と答えた。
それは、天に「期待」を持ってもいいという答えのようにも聞こえた。それから学校へ行き、
2人仲良く職員室で怒られた後、廊下で龍司が立ち止まり「8月22日何してる?」と天に聞いてきた。江の島の花火大会だった。
江の島の花火大会
天は舞い上がるほどにうれしかった。自分はもう「恋」しないと思っていた。でも龍司は自分の気持ちを受け止めてくれた。
そして「花火大会」に誘ってくれた。そのまま夏休みに入った。天は毎日暇だった。クラスメイトとカラオケに行ったが
龍司はいなかった。夏休みのため「定食屋」は繁忙期で龍司は夏休みどころではない。でも、天は自分の気持ちを抑えられず
店まで来てしまった。でも忙しそうにしている龍司を店先で見て、声をかけずに帰った。それで満足した。
メールは冷やし中華を食べた日以来来ていない。夏休みの宿題に取り掛かってもどこか物足りない。
天は勇気をもって自分から、「花火大会、入り口に16時30分集合」とメールを送った。返事はなくてもそれでよかった。
そして、当日になるとそわそわして、いろんな服を出してきていくものをコーディネートした。
落ち着かない。祖母に注意されても、これ以上家にいるのも落ち着かずに家を出てきてしまった。
まだ2時間も前だが、観光気分も味わいながら会場に向かった。そして入り口の鳥居のところへ来た。
もうすぐ約束の時間。終業式の日以来会っていない。来てくれるだろうか!?不安はあったでも、「天」と呼ぶ声に振り向いた。
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