涌井と尾崎。2人が仕組んだこととは…その目的は?「青野SP」最終回

岡部は職場に過去の事件が知られてしまい、解雇となり婚約も破棄となった。過去のことを明かされたことにより、全てを失った。

 

その怒りの矛先は、元勤務していた赤嶺中学の校長木島にむけられた。彼がすべてを誰かに話したと思ったのだ。

 

自宅の3Dプリンターで拳銃を作り、木島を待ち伏せし、木島の腹を撃ち抜き怒りをぶつけた。

 

 

コンテンツ

意識不明の木島

岡部に襲われた木島は意識不明の重体となり病院に運ばれた。意識は戻らない。真実は誰が知っているのか?

 

嶋田の事だから無茶をしてでも、木島に真相を聞こうとするだろう。それを三枝が一生懸命止めていた。

 

しかし一方で、ある疑念が浮かんだ。それは岡部が逆に涌井と尾崎にはめられたのではないだろうか?

 

でも、岡部は自分がハメられたことを知らず、自ら生徒を襲ったとして、学校去っていった。

 

しかし、真相は違う。と嶋田はにらんだ。根拠はあった。涌井と尾崎の高校の進路が一緒だったこと。

 

そして岡部の家の家宅捜索から押収された通帳と、解約された生命保険の書類が発見され、事件直後岡部は誰かに多額のお金を振り込んでいる。

 

 

真相を確かめるために、嶋田は3年1組の教室に常に盗聴器を仕掛けていた。それは電池式の盗聴器のため、同じクラスの成田が協力して交換していた。

 

成田は以前に、嶋田にSNSに誹謗中傷したことを咎められ、それ以来嶋田を信頼し様々な情報提供を行っていた

 

その見返りに今回もらったのは、携帯できるペンライトだった。不満を漏らす成田に「痴漢に遭ったら、目潰しぐらいできる」

 

これが後に嶋田を救うことになるとは誰も思わなかった。嶋田はまだ木島にこだわっており、いつ岡部が来るかもしれない病室に、

 

警察が配備されているので逆手に利用し、三枝に警備を交代させ、自分は病室に入り、無理矢理木島に話をさせた。

 

もちろんその根拠をしっかり提示し、その真相を確かめるためだった。根拠とは岡部がなぜ大金を振り込んでいるのか

 

考察

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大金の行方

木島は何度も傷口を攻めてくる嶋田に、何も話そうとはしなかったが、嶋田が持ってきたある書類を見て全てを話すことを決めた。

 

そのお金は涌井美月の慰謝料として、岡部自身から支払われたお金であること。事件が明るみになる前に、木島と小川先生は自宅に謝罪へ向かった。

 

その時母親が、「慰謝料」として求めたが420万円。娘が心に受けた傷を考えれば当然の値段だと言う母親に、

 

校長たちは素直に従い、岡部に事情を話し、慰謝料を支払うことにより、事件公にしないことを約束した。

 

そして岡部は、木島に新しい職場を用意してもらい、学校退職することになった。それがそもそもの赤嶺中学の隠蔽の始まりだった。

 

 

しかし嶋田は支払われた金額が420万円と、中途半端な金額であるとことと、涌井が希望している高校の3年間の授業料がその金額と一致することに疑問を持った。

 

だからこそなおさら、涌井と尾崎は2人して岡部をはめお金を騙し取ったのではないかと疑い始めた。

 

しかし、心配事は他にもあった。岡部が拳銃を持ったまままだ見つかっていない。と言う事は木島を逮捕し、事件を公にした嶋田を狙う可能性がある。

 

しかし岡部は思わぬ場所に現れた。それは涌井のアパートだった。ちょうど尾崎が3者面談を終えて、その結果を伝えに来たところだった。

 

しかし、近くにいた男性が不審に思い声をかけた事と、尾崎が常備している防犯ブザーを鳴らしたことにより、岡部は逃げていった。

 

となると、次は岡部は中学校に来ることが確実である。そのため学校周辺を警察が警備することになった。

 

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事件の真相

尾崎と涌井は、アパートの下で島田が自分たちを疑っていることを話した。「勘がよすぎる」と岡部を自分たちがはめたことを話していた。

 

嶋田はすでに、涌井と尾崎が危ないと言う事は気づいていた。そのため、涌井に真相を聞こうと教室へ向かった。

 

そして涌井だけでなく、尾崎も一緒に呼び出して別室に連れて行こうとした。しかし2人は反抗した。

 

どうして自分たちが、嶋田に話を別室でしなければいけないのか納得がいかないと尾崎がはっきりと島田に詰め寄った。

 

そこで、2人が納得しないならば、教室で話すしかなかった。2人が進学を希望している建築関係の高校のフライヤーを机の上に叩きつけた。

 

「岡部が支払った420万円と、この学校の3年間の学費が420万円と一致している。だからこそ岡部に慰謝料としてこの中途半端な420万円を支払わせたのではないのか?そのために尾崎が、涌井にわざと岡部に襲わせるように仕組んだのではないのか?」

 

すべてを嶋田に見抜かれていた。大人の身勝手さに自暴自棄になっていた。尾崎の父親はやはり教育委員会の尾崎だが、浮気ばかりして離婚した。

 

そして、慰謝料だけお支払い、子供のことを気にしない。そんな大人の信用できなかった。そんな時に涌井が岡部に襲われていることを知り、

 

岡部から涌井を守った。そして涌井も大人に対して良い感情を持っていなかった。母親は体が弱く、夫に対して何も言えなかったが、

 

子供のためにお金を使う父親ではなかった。そのため自分が行きたい高校に進学できる希望は持てなかった。

 

そこで尾崎の提案により、岡部を騙してお金を手に入れることを思いついたのだった。そして母親は、慰謝料として「420万円」を要求したのだった。

 


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