「顔だけ先生」10話、チアリーディングの三条が起こした事件
遠藤は日本史の教師で、臨時講師である。そのため自分の受け持つ時間以外は自由。
遠藤は生徒たちの前で、思いもよらぬ姿になって現れた。歌舞伎のメイクをして授業しようと言うのだ。
しかしそれには意味があり、歌舞伎の結生である「隈取り」の色にはそれぞれ意味があると言う。
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赤い化粧の意味
隈取りで赤はヒーロー的な意味を表していると言う。それが今に言う、戦隊モノのヒーローのリーダーにつながっているかもしれない。
すると生徒たちは興味を持って、「じゃぁ青色は?」と質問が飛んできた。遠藤は「青色は怨念等を示し、代々成田屋に伝わる色」だと言う。
この授業は生徒たちに概ね好評だったが、これが後に大事件に発展するとは誰も思っていなかった。
職員室では、次の「オープンキャンパス」に向けて何か目玉になる出し物がないか話し合っていた。
教頭は良いアイディアを出した者には、学校の創立80周年記念のチョコレートをプレゼントすると言う。前にもこんなシチュエーションがあった気がする。
しかし、それほど目立った企画は出てこなかった。すると中村先生がチアリーディングに目をつけた。
今センターを務めている三条が、人気がありSNSでも書き込みが多い。その中に政界でも権力のある父を持つ息子がコメントをしている。
教頭は権力に弱く、すぐにそちらになびいた。三条をオープンキャンパスの目玉にして、来年度の生徒集めたいと言う。
そこで顧問をしている藤嶋に、オープンキャンパスの日にチアリーディングを披露してもらうようにかけやった。
藤嶋は三条に絶対に参加するようにお願いしたが、彼女はそれを拒否した。絶対に参加しないと言う。かたくなに拒んでいる理由は何なのだろうか。
ちょうど同じ頃三条は、クラスの中でも孤立し始めていた。仲が良かったグループからも孤立するように、自分から背を向けていた。
オープンキャンパスに現れた三条
結果的に三条は、オープンキャンパスの日に学校に来た。しかし遠藤がしていた隈取りのメイクをして、チアリーディングを行った。
もちろん結果は最悪なものだった。みんなチアリーディングをする笑顔を見に来たのに、隈取りで踊る三条に批判は集中した。
なぜそんなことをしたのかと、自宅を訪ねて亀高と遠藤が話を聞きに行くが、三条は上下スエットを着て、ぬいぐるみに抱きついているだけ。
亀高の質問には、すべて母親が気持ちを代弁していた。するといきなり彼女は立ち上がり全て違うと言う。
特に市川が学校辞めた時からずっと疑問に思っていた。彼は自分の足で立ち上がった。でも自分は周りが敷いてくれたレールの上を歩いている。
それはまるで、小さな子供が高校生の制服を着ているだけの中身のない自分だった。そんなことに嫌気がさして、すべてを投げ出したくなった。
だからオープンキャンパスの日も、反発の気持ちでメイクを友達にしてもらい、チアリーディングを行った。
それからと言うもの三条は、日に日に姿が荒れていった。かわいいものが大好きな母親は、毎日娘が可愛い姿がみたくて、髪型もいつも可愛くしていたが、
母に髪を縛ってもらうのをやめた。結果的にぼさぼさの頭で登校した。ちょうどその頃新しく発注していた、チアリーディングの衣装がなくなった。
顧問である藤嶋は、まっさきに三条を疑い、彼女が否定してもそれを聞こうともしなかった。
そして次の日には体や顔に、自分を誹謗中傷する言葉をマジックで書いて登校した。
亀高が急いで別の教室に連れて行き、除光液のようなもので、マジックで書いた言葉を全て消していた。
亀高はふと思った。彼女のSNSに書かれた誹謗中傷の言葉。それを彼女は体中に書いていたのだ。
周りのみんなだけがどんどん大人になっていって、自分だけが子供のまま取り残されている。そんな不安が彼女をかり立てていた。
そこに早坂先生を含む数名の生徒が、ちんどん屋のような格好をして、教室に入ってきた。そして招待状を2人に送った。
2021年10月9日スタート新オトナの土ドラ「顔だけ先生」概要
新ドラマオトナの土ドラ「顔だけ先生」1話、月10万あれば幸せな自由な先生
オトナの土ドラ「顔だけ先生」2話、文化祭の伝統的イベントが救われる
オトナの土ドラ「顔だけ先生」3話、市川の提案で10年後の同窓会
「顔だけ先生」4話、モンペとのバトルの因縁に教師が職員室登校?
なくなったユニホームの行方
チアリーディング部が、次の試合のために新しく発注したユニフォーム。その1部がなくなっていた。
藤嶋は1番に、今言動がおかしい三条を疑い、話を聞こうともしなかったが、ある教室の前を通りかかると、ミシンの音がした。
中を覗いてみると、なくなったはずのユニホームが解体され、運動は楽しそうにミシンをかけていた。
「ユニホームがまたようなので使ってます」と言って勝手に、ユニフォームを違う一緒に作り替えていた。
三条が言っていた事は真実だった。でもそれを信じてあげなかった自分が、彼女に申し訳なかった。
亀高と三条が招待されたのは、何もないライブハウスのようなところ。2人が現れると、隈取りの化粧した同級生が2人出てきた。
しかし、音響がうまくいかなかったらしく、遠藤が衣装のまま出てきた。その代わりに生徒たちは音響を修正しに奥に引っ込んだ。
遠藤は亀高達の近くに行くと、三条に「親や周りに言われるまま、やってきたことって、それだけ周りに応援してくれる人がいると言うことではないですか?」と彼女に問いかけた。
すると、亀高がその意見に激しく同調し、三条に自分の気持ちを一生懸命伝えた。しかし途中から自分の推しの話へと変わってしまったので
遠藤は、衣装で亀高を隠した。ちょうど音響も直り、舞台が始まった。どうやら2人に捧げる応援のミュージカルのようだった。
しかし拍手喝采の亀高に対して、三条の姿はどこにもなかった。ミュージカルが始まると同時に、2人の言葉に目が覚めたのか、会場を後にしていた。
そして翌日、今まで通り母親に髪を縛ってもらい、可愛くしてもらった上で登校し、チアリーディングの練習にも参加していた。
しかも朝早く登校し、登校してくる生徒たちに向かって、応援をしていた。藤嶋が注意をすると「生徒たちみんな応援してるんです」と答えた。
藤嶋はそれ以上何も言えなかったが、先日ユニホームがなくなった件で、1番に彼女を疑ってしまったことを謝罪した。
そして「好きにしろ」と言って職員室へ向かった。彼女はそのまま登校してくる生徒たちを応援し続けて、爽やかな朝を迎えていた。
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